“ずっと細い文字でノートがキレイに書ける” 唯一のシャープペンシル『クルトガ』芯が出ていなくてもトガったまま書ける新機構で、芯折れやノックの煩わしさを解消!
『クルトガ パイプスライドモデル』
ずっと細い文字、芯が出ていなくてもトガったまま書き続けられるというコンセプトのクルトガパイプスライドモデル。一般的なシャーペンは先端部分が固定されているため、書き続けていくと芯が段々短くなり、度々ノックして芯を繰り出す必要がありましたが、『クルトガ パイプスライドモデル』は、先端のパイプが芯に連動してスライドするため、1回のノックで従来よりも長く書き続けることができます。
この長く書き続けられるということがどういうことなのか気になりましたので、実際に何文字書き続けられるのかを検証してみました。
クルトガ パイプスライドモデルが何文字書き続けられるか検証!
今回用意したのは、クルトガパイプスライドモデル(写真上)と、従来のクルトガスタンダードモデル(写真下)です。公平性を保つため、シャー芯は三菱えんぴつ Hi-uni GRCT B を二つのシャーペンに入れて検証しました。
開始時のノックはお互い3ノック。
お互い同じくらいの長さの芯が出ていますね。
用紙は原稿用紙。横20×縦10で1ページ200文字書けます。
文豪と言われる方々が愛していた山田紙店の原稿用紙です。贅沢。
こちらの原稿用紙に、北海道から順に都道府県を書き続ける形で検証をします。
もう一つ、こちらは感覚の問題になりますが、文字の濃さは書ける文字数に影響しますので自分の中では強めに書くようにしました。
それでは、クルトガスタンダードモデルから。
クルトガ スタンダードモデル
いきなり結果報告になってしまいますが、クルトガスタンダードモデルでは北海道から沖縄まで47都道府県を一巡書き終えた状態で書きづらい状態まで芯が減る結果になりました。
こちら二巡目に入ったところですが、文字がかすれてしまっているのが伝わると思います。
ですので、ここで終了。
結果として、クルトガスタンダードモデルでは 153文字の漢字を書き続けることが出来ました。
私の感想としては、文字も少し強めに書いていたのに関わらず都道府県が一巡できたことは正直驚きです。
クルトガ パイプスライドモデル
さて、今回のメインであるクルトガパイプスライドモデルです。
私の予想では倍の文字は描けそうな気がしますが。
まず、スタンダードモデルと同じ都道府県一巡目。
難なくクリアしました。
ただし、芯の減り方はスタンダードモデルと同じで、すでに芯はほとんど出ていません。
正直この後どうなるか悩ましい感じもしましたが、、
1ページ目200文字をクリアし、
2ページ目に入り都道府県を2巡しました。
芯の減り具合はこんな感じです。
芯は1巡目が書き終わった時と同じくらいの出方(あまり出ていない)ですが、パイプ部分が一巡目を書き終わった時点と比べて引っ込んでいるのが伝わりますでしょうか。
こちらが説明のある「先端のパイプが芯に連動してスライドするため、1回のノックで従来よりも長く書き続けることができます」ということですね。
ちなみにこの辺りから書きやすさの面では非常に書きづらくなってきます。
パイプ部分が凹んでしまい、芯が見えない状態で書き続ける形になってくるんですよね。
それとペンを寝かして書くことが出来なくなってきます。
こちら3巡目の広島県まで書いたところですが、だいぶ字が汚くなってきました。
あ、もともと汚い。
もうパイプもほとんど出ていません。
なんとか強引に2ページ書き終えましたが、ここが限界です。
最後はペンを垂直に立てて書いている状態でした。
検証の結果として、クルトガパイプスライドモデルは1回のノックで400文字が書けることがわかりました。
書き終えた後のクルトガスタンダードとクルトガパイプスライドモデルのペン先。
パイプスライドモデルはペン先が無いです。笑
まとめ
クルトガパイプモデルの特徴として、パイプをスライドさせることで1回のノックで長く書き続けられることが特徴です。
長く書き続けられることは事実であることが分かりましたが、長く書き続けることでパイプが引っ込んでしまい、書きづらくなってしまいます。
また、クルトガはペンを紙に置くタイミングで芯を少しだけへっこませ回転させる事でとがり続ける事が特徴。
このへっこむ動作で多少の書きづらさを感じます。
パイプスライドモデルはそのへっこみ具合がスタンダードモデルよりも強く、さらに書きづらい印象があります。
機能としては話題性のある面白い機能であることは間違いありませんが、書き続けることでペンの形状が変わってしまい同じ書き心地を維持できないのは正直残念に感じました。
さらに開発が進んで、将来はペン先が引っ込まない状態+パイプがスライドしない状態で書き続けられるシャーペンも開発されるのかもしれませんね。
最後は辛口な評価になってしまいましたが、こういった新しい技術を開発していく日本のメーカーは改めて凄いと感じます^^
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