パイロットの製図用シャープペンシルの上位モデルであり人気モデルS20(エストゥエンティ)。
S20を手にした際伝わってくるのは、心地よい木独特の温もりです。カバ材で作られたボディであるため温かみのある質感がなんとも言えません。
今回はS20のレビューをいたします。
パイロット製図用シャープペンS20
S20の特徴は何と言っても木軸であること。カバ材が使用されており、触った感覚も良いですが、それだけでなく長く使っていくうちにボディに艶が出てきて味わい深く変化していきます。エイジング(経年変化)と言います。
本記事を書いているタイミングで使用し始めて1年半程度ですが、購入当初と比べてだいぶ艶が出てきました。
これからもさらに味わい深くなっていくことを考えると楽しみでしかたありません。元々はリングにS20の刻印がありましたが、使い込んでいくうちに剥がれてしまいました。こういった劣化も木軸がベースだと味に感じるのが良いですね。
商品概要
S20は、パイロットの製図用シャープペン「S」シリーズのラインナップ(S3、S5、S10、S20)の中の最上位になるモデルで、カバ材を使った木軸タイプのモデルとなります。
カラーは、ブラック(B5)、ブラウン(BN5)、マホガニー(MA5)、ダークブラウン(DBN3/DBN5)、ディープレッド(DR3/DR5)の5色がラインナップ。
芯径は0.3mmと0.5mmが用意されてますが、ブラック、ブラウン、マホガニーは0.5mmのみとなります。
仕様
ガイドパイプ
ガイドパイプは4mmとなっており、筆記時の視界が広く確保できる作りです。
チャックリング
金属タイプのチャックリングが採用されています。
同社のSシリーズ(S3、S5、S10)のチャックリングは樹脂でできており、差別化が図られているようですね。
S20のグリップ感
S20を購入前、木軸なのは素敵だけど、ローレットやラバーグリップに比べて滑りやすいのではという不安もありました。
実際に使用してみると、そういった不安は一切なくS20のペン先からボディ中心へ向けて膨らんでいく形状がしっかりとグリップ感を担保しています。
まとめ
2,000円というとちょっと高めのシャープペンになりますがそれなりの高級感もあり、学生でもビジネスシーンでも普段使いのシャープペンとして気取らずに人前でも使えるシャープペンです。先日、お付き合いのある女性営業さんがS20を打ち合わせで使用していましたがとても魅力的に感じました。
また、S20は性能的にも素晴らしいですがそれ以上に長く使って楽しむシャープペンでもあると感じます。少しお値段張りますが、エイジングも楽しめる日々のパートナーとしてオススメしたいシャープペンです。
コメント
初めてコメントさせていただきます。
最近文房具に興味が湧いてきてよくブログを拝見させていただいています。物欲が止まらないのですが、そんな物欲を止めることのできるようなシャープペンシル、4色ボールペンを探しています。(笑)
あまり几帳面になり過ぎなくても長持ちするものがいいのですが、製図ペンはそういった用途では適さないのかなと思いまして…口金が曲がってしまったり。
s20はデザイン的にもいいなと思うのですが、レグノはどうでしょうか?
だいこんさん、初めまして。
コメントありがとうございます^^
> 最近文房具に興味が湧いてきてよくブログを拝見させていただいています。物欲が止まらないのですが、そんな物欲を止めることのできるようなシャープペンシル、4色ボールペンを探しています。(笑)
笑
私も物欲を止める筆記具を探しているのですが、残念ながら物欲は高まる限りでございます^^;
ご質問いただきましたレグノですが、とても良い選択だと思います!
レグノはS20と比較して太めの作りになっており全体的なバランスにおいて(特にノック部分〜クリップ部分にかけて)高級感がありますので、どんなシーンでも活躍されるのではと感じています。
おっしゃる通りS20のようにガイドパイプが曲がってしまう心配もありませんし、内部の芯チャックは金属製でS20と変わりありませんので構造的な耐久性も高いかと。
長く使っていく中で傷などは出来てしまうと思いますが、木軸だとそういった傷も味として見ることができるのが良いですよね。
そういった意味も含め、几帳面になり過ぎずにいられるのもポイントだと感じます^^
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