【LAMY dialog 3】デザインだけじゃない、最高の筆記感を味わえる実用性の高い万年筆

万年筆

本日は私のお気に入りの万年筆であるLAMY dialog 3を紹介したいと思います。

LAMY(ラミー)の万年筆といえば、真っ先に思い浮かぶのがSafari(サファリ)。スチールニブですがデザイン性が高く、かつ書きやすい、しかも4000円程度で購入出来るので万年筆の入門でオススメされる1本ですよね。

LAMY Safari
私も2本ほど LAMY Safari を保有しており、気軽に使える万年筆として重宝しています。

今回紹介する LAMY dialog 3もツイスト式のキャップレス万年筆で、さすがLAMYと言わんばかりのデザイン。ちなみに dialog 3は、フランコ・クリヴィオという世界でも著名なデザイナーとのコラボで完成された万年筆です。

実は私、LAMYの万年筆に関してデザイン性というイメージばかりが先行してしまい、このdialog3を手に入れるまでLAMYの金ペンには興味を持っていませんでした。偏見で申し訳ないですが「LAMY = おしゃれ」という感覚が先行してしまい、金ペン買うのであれば書きやすいと定評のある別のブランドに目が行ってしまっていたんです。

このdialog3を購入後に何名かの万年筆仲間に聞いて試筆してもらいましたか、LAMYの金ペンを持ってないという方が大半でしたので、私以外にも同じように感じている方も少なからずいるのでしょう。

そんな偏見から入ったdialog3ですが、実際に購入して筆記したところ、驚くほど素晴らしい筆記感を味わえました。

一言で例えるのであれば、万年筆を使う前に私がイメージしてた万年筆の書き味。

もちろん購入直後から主力万年筆となりましたよ。

今回はこのdialog3のデザインとギミック、そして書き味についてお話ししたいと思います。

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LAMY dialog3のデザイン

LAMY dialog 3

こちらがダイアログ3の通常時(筆記しない時)の形状。筒状のボディにクリップがついているシンプルなデザインです。

クリップ側からペン先が出るタイプで、上がペン先を出したところ。

出したペン先部分の撮影もしたので、クローズアップします。

ボディからペン先へのラインが洗練されていて本当にイケメンですね^^

ボディはピアノブラック、ピアノホワイト、ブラック、パラジュームの4種類が発売されていますがパラジュームコーディングのものを私は選びました。

少しパラジウムについて簡単に説明しますと、パラジウムはゴールドや白金プラチナと同じ貴金属で、プラチナと同じ白金族元素の一つで、柔らかい銀白色の金属で、合金として使用される事が多いものです。

例えばホワイトゴールドで、K18WG、K14WGと表記される場合、これは金とパラジウムの合金となり、

K18WG 金75% + パラジウム25%
K14WG 金58% + パラジウム42%

となるわけです。

そんな素材でコーディングされたラミーダイアログ3が美しくない訳がなく、金属製のボディの中でも洗練された美しさが表現されています。

キャップレスである為、ペン先収納時にはドーム型の蓋が閉まりペン先を乾燥や汚れから守ってくれます。この蓋のお陰でか、これまで使用していて乾燥が問題になった事はありません。

と言っても、私の場合ほぼ毎日使用しており、使わない日が続いたとしても2,3日です。これが1週間放置・1ヶ月間放置となるとどうなるか分かりませんが、普通に毎日使っている分には乾燥が問題になることは少ないでしょう。

ダイアログ3のクリップ


ダイアログ3のクリップ部分にはラミーならではのギミックが隠されており、ペン先収納時はクリップとして機能しますが、ペン先を出して筆記する時にはクリップが本体に固定され、筆記の妨げにならない工夫がされています。

パイロットのキャップレスもそうですが、クリップ側からペン先が出るタイプの万年筆で筆記する際、指を若干クリップに添える事で固定させて筆記する持ち方になります。

そういった時に、クリップが動いて書きづらくなるのを防ぐ為のギミックではありますが、クリップとして機能する状態でもグラつく印象はなく、硬めですので問題はない気がします。

