【TWSBI ECO】5000円で購入できる吸入式の本格派万年筆

TWSBI ECO 万年筆レビュー

5000円の予算で万年筆を購入したいのだけどオススメはどれ?
そう聞かれた際に提案するのが今回紹介するTWSBI ECOです。

TWSBIは1968年に台湾で創業した三文堂筆業が2009年に立ち上げた万年筆ブランド。三文堂筆業は様々なブランドのOEM会社として万年筆製造の経験を積み、その技術・経験を元に独自ブランドとしてTWSBIを誕生させました。

TWSBIの特徴は、鉄ペンでありながら安定してストレスのない気持ちの良い書き心地、スタイリッシュなデザイン、購入しやすい価格帯と3拍子そろった万年筆です。またそれだけでなく、特徴のあるインク吸入のメカニズムや簡単に分解洗浄・メンテナンスが出来る仕様など素晴らしい機能性を持ち合わせた万年筆でもあります。

今回はTWSBIのスタンダードラインナップである「TWSBI ECO」についてレビュー致します。

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TWSBI ECOレビュー

TWSBI ECOはTWSBIの原点にしてスタンダードとなるラインナップ。

ECO(エコ)の名は、economic=求めやすい価格に由来し、気軽に手にできる価格でありながら本格万年筆に求められるすべての条件が満たされたエントリーモデルという位置付けです。
長年に渡る筆記具製造で蓄積された経験、技術によりスムーズな書き心地を誇るペン先、そして2ml近いインクを簡単に吸入できるメカニズムを実現しています。

ECOはカラーバリエーションも豊富ですから、TPOやインクの色によってカラーを揃えることも可能。ちなみに私はどんな色にでも合うスケルトンのECOから入りましたが、先日のISOTでオレンジ色のECO(サンセットオレンジ)をPRサポーターとしての協賛でいただきまして、改めて2本のECO生活がスタートしました。

TWSBI ECO
好きな色を入れられるスケルトンも良いですが、オレンジボディにオレンジのインクを合わせるのは良いものですね。

ちょっと余談。上の写真はiPhoneでの撮影ですが、自宅ではなく万年筆談話室にて撮影させてもらいました。

撮影ブースを使った写真と使わない写真を比較すると、

自室で撮ったTWSBI ECO

ISOTのイベント会場で撮影したTWSBI ECO

そして談話室の撮影コーナーで撮影したTWSBI ECO
TWSBI ECO

撮影ブースで撮影するだけで同じiPHoneとは思えないほど良い写真が撮れます。

ちなみにこの撮影ブースの機材をチョイスしてセッティングしたのは何を隠そう私よしぞー。少しだけドヤらせてください。笑
そして談話室は万年筆好きにとってとにかく楽しいスペースですのでぜひ活用してください!

インク吸入について

TWSBI ECO のインク吸入
続いてTWSBI ECOのインク吸入について。
ECOは吸入タイプの万年筆で、尻軸(万年筆の後ろのオレンジ色の部分)を回転させることによってインクを吸入します。上の写真ではピストン(軸の中の黒い部分)が上の方にいますが、尻軸を回転させることにより、ピストンがペン先の方まで降りてきます。(下の写真)

この状態でインク瓶にペン先を入れて再度逆回転で尻軸を回すとインクが吸い上げられて吸入できるという仕組みです。
驚くほど簡単に吸い上げられます^^


今回はお友達からもらった神戸インク物語の垂水アプリコットを飲ませてみました。

書き味

ECOだけでなくTWSBIを語る上で外せないのが鉄ペンという仕様から考えられない滑らかな書き味。

TWSBIの万年筆を使用すると、この会社が金ペン作ったらどんな書き味になるのだろう・・・そんな気持ちにさせてくれるのですが、これ私だけでなく代理店の方も同じことを考えてTWSBIに聞いたようです。

その回答としては、鉄ペンでも金ペンに負けない素晴らしい書き味を実現できるというこだわりがあって金ペンは作らないのだそう。長年下請けとしてペン先を製造してきたTWSBIであるからこそのこだわりなのでしょう。

実際に筆記してみると、引っかかりを感じることがなくストレス無しで筆記を続けられます。インクフローが良く紙面を滑っていくような書き味で申し分ありません。

なおペン先のしなりはほとんどありませんので、初めて万年筆を持つ方でもそうでなくとも筆圧に関係なく誰でも使いこなせる万年筆だと感じます。

書いてみました。

お題はtwitter 鈴木栖鳥先生の #地獄課題提出より。

ねっとりとインクが出てくるような書き心地がとても心地よく、いつまででも書いていたくなります。

分解洗浄について


もう一つのTWSBIの特徴である分解洗浄について。
TWSBI ECOを購入すると、万年筆本体だけでなく上の写真のような工具と油がついてきます。
この工具を使って簡単に分解ができるのと、ペン先も取り外しが可能ですのでインクを交換する際に簡単に洗浄することが可能です。


尻軸に工具を引っ掛けてクルクル回すだけでピストン部分が取り外せます。

ペン先も簡単に取り外せますので、

最終的にはここまで分解が可能です。

ペン先についているインクを洗浄する際、一定時間水につけていたりとか面倒な作業が一切なくなり、分解して水ですすぐだけで綺麗な状態に戻せますし、部品を乾燥させるのもティッシュなどで拭くだけで済みますから慣れてくるとものの5分ほどで完了します。

ですので、「インクを入れたけどこの色じゃなかった!」といったときはこういった洗浄能力は重宝しますし、私の場合はインク比較をする際にもTWSBIを重宝します。
具体的には粘度の違いを確かめたいときは、ガラスペンではダメで万年筆のペン先から出てくるインクのフローで粘度比較をする必要があります。※感覚的なものではありますが粘度が低くフローの渋い万年筆でも出やすいインクを探す、フローが良すぎるため粘度が低いインクを探しておくと便利ですよ。

TWSBI ECOは一度に2ml近いインクを吸入できますので、メンテナンスのタイミングは他の万年筆と比べて少ないのですが、何かあったときにサッとメンテナンスできるのは素晴らしいですね。

まとめ


透明ボディの万年筆、中のインクが見えて楽しいですよね。
写真は私の保有するTWSBI(ECO以外も含む)ですが、ぱっと見で中身が確認できる便利さと、色を並べる楽しさ両方が味わえます。もちろんインクが減ってきたときの確認にも。

TWSBI ECOは書き味が良く、吸入式でメンテナンスも簡単にできるという基本スペックの高い万年筆でありながら5000円という安価な値段というのがありがたいところ。
初めて万年筆を購入される方はもちろん、すでに何本も持っていらっしゃる方でも普段使いの気軽な1本として持ち歩くのも良いかもしれません。

以上、TWSBI ECOの紹介とさせていただきます。

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