ぺんてるオレンズネロ(orenznero)が正式に発売されましたね。
以前、当ブログにて1/31発売かもとお知らせしたものの1/31の発売は見事にハズしてしまいましたが、正式発売になってホッとしています。
噂が噂を呼んでいるシャープペン【オレンズネロ(orenznero)】が1月31日に発売?←2月16日発売決定!
※前回書いたオレンズネロの記事。若干タイトルは修正しています。
本日、オレンズネロ(orenznero)を無事購入できましたので早速レビューいたします。
ちなみにオレンズネロは販売本数が少ないと聞いていましたが、近所の文房具屋さんにて普通に予約が出来ましたのでサクッと購入することができました。
0.2mmと0.3mmで迷いましたが結局両方を購入しちゃいました。3,000円×2本=6,000円はちょっと痛いですが。。
製品概要
さて今回発売されたオレンズネロについて、まだ知らない方も多いと思いますので概要を記載します。
シャープペンシル技術を結集したフラッグシップモデル
オレンズネロは、ぺんてるがこれまでのシャープペンの開発で培われて来た技術を結集したモデル。ぺんてるのパイプで守って書く芯が折れない「オレンズシステム」と、芯が自動的に繰り出される「自動芯出機構」を搭載したハイスペックなシャープペンシル。
簡単に伝えると1度ノックしただけで芯が折れること無く、ほぼ芯が1本無くなるまで書き続けられるというとんでもない機能を搭載したシャープペンです。
オレンズシステム
芯が減るのに合わせて先端パイプがスライドするオレンズシステム。このオレンズシステムにより“芯を出さないで書く”という新しい使い方が可能になりました。
芯が出ていないのに筆記できるというのは最初不思議で違和感がありましたが、パイプ先端の摩擦を低減することで従来のシャープペンシル同様の書き心地を実現しています。
芯の減り具合に合わせてペン先のパイプがスライドし、パイプで芯を守りながら書くので、芯径0.2mm・0.3mmの極細芯でも折れません。
このオレンズシステムという仕組みは2014年に発売されたオレンズからの機能です。
自動芯出機構
オレンズネロでは、ペン先のパイプが紙面から離れるたびに自動で芯が出てくる自動芯出機構を搭載しており、自動芯出機構によって、1回のノックで芯が1本ほぼ無くなるまで書き続けられます。
この「自動芯出機構」はこれまでのシャープペンでも存在したようですが、芯径0.2mm・0.3mmとしては世界初です。
デザイン
オレンズネロのネロは「黒」
オレンズネロ(orenznero)のネロ(nero)はイタリア語で黒のこと。
シャープペン全体を覆うマットブラックのカラーは、ぺんてる歴代のシャープペン、グラフ1000やスマッシュを継承したカラーとなっています。
ボディの材質は樹脂と金属を混ぜ合わせた特殊材質
また、ボディの材質には樹脂と金属を混ぜ合わせた特殊材質を使用しています。
一目見ただけだと樹脂で作られているのかな?とも感じられますが、実際に手にすると重み・質感などから作りのこだわりが伝わってきます。
この特殊材質によって保有することによる満足感も高く、また、グリップした時の質感と低重心だけど重すぎない、実用性の高いシャープペンとして最適なバランスを担保しているように感じます。
12角形の一体軸
オレンズネロは12角形の一体軸でブレのない書き心地を実現しました。また、前軸(グリップ部分)と後軸に継ぎ目がないことで、グリップした時の安定性と筆記時の操作性に優れています。
この12角形に関して、パッと見、後軸部分のみ12角形なのかなと感じますがグリップ部分も12角形になっています。
グリップ部分はボディ全体と同じ樹脂による滑り止めが施してあり、グリップした時の安定感も非常に高いです。ローレット加工だと手が痛くなるという方もオレンズネロの加工方法であればそういった心配もありませんね。
重心
オレンズネロの重心は、やや低重心でちょうどグリップにあたる部分の上のところ。写真を参照。
シャープペンを握る上で一番安定すると言われている重心が、ペンを握って指の輪っかが出来る部分の輪っかの中心と言われてますが、ちょうど輪っかの真ん中に重心が来ています。
0.2mmと0.3mmの違い
オレンズネロの0.2mmと0.3mmでは消しゴム部分に若干の違いがあります。
0.2mmの消しゴムには専用クリーナーピンが付いており、0.3mmには専用クリーナーピンは付いておりません。
