あたぼうステーショナリーから販売されているふたふで箋という原稿用紙。
この原稿用紙、2016年に日本文具大賞を受賞した飾り原稿用紙の弟分のような原稿用紙で、「一筆箋では一枚に収まらない、でも便箋では空間があまり過ぎてしまう、、、というときに丁度良い大きさ。」というコンセプトで作られたもの。
縦20マス×横10マスの合計200マスと普通の原稿用紙の半分のサイズです。
また一般的な原稿用紙はシンプルな柄のものが多い中、飾り原稿用紙(ふたふで箋)は罫線の色合いや・模様など他の原稿用紙では味わえないひと工夫が施されており、人気を集めている原稿用紙です。
さて、飾り原稿用紙の大きさだと家でじっくり書き物をする際に使用し、外への持ち運びは考えづらいですが、ふたふで箋のサイズであれば外にも連れ出したくなる方も多いのでは。
実はこのふたふで箋、開発者の意図もあり用紙の高さがバイブルサイズのシステム手帳の高さと同じに作られています。
下記、ふたふで箋の紹介ページより引用
左右の幅は168mm。魚尾で半分に折れば、細めの封筒にさっと入る幅に設計されています。
私もバイブルサイズのシステム手帳を使用していますので、であればシステム手帳にふたふで箋を挟んで持ち歩こうと思い、早速試してみました。
ふたふで箋をシステム手帳に収納する
オーセンのシステム手帳+ふたふで箋です。
ふたふで箋を半分に折りたたむ必要がありますので少々かさばってしまいますが、120枚程度であれば問題なさそうです。※写真は90枚。
実際に筆記する際は段差が出来てしまうため、ふたふで箋をシステム手帳に収納できるもののバインドした状態での書き込みが出来ないという問題が生じます。
筆記する際に1枚1枚取り外して筆記すれば良いのですが、それだとシステム手帳のメリットが半減してしまうように感じます。
出来としては60点。
そこで思い出したのが、高さはバイブルサイズだけど横幅の広いシステム手帳が存在すること。
HB×WA5のサイズは、スペースが大きく取れるし使い勝手は良いサイズだなーと考えていたものの、アシュフォードのみの規格であるため販売されているリフィルが少なく、具体的な使用イメージを持てずにいました。
HB×WA5ならふたふで箋のサイズと合うのではと思い、試してみました。
ぴったりです。折らずにふたふで箋を収納出来ますし、バインドしたままの状態で筆記が出来ます。
完璧!と思いきや、ここで一つ問題が生じました。
開いた状態ではキレイに収まっていますが、手帳を閉じると用紙がはみ出してしまうのです。
出来としては85点。
100点ではありませんが、ふたふで箋を折らずに収納ができ、バインダーから外さずに筆記が出来るメリットは大きいので、このまま運用してみようとも思いましたが、出来れば完璧を目指したいところ。
という事で、ふたふで箋の右端の余白部分を1cm弱ほど裁断してみました。
そして閉じてみました。
こんどこそ完璧!
綺麗に収めるためにはふたふで箋の右端を1cm弱ほど裁断してしまうので、ふたふで箋本来のディテールに傷つけてしまうことになりますが、金鶯錯(きんおうさく)以外の柄であれば余白を少し余らせた状態で済みます。
金鶯錯(きんおうさく)は柄の横幅が広いため用紙の右側だけを裁断すると余白部分がゼロになってしまいます。
余白を残したいのであれば、左右両端を少しずつ裁断すればキレイに残せそうですね。
裁断するという行為が発生してしまうため100点は付けられませんが、95点は付けても良いでしょう。
ふたふで箋を外に持ち運びたい方、ぜひ参考にどうぞ^^