ぺんてるスマッシュとグラフ1000どっちが書きやすいのかを個人的に比較・検証

ぺんてるスマッシュ・グラフ1000

以前の記事でも紹介した、ぺんてるスマッシュ。
個人的な書きやすいシャーペンランキングでも間違いなく上位に食い込んでくるシャープペンです。

スマッシュはぺんてる社の製図用シャープペンシルであるグラフ1000を一般向けに書きやすくするというコンセプトで発売されたシャーペン。

グラフ1000も相当売れているシャーペンで、実際に書きやすい事に間違い無いのですが、一般的な用途で使用した場合にどちらが書きやすいのかを自分なりに考えてみました。

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スマッシュとグラフ1000の比較

外観・デザインの比較

サイズ感

スマッシュとグラフ1000を比較すると、グラフ1000の方が長めの作りになっています。
太さはほぼ同じで、重さは2gスマッシュの方が重たいようですね。

仕様比較

スマッシュ
サイズ/重さ:11×9×139mm/13g
材質:軸:ABS グリップ:真鍮、シリコンゴム ノック部:真鍮、NBRゴム クリップ:鉄
芯径:0.5mm

グラフ1000
サイズ/重さ:10×8×145mm/11g
材質:軸:アルミニウム、再生ABS グリップ:シリコンゴム クリップ:鉄 先金:真鍮 ノック:真鍮、POM、ABS
芯径:0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.7mm、0.9mm

芯硬度表示窓

また、場所は違いますが両方とも芯硬度表示窓がついています。
もともとが製図用であるグラフ1000に芯硬度表示窓がついているのは当たり前ですが、スマッシュに関しては、一般向けのコンセプトであるにかかわらず芯硬度表示窓ついているのは面白いところ。

ちなみにグラフ1000の芯硬度表示窓は、3H、2H、H、F、HB、B の6表示。
スマッシュは、4H、3H、2H、H、F、HB、B、2B の8表示となっています。

大きく違うのがグリップ部分

スマッシュのグリップは小さな正方形のラバーがボツボツと出っ張っており、グラフ1000は細い長丸のゴムが出っ張っている作りになっています。
ラバー部分の出っ張り具合は、スマッシュの方が若干出っ張り気味。

ペン先の形状

スマッシュとグラフ1000のペン先形状の違い
もう1つ、大きく異なるのがペン先の形状。
グラフ1000は階段状 の「ステップヘッド」になっており、スマッシュは円錐スタイル。

製図では細かな線を引くことが多く、そのため常にペン先まわりの視界をよくする必要があります。
円錐型の斜めのラインより階段状になっている方が段差の分だけ細かな部分がよく見えるためこのような形状になっているのですが、一般用途であれば円錐型でも問題はありません。

ちなみに私は円錐型で視界が悪い・見づらいと感じたことはありません。

全体デザイン

全体的なデザインについては、どちらも同じレベルで甲乙つけがたいです。
スマッシュの全体的にオーソドックスな形状は多くの人に受け入れらるデザインですし、グラフ1000の角張った形状も悪くはないです。

個人的には最初はグラフ1000の方が良いなと感じましたが、使っていくうちにスマッシュも悪くないと感じ始めています。
どちらも細部にこだわりが感じられますし、そのこだわりをシンプルな形状に盛り込んでいる作りがなんとも良いです。

スマッシュとグラフ1000のグリップ感

外観の説明の際にグリップ部分の違いを記載しましたが、実際に手にとって書いてみると、スマッシュの方がグリップ力は高く感じます。

小さな正方形が凸凹している分、滑っても次の凸凹がカバーしてくれる感じでしょうか。
逆にグラフ1000の方はグリップ部分にラバーを使っているのにかかわらず若干滑りそうな感じがします。
手の状態にもよると思いますが、特にこの蒸し暑い時期で手が汗ばんでいる時は間違いなくスマッシュに軍配が上がりますね。

