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万年筆の正しい持ち方

万年筆の正しい持ち方

最近、万年筆の正しい持ち方を意識するようにしています。

ペン習字のお手本にある写真と説明文を参考にしていますので、正確かどうかはなんとも言えないのですが、万年筆店に行って試筆するタイミングなどで、店員さんに持ち方って大丈夫ですか?と確認するようにはしています。

実は私、万年筆はもちろん筆記具全てにおいて昔は本当にダメな持ち方をしていました。具体的には手でノートを覆いかぶせて隠すような持ち方で、下の写真のような持ち方です。

ダメな万年筆の持ち方1

ペン先が自分の方を向いてしまっていて不自然ですよね。※絆創膏は気にしないでください

上から見るとこんな感じ。

今思うとこれでよく文字が書けたな〜と思うのですが、このような持ち方になってしまった理由は自分が書く文字に対しての劣等感からくるものだと感じておりまして、仕事などで人の前でノートを取ることが多いのですが、字の下手さと漢字をド忘れしてしまうことを人に見られるのが恥ずかしくて自然とノートを隠すような書き方になってしまったのだと思います。

フローの良い万年筆や万年筆以外のボールペンやシャープペンなどの筆記具だとこれでも文字は書けるのですが、やっぱり良いものではありません。昨年習字を始めてから強制的に持ち方を変えました。

せっかく習字をやるなら綺麗な文字を正しい持ち方で書けるようになりたかったので、ペン先を前に向けてお手本に乗っている写真の持ち方で書くようにしました。

なんとかペン先が前を向いていますね。

横から見ると、

このような感じ。

これでずいぶんマシになったかなと思っていたのですが、最近改めてお手本の持ち方と見比べてみると、ペン先は前に向くようになったものの人差し指がポキッっと折れ曲がっており、これはどうやら力が入っている人の持ち方のようです。

この持ち方を「ポキポキ字」といい、筆圧が強くなり、縦線が短くなってしまう傾向にあるとのこと。確かに縦線を書くのはいまだに苦手です。

改めてお手本の形に修正して、、、

横から見た写真

この状態が持ち方が正しいはずです。

この持ち方で文字を書いてみると、最初は違和感が強く力を入れることが出来ずまともに字が書けません。よく力を抜いて書きなさいと言われますが、力を抜いて書くことに対して体が理解出来ていないようです。

強制的に正しい持ち方を意識しだして10日ほど経ち、ようやくこの持ち方でも文字が書けるようになりましたが、少し油断すると人差し指がポキっと折れて力が入ってしまいます。

再度お手本を見てみると、自分の持ち方とまた異なる部分がありました。

薬指と小指の位置です。

この修正した持ち方から、ペンを抜いてみると、

薬指と小指が必要以上に曲がってしまっていますが、お手本では下の写真のように開いていました。

この開いた状態で改めてペンを置いてみると、

この形。

上から見ると、

この形。

お手本の持ち方に近くなり、薬指と小指を曲げないでおくと、力も自然と抜けて筆記していても人差し指もポキっと折れなくなりました。

この持ち方で練習をします。

正しい持ち方だと何が良いのか

さて、正しい万年筆の持ち方で書くことが何につながるのか。ただ見た目が美しいだけではなく、それなりの理由はあるはずです。

習字を始める前に読んだ本では、正しい持ち方とペンを右胸の前に置くことについて書かれていました。こちらの本で、パイロットペン習字を習い始めた今でも定期的に開いています。

この教本から読み解いだのは、ペンを置く場所を固定させ横線・縦線を引く際の手の動きを一定化させるというものです。

例えば横線を書く際は手首を振ることで横線を書きますが、右胸前に位置させることで一定した若干右上がりの横線が書けるという理屈です。ペンを置く位置が左にずれれば右上がりの角度が強くなりますし、逆に置く位置が右にずれれば線はまっすぐもしくは右下がりの線になります。胸からの距離も重要でして、距離が近い場所で書くときと距離が遠い場所で書くのでは線の角度が異なってきます。

ですので私の場合は、右胸手前で手首を振った時に若干右肩上がりの線が書ける位置に常にペンを置く事を心がけています。

縦線を引くときは、ペンを持っている手を締める事で書くイメージです。元々力が抜けていることが前提で、人差し指から小指までの4本を締める事でペン先が下に下り縦線が書けるイメージです。

この本を読むまでは単に自分の力だけで線を書いていましたので、縦線も横線も安定することはありませんでした。

習字を始めてもうすぐ1年になりますが、最近習字はスポーツのトレーニングと非常に似ていると感じています。

これまで野球・ゴルフ・ボウリングなどのスポーツを行ってきましたが、どのスポーツでも再現性が大切で正しいフォームを意識して日々素振りをおこないスイングを固定させます。

習字も全く同じで、毎回同じ正しい姿勢で同じ練習を繰り返すことにより、常に同じ形の線を書けるようになります。(なるはずです※現時点では練習過程なので言い切れない…笑)

ちなみに最近まで字を書く際、筆記する紙やノートを動かさずに手を動かして文字を書いていましたが、これだと書く場所によって手の位置がずれるので同じ姿勢で筆記することができません。その為最近は書く位置は固定して紙やノートを動かすようにしたところだいぶ安定するようになりました。

もしかするとこれが当たり前のことなのかもしれないですが、自分はその辺りから解っておらずでした^^;

引き続き、正しい持ち方で書けるよう練習を積みたいと思います。

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よしぞー

よしぞー

万年筆、ボールペン等の筆記具沼・ゲーム沼・美容沼、そして革沼など複数の沼のほとりにて、物欲のままに暮らしてます。このブログは使用した物のレビューを中心に好きなことを気ままに書いてます。ご覧になられた方が一人でも多く沼に堕ちてくれたら嬉しいです。

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