この辺りはデザイナーさんの心配りなのでしょうか。

ちなみに私は最近までペン先を出すとクリップが固定されることに気づきませんでした。


ペン先が収納されているときはクリップとして機能

ツイスト式のペン先出し機構


ダイアログ3はツイスト式のキャップレス万年筆である為、通常時はペン先はボディの中に収納されています。

筆記時にボディを回転させてペン先を出すのですが、しっかり出し終えたときのコクっという感触が妙に気持ち良いです。

このコクっという感触が、しっかりとペン先が出て固定されたという信号になり、よし、書くぞというスイッチを入れてくれるような気がします。

また、ペン先を収納するときも、最後はコクっというところまで。

コクっとなる手前で若干圧力をかけるタイミングがあるのですが、初めて使ったときはコクっがあるとは知らずに、コクっ手前で筆記し始めたり、収納を止めてしまった事もありました。

コクっばかりで変な文章になりましたが、ラミーダイアログ3は、コクっがペン先を出す、しまう際の大切なポイントです。


ツイストしていく過程で中のキャップがずれていきペン先が出てくる仕組み。

また、ペン先収納方向に回転させ続けると、ボディが分解されます。

ここで分解してインクをコンバーターに注入する流れですね。

コンバーター部分も回転させて取り外す仕様になってますが、回転式にする事でペン先を出したときのクリップとペン先の位置を固定させているのでしょう。

ボディの内側も金属製で素材に対しての妥協がありません。

ダイアログ3は重い

さて、ラミーダイアログ3は金属製の作りという事もあり、45gの重量があります。

45gと聞いてなかなかピンとは来ないと思いますので、他の万年筆と比較するとモンブランやペリカンの最上位クラスのM1000や149よりも3割ほど重たくなります。

スーベレーンM800 28g
スーベレーンM1000 33g
モンブラン146 26g
モンブラン149 32g

もちろん私が保有している万年筆の中では最も重たくて、最初手にしたとき、ずっしりと感じるこの重さが筆記にどう影響するか不安と期待がありました。

実際にダイアログ3で筆記してみると、この重さが重たいではなく、安定という感覚にたどり着きます。ボディの重心がしっかりと計算されていているのでしょう。


重心がペン先側に来て定重心となっている為、ペンを手にした時に重さによるグラつきが一切ありません。

どちらかというとペンを寝かして書くよりも少し立てた状態で筆圧をかけずにペンの重さだけでペン先を動かしていく書き方が合うように感じます。

トメ、ハネ、ハライが美しく表現

さて、ダイアログ3の筆記感。どんなにデザインが素晴らしくてもギミックが斬新で面白くても、書き味が悪ければ意味がありません。

ダイアログ3の書き味について言葉で表現する前に、実際に書いた文字をアップします。


まだまだお手本通りに書けずですが、こちらはペン習字の2月分課題の漢字練習。

トメ、ハネ、ハライが気持ちよく美しく表現できます。

縦線が太く、横線が細い描写で、トメ・ハネ・ハライの際に、線が綺麗に細くなっていく感じがあるのです。

私が昔、万年筆を手にする前にイメージしていた万年筆の筆記感がこのようなイメージでして、ダイアログ3で初めて筆記したときは本当に感動しました。

近い太さの他の万年筆と比較しますと、以下の感じ。

上からダイアログ3、ペリカンM400 EF、パイロット912 F、プラチナ#3776 EFです。
ダイアログ3と他の万年筆と比べた時に異なる筆記になっているのが伝わるかと思います。

こちらは定番の「永」の字。右上が LAMY dialog 3です。

心なしか綺麗に書ける気もしてきます。笑

さて、ここまで良いことばかりを書きましたが、気になった点についてもお話ししたいと思います。

習字をしていて丁寧な文字を書きたい時に LAMY dialog 3は自分好みのパフォーマンスを発揮してくれます。しかし通常筆記時など、字の丁寧さよりもスピードを優先して書きたいときは、別の万年筆の方が書きやすいと感じます。

高速筆記にも耐えられ普通に筆記が出来ますが、ペン先がEFで細い事・筆記時のペン先のたわみが強く線の強弱が強く出てしまう事から、サラサラっと書くタイプではありません。

保有しているダイアログ3はEFでして、どんな万年筆でもEFクラスの極細は(細字であれば細字であるほど)多少の引っ掛かりを感じながら書く事が多いので、それが普通であることは間違い無いのですが、ダイアログ3はオシャレなので、普段使いで取り出したくなってしまうのですよね^^

ペン先がFやMなどにだとまた違う書き味になってきますので、通常筆記を優先するのであれば少し太めのペン先を選ぶのも良いかもしれません。

LAMY dialog 3 EFは、ゆっくりと丁寧に筆記をする時にオススメできる万年筆です。

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