漢字のお手本書を1年間臨書し続けた結果得られたもの

ペン習字三体の臨書 ペン習字

昨年の夏(2018年7月)ペン習字で初級から中級に昇級したタイミングで、楷書だけでなく行書の学習に入りました。

せっかくですので、このタイミングで行書が普通に綺麗に書けるようになりたいと思い立って始めたのが、ペン習字三体という漢字の教科書の臨書。

このお手本書を毎日1ページ臨書していくという練習です。

私自身三日坊主ですぐ飽きてしまうので、臨書したページを日々Twitterにアップする事で自分に少しプレッシャーもかける形でスタートしてみました。

2018年7月22日にスタートして、先日1年を迎えることができましたので、臨書を1年間継続して得られたもの(得られたかな?と思うもの)についてお伝えします。

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臨書により得られたこと

臨書の目的


改めて臨書の目的は二つあります。
一つ目は綺麗な漢字が書けるようになること。もう一つは正しい行書を書けるようになることです。

習字を始める前の私は、そもそも楷書・行書・草書という言葉も知らないレベルで、行書や草書を「くずし文字」と言っていました。

「自分も綺麗なくずし文字が書けるようになると良いな〜」みたいな。

とりあえず、くずし文字→行書と言えるようになっただけでも大きな進歩なのかもしれません。笑


さて、ペン習字三体には、それぞれの漢字に対して楷書・行書・草書寄りの行書・草書の4つの形がお手本としてあります。

当時、草書は覚える気がありませんでしたので対象外として、上から3つの「楷書」・「行書」・「草書寄りの行書」を臨書していきました。

趣味の一環ですが、万年筆は毎日違うものを使用して。

それでは得られたことを記載します。

行書が自然と書けるようになった

臨書を続けて本当に良かったと思いますが、この1年練習し続けたことで、基本的な行書の形は体で覚えられたようで、自然と行書を書けるようになりました。

以前は行書を書ける人は「字の達人」くらい敷居の高いものだと考えていましたが、行書を覚えると、楷書よりも行書の方が書きやすいことにも気付きました。

先に書いた「くずし文字」ではありませんが、見よう見まねで行書っぽい漢字を書くのと、正しく理解した上で行書を書くのでは全く違います。

それっぽい文字ではなく、お手本に沿った文字が書けるようになったのは本当に大きいです。

行書のルールを理解した

練習し始めた当初は、漢字の数だけ行書体を覚えるのは絶対に無理だと思ってましたが、練習し続けていると行書の一定のルールみたいなものに気付きました。

漢字は同じような形の組み合わせで成り立っている部分があり、それぞれの形には一定のルールがあります。

その一定のルールの組み合わせを覚えることによって、100%お手本通りの行書が書けなくとも、間違いではない行書が書けるようになりました。

字が綺麗になった?

まだ納得できる文字は書けませんが、少なくとも1年前よりも綺麗になったと感じます。
臨書を始めた頃の文字を見返すと、形を体が覚えられていない中で書いているものが多かったのですが(お手本を見よう見まねで書いた文字)、何度も繰り返した事で平均して上達できたと思います。

書き順を意識できるようになった

実際に臨書を初めてまず感じられたのが、今まで特に気にしたこともなかった漢字の書き順を、行書を習うようになって気になり始めたことです。

行書では線のつながりを意識しますが、間違った書き順だと線を繋げる事ができません。
行書お手本を見て違和感を感じた漢字の書き順を改めて調べると、自分の書き順が間違っていたことに気付き修正し癖つけるを繰り返します。

書き順が間違っていた漢字は一つや二つではなくかなりの量がありましたね。

以前は書き順なんて関係ないと思っていましたが、正しい書き順でなければ綺麗な文字が書けないようで、これは体感として理解する事ができました。

ちなみに楷書と行書で書き順が異なる漢字もあるようです。この辺りの理解にはかなり苦しみました。

臨書を続けたけど得られなかったこと

逆に臨書を続けたけど得られなかったこともあります。
臨書開始時に、漢字を覚えられるんじゃないかと期待していたのですが、漢字の形は覚えられたものの漢字を覚えることは出来ませんでした。

普段筆記している中で、漢字がパッと出て来ずひらがな・カタカナでごまかしているのは、臨書を始める前となんら変わっておりません。

漢字を覚えるための練習と綺麗に書くための練習では根本的な違いがあるようですね。

臨書で使用したノート


こちら、この1年間で臨書で使用したノートです。合計15冊のノートを使いました。

漢字練習帳も各社から発売されていますので、せっかくということで万年筆に合いそうな漢字練習帳を探してみましたが、私の推しはKYOKUTOの「かんじドリルようノート」(左下)です。

このノートが万年筆でも書きやすく、複数のインクを試しましたが一番裏抜けが少なく滲みもなく筆記できましたので、万年筆ファンで漢字練習帳を購入したい方にはおすすめです。

※抜けやすいインクでは抜けますので100%ではありませんが、他のノートと比べると圧倒的に抜け率は低かったです。

まとめ

臨書する量は1日1ページがベースで、1ページの臨書は2,30分程度ですが、毎日続けるのはそんなに楽ではありませんでした。

朝もしくは夜に臨書するのですが、臨書以外にもやりたい事が多くて時間を工面するのが難しかったです。臨書したいしブログも書きたいし、ランニングもしたいみたいな。

朝ランニングを入れると夜に臨書を行うことになりますが、夜は突発的な飲み会なども入りますので、何度かは酔っ払いながら臨書した日もあります。笑

大変でしたが、得られたことが多かったので挑戦して良かったなと。

1年は難しくとも、教本を一周臨書するだけでも得るものは大きいと思いますので、漢字の形、行書や草書の形を覚えたい方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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