こちらの専用クリーナーピンは芯がペン先に詰まってしまった時に使用するもののようで、0.3mmであれば別の芯を通せば詰まった芯を取り除くことが出来るけど、0.2mmだと芯が細すぎて詰まった芯を取り除くことが難しい為、こういった仕組みになっているのかなと感じます。
消しゴム部分の違い。0.2mmオレンズネロには専用クリーナーピンが付いている。
構造
オレンズネロのペン先を分解した写真。
芯チャックが通常のシャープペンとはちょっと違いますね。
ちなみに芯チャックはバネのような動きがあり、前に押し出そうという力が働いています。
このあたりが自動芯出機構に繋がるのでしょうね。
芯チャック部分を押すと引っ込みますが、前に押し出す圧力がかかります。
書き心地
さて、シャープペンを使うにあたって最も重要なのはデザインでも機能でもなく書き心地。
早速オレンズネロを使用して実際に書き心地を試してみました。
0.2mmと0.3mmでは書き心地が少し異なってきますが、感触としては0.2mmの方がカリカリとした書き心地になりますね。
カリカリは個人的に好きですが、0.2mmはちょっとカリカリしすぎてましたので、芯をBにしてみたところ、若干書き心地が柔らかくなったように感じます。
これまでのオレンズと比較してみると、言葉では言い表しづらいのですが書き心地は少し異なるように感じます。
通常のオレンズだと、書き続けていくうちに芯の減りに合わせてガイドパイプが引っ込んでいきます。
下記、通常のオレンズと、オレンズネロのガイドパイプの引っ込み具合を検証したものとなります。
2本同時に持ってできるだけ同じ筆圧でかき比べてみた。
最初は同じガイドパイプの長さでも、
書き続けていくうちに通常のオレンズは、ガイドパイプが完全に引っ込んでしまいますが、オレンズネロはガイドパイプが一定の長さまで引っ込んだ後、残ったパイプの長さを維持する形で出っ張ったままになっています。
ほとんど気づかないレベルですが、繊細にいうとごくわずかずつ書き心地が変化していくということになります。
オレンズネロの自動芯出機構のおかげでガイドパイプが引っ込まない為(一定のポイントまでは引っ込む)安定した書き心地を続けることが可能です。
まとめ
0.2mm・0.3mmという極細芯に対しての好き嫌いはあると思いますが、極細芯で折れる心配がなく書き続けられるのは大変大きなメリット。一度使ってみると、病みつきになる感覚です。
「極細芯」・「折れない」・「書き続けられる」という三拍子揃った、これまでにない高い性能を担保しつつ、デザインや質感など高さもあわせ非常に満足度の高いシャープペンに仕上がっています。
値段も3000円とそれなりの金額になりますが、1本保有しても損のない買い物であることは間違いありません。
ぺんてるオレンズネロ(orenznero)は、2月16日に出荷開始となり本日から一斉に店舗にて販売がスタートされたばかり。
出荷本数はあまり多くないと聞いていますので、早めの購入をお勧めします。
コメント
途中、「オレンズネロの構造」となるはずが「オレンジネロの構造」になっちゃってますよ!
オレンズネロ欲しいなさん、
誤字のご指摘ありがとうございます!
これは恥ずかしい^^:
修正させていただきます!
途中、1か所「ORENZUNERO」になっちゃってますよ!
俺もオレンズネロ欲しいかもさん、
ご指摘、本当に有難うございます!
これも恥ずかしいですね。苦笑
修正させていただきます^^;
はじめまして。
0.2 2B使いでのオレンズネロ筆記時のパイプ擦れ感に悩んで検索しました。書き込み失礼します。
私の場合これはメタルグリップでも同じでしたので、高級品だということで改善を期待していました。
私よりは同僚強めの同僚も擦れ感を訴えました。私は意識して弱めにして書いていましたが、Googlejapanさんのように強く書けば良いのかなぁ…でも、普通に書いててたまに粉々になるシュタイン2Bが余計に崩れそうな気も…。
実は私も、オレンズ達、入院中です。筆圧強めで試してみたい…。
ともこさん、はじめまして。コメントありがとうございます!
同じく悩んでらっしゃるんですね^^;
私の場合、メタルグリップの0.2mmが大当たりだったのですが、ともこさんはメタルグリップも同様に掠れに悩まされているんですね。
> でも、普通に書いててたまに粉々になるシュタイン2Bが余計に崩れそうな気も…。
おっしゃる通りですね。笑
私のオレンズネロもまだ入院中ですが、退院したらまたフィードバックいたしますね!
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