近年は、多機能シャーペンや多機能ボールペンが人気です。さまざまな機能を搭載させたペンがありますが、そのなかには自動機能を搭載しているペンもあります。
RISU AIペンも、そんな自動機能を搭載しているペンのひとつです。
ほかのペンと違うのは、自動で芯が出るだけではなく、自動で芯が引っ込むこと。よくない姿勢でペンを使っていると、芯が引っ込んで書けなくなります。
そんなRISU AIペン(スマート姿勢改善ぺん)の特徴と外観、ペンの書き心地などについてレビューしていくので、RISU AIペンが気になっている方はぜひご参考ください。
本レビューはRISU Japan様より製品を提供いただき執筆しています
目次
RISU AIペンの特徴と外観
書き心地についてレビューする前に、まずはRISU AIペンの機能的な特徴と外観的な特徴について紹介していきます。RISU AIペンがどのようなペンかが気になる方は、ぜひご参考ください。
360度近接センサー搭載
RISU AIペンには、360度近接センサーとマイクロチップが搭載されています。センサーが360度を見張り、ペン先と目の距離を検知。
この二つの距離が適正かどうかをマイクロチップが判断し、自動でペン先を出したり引っ込めたりします。
センサーの精度は高く、ペンをどれだけ回しても検知可能です。
ペン先と目の距離が近くなると書けなくなる
RISU AIペンは、360度近接センサーが目とペン先との距離を検知し、適性な距離かどうかをマイクロチップが判断しています。
ペン先と目の距離が近くなると、ペン先が引っ込む仕組みです。引っ込むと、ぐにゃぐにゃとした感覚になります。軟質パーツが使われており、急にペン先が引っ込んで紙を破ってしまうということは少ないです。
自動で芯が出る機能搭載
RISU AIペンには、自動で芯が出る機能が搭載されています。ノックする手間がありません。
目とペン先との距離が適正でなくなると芯が自動で引っ込み、適性になると自動で出てくる仕組みです。これが非常に便利。
姿勢が改善されるまでは芯が引っ込むことがありますが、常に正しい姿勢が取れるようになると自動で芯が出る機能だけが残ります。姿勢が改善された後には単純に自動ペンとして使えるのが、いいところです。
ペンの持ち方改善につながる三角軸
RISU AIペンの外観で特徴的なのが、三角軸です。
ペンを正しく持つとき、人差し指と親指と中指が三角形状になります。自然と正しい持ち方でペンが握れるように、グリップ部分がなだからな三角になっているのが特徴です。
わかりやすく角があるわけではありませんが、持つと三角になっているのがわかります。
さらに、良い意味であまりシャーペンらしくないデザインも、RISU AIペンの魅力のひとつです。淡い水色のカラーで、マイクロチップとセンサーが搭載されている部分はクリアになっています。
クリアの部分から少しだけ機構が見えるのが、かっこいいです。
また、センサーやチップを搭載しているものの、いずれも小型。ごつごつとしていないのも、いいところです。
RISU AIペンの書き心地をレビュー
多機能ペンのなかには、機能を優先させて書き心地があまりよくないものもあります。たとえば姿勢改善タイプのペンだと、改善後にはあまり使う気にならず、通常のペンに戻ることが多いです。
一方RISU AIペンは、書き心地が非常に良好。
持った感覚は、まるで鉛筆のようです。細さと三角軸の握り心地が、鉛筆によく似ています。重さもあまり感じられず、軽く持てるのがいいところです。
芯径が0.7mmというのも良いですね。
太すぎず細すぎずで滑らかな筆記を楽しめる芯径です。
三角軸の滑り止めもよく機能しており、グリップしやすくなっています。そのうえ、自然と正しい持ち方で書けるため、長時間ペンを握っていても疲れません。宿題をするときや、授業中のノート取りなどで長時間書き物をするときには最適です。
そして、姿勢や持ち方が改善された後も使いたくなる書き味の良さがあります。思ったより早く姿勢が改善されたとしても、そのまま使い続けられるためコスパが高いです。
RISU AIペンの気になる点をレビュー
RISU AIペンは機能が豊富で書き心地もよく、特に非の打ちどころがありません。
ただ、人によっては気になるかもしれない点が少しだけあります。
それは、結構イライラしてしまうことです。正しい姿勢でないと芯が引っ込んでしまい、書けなくなります。最初のうちは芯が頻繁に引っ込んでしまい、イライラする場面が多いです。
家でゆったりと練習するときならいいですが、授業中などでも矯正したい場合は注意が必要。
学校で黒板をノートに写す際、まだ書いているのに先生が黒板を消してしまい、写しきれなくなる可能性があります。
また、イライラして面倒に感じてしまい、姿勢が改善する前にやめてしまう可能性もあるので注意しましょう。
お子様の矯正器具として購入する場合は、その子の性格を見て購入を判断するのがおすすめです。ゲーム感覚で続けられる子には、おすすめ。
ただ、イライラしやすい子、かんしゃくを起こしやすい子にはあまり向いていません。
とはいえ、姿勢が改善されると書きやすくなります。この変化が、RISU AIペンの面白いところです。常に芯が出るようになれば、単純に自動で芯が出る便利で書き心地がいいシャーペンとして使えます。
RISU AIペンに関するよくある質問
ここまで、RISU AIペンの機能や書き心地などについて、簡単にレビューしてきました。最後に、RISU AIペンに関するよくある質問の答えを紹介していきます。電池交換のタイミングなどについて、気になる方はぜひご参考ください。
電池交換のタイミングは?