このグリップの安心感がグリップする上での力加減にも影響するため、比較するとグラフ1000で書いている時の方が疲れるような気がします。

尚、ラバーのよさは滑り止め効果がある点ですが、デメリットもあります。
弾力がある分、ギュッと握ると凹んでしまうんですよね。
製図の世界のように精密な線を引く分野ではちょっとしたグリップのフィーリングの変化が成果物に大きく影響してしまいます。

そこで考えられたのが、金属に穴を開け、そこからラバーを出すという方法で、この方法ならラバーならではの滑り止め効果が得られ、ギュッと握りこんでも金属があるので安定したグリップも得られるという考え方です。

そういった観点で考えると、グラフ1000のラバーの出っ張りがスマッシュより少ないのが理解できますね。

ローレット加工の方が良いのではという意見もありますが、重量にもこだわってるからこそのラバーなのだと思います。

スマッシュとグラフ1000の重心の違い

スマッシュとグラフ1000の重心

上の写真はスマッシュとグラフ1000の重心を確かめるために撮ったものです。
上がグラフ1000で、下がスマッシュ。

斜めから撮ってしまったので少々分かりづらいかもしれませんが、スマッシュの方が重心がペン先に来ています。(低重心)

これはペンを持つ人にもよりますが、一般的には低重心のペンの方が書きやすいと言われており、実際に私自身も低重心のペンの方が書きやすく感じます。
この重心バランスも、持った時の安心感につながるんですよね。
ですので、バランス的な部分でも私としてはスマッシュに軍配が上がります。

芯径

スマッシュは 0.5mm しか販売されていませんが、グラフ1000では0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.7mm、0.9mmと5種類のバリエーションがあります。
芯径の種類数ではグラフ1000の方に軍配が上がりますが、以前はスマッシュにも別の芯径が販売されておりました。
しかし販売状況の問題か、仕様上の問題なのか現在では0.5mmしか販売されておりません。
0.5mm以外のスマッシュを見つけたら即購入はしたいのですが。※アマゾンなどでは価格が跳ね上がってしまっていますので手を出せないです。

最終的にスマッシュとグラフ1000どちらが書きやすいのか

これまでの文章からも伝わるかと思いますが、私個人的にはスマッシュの方が好きです。
数あるシャーペンの中でも本当に書きやすいシャーペンですので、ちょっとシャーペンにこだわってみたい方は是非試してもらいたいです。

ただ、グラフ1000を普段使いで使っていて好印象を持たれている方も多いのは事実。
私の場合、最初に手に取った印象・感触からスマッシュを使う機会が圧倒的に多くなっていますが、優先的に数週間グラフ1000を使い続けてみれば、改めて違う発見が見つかるかもしれませんので試してみたいと思います。

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コメント

  1. 通りすがり より:

    スマッシュは元々はグラフ1000の後継機として、製図用のシャーペンで発売されました。
    その時の芯径は0.3mm、0.7mm、0.9mmもありました。
    グラフ1000を見切りセールにして、製図用シャープの什器の合いた部分にスマッシュを入れる販売店が各地で見られました。

    ただスマッシュの工作精度が非常に悪く、特に0.5mmと0.3mmはノックもろくにできない不具合品が多かったために人気を失いました。
    その後も0.5mmだけは細々と生きながらえてきましたが、その間に結構色々な仕様変更や改善が重ねられて、発売当初とは見た目も操作感も別物になっています。

    とは言え、個体差やロット間のバラツキが大きく、アタリを引くかハズレを引くかで、評価がかなり分かれるとこところは、昔の粗悪品と叩かれまくった時代の製品と比べても大した進歩がないように感じられます。

    • Stationery Life より:

      通りすがりさん、初めまして。
      貴重なコメントありがとうございます。

      0.3mmに関してはそういった時代背景があったと聞きますね。

      私自身、スマッシュは0.5mm以外使用したことがないので分からず、また0.5mmでもハズレを引いた事もなく良いイメージしかありませんでしたが、これまでの長い年月の間に様々な仕様変更や改善があり今のカタチがあること大変勉強になりました。

      今後とも宜しくお願いします^^