ジムビーム ライ(Jim Beam RYE)は、ジンビームブランドのライ・ウイスキーです。
ライ・ウイスキーは基本的にバーボンと一緒の作り方ですが、ライ麦が主原料となり、今回紹介するジンビームライは、6年の熟成期間を経て瓶詰めされています。
軽いライトタイプですが、ライ・ウイスキーとしての性格ははっきり持っており、以下のような特徴でしょうか。
- ジンビームホワイトと比べて癖のある香り
- ライ独特の苦さとライ原料由来のスパイシーな風味
- その中に感じる甘い風味
- 独特の風味やクセが抑えられてやわらかい口当たり
- 値頃も1600円前後と手頃でチョイスしやすい
本格的なライウイスキーと比較すると癖は低いですが、ライ・ウイスキーの個性は十分に楽しめますので、ライ・ウイスキーがどんなものか試したい方にもオススメです。
個人的には一口目はストレートで味を楽しみながら飲みますが、ハイボールで飲むのが好きですね。
気付くとカラになっている一本です。
バーボンとライウイスキーの違い
アメリカで造られるウイスキーを総じて「アメリカンウイスキー」と呼ばれ、アメリカンウイスキーといえばバーボンを思い浮かべる方が多いと思います。
実はアメリカンウイスキーの中にも複数の種類があり、今回登場したライウイスキーもアメリカン・ウイスキーの中でカテゴライズされたものです。
アメリカン・ウイスキーの定義ですが、アメリカンウイスキーを名乗るには以下の条件を満たす必要があります。
●原料に穀物類を使用すること
●アルコール度数95%以下で蒸留すること
●コーンウイスキーを除くウイスキーの熟成にはオーク樽を使用すること
●アルコール度数40%以上で瓶詰めすること
その中でバーボン・ウイスキーというのは、
- 原料の穀物中にトウモロコシを51%以上含む
- 80度以下で蒸溜
- 内面を焦がしたホワイトオークの新樽で、アルコール度数62.5度以下で熟成したもの
というのがアメリカの法律に定めるバーボンの定義です。
ちなみにアメリカのケンタッキー州バーボン郡で生まれたウイスキーをバーボンと名のれるイメージがありますが、定められた製法に基づいて製造していれば、アメリカ国内のどの地域で造られていてもバーボンを名乗ることができるようです。
続いて今回登場したライウイスキーですが、製法はバーボンと同じで、原料の51%以上にライ麦が使われたウイスキーのことを言います。
余談ですが、原料の51%以上に小麦が使われたウイスキーのことをホイートウイスキー、原料の80%以上がトウモロコシであるものをコーンウイスキーと呼びますのでご参考までに^^