RISU AIペンの電池交換の目安は、約2か月です。
ただ、使用頻度や芯が引っ込む頻度によって変わります。使用頻度が高い場合、姿勢が悪くて芯が引っ込む回数が多い場合は電池の消耗が早くなり、電池交換のタイミングが早まる可能性があるので注意しましょう。
RISU AIペンに使う電池は、ボタン電池が1個です。本体購入すると、2個付属していますが消耗品なので、RISU AIペン用にある程度常備しておくことをおすすめします。
なお、正しくない姿勢でもスラスラと書けるようになれば、電池交換のタイミングです。常に姿勢が正しくなった後は、電池交換すらあまり気にすることがありません。
電池交換の方法は?
ペン先と反対方向に、電池キャップがあります。センサーとチップの上側です。このキャップを外して、ボタン電池を抜きましょう。
キャップを外したら、ひっくり返して少しトントンと手のひらで叩くと簡単に取れます。
電池の向きは、本体に付いている赤い印にプラス面を合わせる形です。新しい電池をはめ込んだら、またキャップを付ければ交換完了になります。
替え芯の補充方法は?
芯を補充する際は、まずペン先についているキャップを外します。
続いて、口金を回して外してください。すると、本体軸から青い芯タンクが出てきます。これを引き抜きましょう。
補充する前に、タンクにまだ残っている芯を抜きます。黒いペン先部分を押すと芯が出てくるので、出てきた芯を摘まんで引き抜きましょう。
次に、新しい芯をペン先とは反対側から、タンクに差し込みます。このとき、芯が折れないように慎重に作業しましょう。
なお、替え芯は一度に1本のみ入れられます。2本以上入れようとすると故障の原因になるので、注意が必要です。(タンクを覗いてみると物理的に2本以上の芯は入れられない仕様になっています。)
また、自動で芯を出す機能で出てき過ぎた場合にも、タンクから引き抜きもう一度セットしなおしてください。
替え芯は何ミリに対応してる?
RISU AIペンの替え芯は、0.7mmにのみ対応しています。ほかのサイズは使えないので、注意してください。
購入時は、替え芯も付属してきます。この芯を使い終えたら、市販の0.7mm芯を使いましょう。メーカーは、問いません。サイズさえ合っていれば、どのメーカーの製品でも使えます。
左利きでも使える?
RISU AIペンは、右利き専用です。
まず、センサーの向きが左利きには対応していません。左手で使おうとしても、RISU AIペンの機能が正しく使えないということです。
さらに、RISU AIペンの三角軸は右手用に調整されています。左手で持つと違和感があるので、左利きでは使えません。
まとめ|姿勢と持ち方を一気に改善できる多機能ペン
本記事では、RISU AIペンの特徴を紹介し、書き心地などについてレビューしてきました。
RISU AIペンは、多機能ペンのなかでも書きやすい部類です。姿勢が悪いと芯が出てこなくなりますが、姿勢さえ常に正しくキープできれば鉛筆のように滑らかにすらすらと書けるシャーペンになります。
姿勢が悪いお子さんの矯正器具としても、はじめてのシャーペンとしてもおすすめですよ。