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萬年筆研究会【WAGNER(ワーグナー)】万年筆のペン先2本の調整と新しい軸をお迎え。

先週の土曜日、萬年筆研究会【WAGNER(ワーグナー)】にお邪魔させていただきました。

ワーグナーは万年筆に相当深い方が集まる会だと思っていましたので、自分のようなそんなに詳しくないような人間がお邪魔して本当に大丈夫かと不安も抱えつつ、また新しい世界に足を踏み入れることにワクワクしながらの初ワーグナーでした。

今回開催された場所は、横浜文化センター内の会議室。横浜文化センターは横浜スタジアムの近くにあり歴史的な建築物も多い場所。横浜っぽい雰囲気が味わえる好きな場所です。

ワーグナーの雰囲気

さて、初めてのワーグナー。
会場に入って最初に受付を行います。
初めての参加ということで、5分ほどワーグナーの説明をいただきました。

説明を受けている最中、すでにオフ会などでお世話になっている万年筆の調整士シロウさんが声を掛けてくれて、ワーグナー内のブースを案内して下さいました。

会場の中では複数のテーブルがあり、そこでワーグナーの方々が万年筆の調整を行なったり販売を行なったりされていらっしゃいます。

やっぱりすごい方々、いらっしゃいましたよ。

ペリカンの万年筆の全てのニブを集めている方だったり、ビンテージのモンブランをたくさんお持ちの方だったり、パイロットを専門に集めていらっしゃる方だったり。

いつかは手に入れたいな〜なんて考えているモンブラン256のウィングニブも目にすることが出来ました。

複数の方のお話しをお聞きしましたが、自分の知らない事がほとんどでこの世界の深さを改めて知る良い機会になりました。

さて、今回のワーグナーでの目的だった保有している万年筆のペン先調整。今回、#3776 EFとM800の書き味を調整してもらいたいと考えていました。

前回の記事で書きましたが、この二本の課題・悩みは下記となります。

プラチナセンチュリー #3776 EF

引っ掛かりが酷くて筆記がしづらい
EFという極細サイズだから仕方ない?
インクフローも悪く速記できない

ペリカンスーベレーンM800 M

自分の筆記姿勢(持ち方)が悪く、インクが出ない時がある
スーベレーンのMニブは平たいペン先だから仕方ない?

こんな悩みの相談と改善をしてもらえたらと考えてまして、まず#3776 EFから見てもらうことに。

ルーペで見てもらったところ、ペン先が荒れているようで、「こりゃダメ。引っかかるよ」との事。私もルーペで見させてもらいましたが、確かに左右ズレており、ペン先を分解しバランスを調整してもらったりペーパーで削ってもらったりと調整をしてもらいました。

余談ですが、最近のプラチナ万年筆は昔のものと比べて分解・調整がしやすいようです。昔のプラチナ万年筆のペン先は首軸に隠れている部分が長くて抜くのも大変だったよう。その分、安定度は高く、高速筆記にも耐えられる作りだったようです。 ※今の形状のものでも十分ではあるとのこと。

さて、そんな余談を交えながら調整してもらい(会話しながら調整できるのが不思議)、調整後の#3776で筆記してみたところ、これまでガリガリとした筆記感に明らかな変化が出ました。

EFの硬さはあるものの、変な引っかかりはなくスムーズにペン先が進むようになりました。

ただ、これまで使用していて本当に細めのEFというのは実用ではあまり使う事がないので、太くなっても良いので、もう少し滑らかに出来ないかお願いしたところ、要望の通り、これまでのEFよりも若干太く、書き味は非常に滑らかになりました。

自宅に帰ってから改めて筆記をしましたが、習字の清書で使っても良いと感じるくらい良くなったと感じています。

つづいてM800。
こちら、私のペンの持ち方をお見せして相談したところ、それなら簡単だよと言われ、ペン先を研いでいきます。
あっという間なので調整中の感想は無いのですが、自分の持ち方でもストレスなくインクが出るようになりました。

そんなペン先調整をしてもらっている中、お隣のブースから「注目!」の声が。
一瞬でそこに人だかりが集まると、滅多にお目にかかれないレア物の万年筆をこれから調整する流れのよう。

そんな万年筆を見ることは普段できませんし、さらには調整のシーンなんてお目にかかれるものではありませんよね^^

と言いつつ、私の方は調整してもらった万年筆の筆記感が心地よく、レア物の万年筆の調整はさほど気にせず、ずっと試筆を繰り返しておりましたが。

こちらがペン先調整前。

以下が、ペン先調整後の筆記になります。

ワーグナー2014年限定モデルをお持ち帰り


さて、今回のワーグナーにて1本、新しい軸をお迎えしてまいりました。
ワーグナーの2014年限定モデルです。
ベースはパイロットカスタム912でしょうか。


ペン先のデザインが特徴的ですね。
WAGNER 2014 の刻印とともに、縁起が良いとされる左馬のイラストが刻印されています。

この軸、他の方々が試筆されており、みなさんこぞってこれは硬すぎるな〜なんておっしゃられていたのですが、私が試筆させてもらったところこの硬さが丁度よく。

習字をしている中で今の自分が求めているのが、万年筆の特性を活かした味のある文字ではなく、お手本に忠実な正しい形の文字です。

そういった文字を練習するには、細めである程度硬さのあるペン先が良いと思うのですが、それにぴったりだと感じてお迎えしてきました。

こんな感じの初ワーグナー。会場にいたのは3時間程度でしたが、あっという間の3時間でした。
次の機会にもぜひお邪魔させていただきたいです。

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よしぞー

よしぞー

万年筆、ボールペン等の筆記具沼・ゲーム沼・美容沼、そして革沼など複数の沼のほとりにて、物欲のままに暮らしてます。このブログは使用した物のレビューを中心に好きなことを気ままに書いてます。ご覧になられた方が一人でも多く沼に堕ちてくれたら嬉しいです。

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3 件のコメント

  1. 万年筆の記事興味深く拝見いたしました。とても品の良い文章で楽しくかつ学べる文体でとても楽しく拝見させていただきました。私も昨年からWAGNERに参加させていただいております。もしかしたらお目にかかれるかもしれませんね。楽しみにしております。

    • かずさん、はじめまして。
      コメントありがとうございます!
      WAGNERのイベントは毎回新しい気付きがあって楽しいですよね。
      ぜひぜひその際はご挨拶させてください!

萬年筆研究会【WAGNER(ワーグナー)】定例会に参加してきました。 | Stationery Life-文房具ブログ へ返信する コメントをキャンセル

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