2008年に発売以降、大ヒット商品となった三菱鉛筆のクルトガ。三菱鉛筆の公式サイトを見ると、出荷本数累計は2016年に6000万本を超え、2018年には9000万本を超えた旨の発表がありました。
6000万本を超えたプレスリリースがこちら。
http://www.mpuni.co.jp/news/pressrelease/detail/20160509161532.html
そして2018年に9000万本突破。
https://www.mpuni.co.jp/news/pressrelease/detail/20181018112838.html
9000万本って凄いですね。そろそろ1億本も突破していそうな勢いです。
クルトガのキャッチフレーズは、
従来のシャープペンだと、芯がだんだん斜めに磨耗する片減り「正式には(偏減り)という」により、文字が太くなる・折れやすい・崩れた芯で紙面が汚れやすいなどの問題がありました。
普段からシャーペンを使っていると、偏減りをし始めたタイミングで書き手自身でシャープを回して尖った部分で書くという作業を自然に行っており、それが普通になってしまっていたので、芯が自動的に回ってトガり続けさせるという発想自体なかった訳ですが、そこに着目し商品化してくれたのが三菱鉛筆です。
さすが日本のメーカー♪
具体的な仕様などは他のブログやホームページで記載されてるので簡単に要略しますが、文字を書いている途中、圧力がかかる・圧力が解けるタイミングで内部のゼンマイが回る事と連携して芯が回り続けることで、常に尖った状態で書き続けることができるというシャーペンです。
今ではどこの文房具屋に行ってもクルトガ専用のブースがありますし、スーパーやコンビニでもクルトガは売られていますね。
クルトガの書き心地について
さて、実際にクルトガを使ってみると、正直書きづらいです。というのは、圧力がかかるタイミングでペン先が少しだけ沈むんですね。
沈む幅はせいぜい1、2mm だと感じます。
クルトガには芯が回っている事が一目でわかるようにペンの一部がスケルトンになっており、回転しているのが目で見えるデザインになっています。
この沈む事によってゼンマイが回る仕掛けになっているようですが、初めて使った時は違和感にしか感じませんでした。
いろいろなサイトでの評価を見てみても「書きやすい!」というコメントが多い中で書きづらいというコメントを書くのも恐れ多いのですが、正直最初に感じたのが書きづらさでした。
ただ、使っているとそれにも慣れてくるようで、1日クルトガだけを使っていれば、そのあたりの描きづらさはあまり気にならなくなります。
それよりもクルトガのアピールポイントである文字が太くならない事が大きなメリットとして感じられるようになり、これまでシャーペンを使っている上でのストレスであった事がゼロになり、太くならない事が普通という感覚になってしまいました。
人間の感覚って怖いですね^^
ちなみに尖ると言っても、従来のシャーペンを手で回して尖った部分で書いた時の尖り方と比べると多少丸い印象は見受けられます。
0.5mm 芯であれば、従来の0.5mm芯の太さで書けるといった伝え方が正しいかもしれません。
クルトガの種類
スタンダードモデル
一番オーソドックスなクルトガです。
芯のサイズは、0.3mm、0.5mm、0.7mm の3種類が販売されています。
パイプスライドモデル
芯と連動して先端パイプがスライドすることで、パイプから芯を出さなくてもトガったまま折れずに筆記することがでるクルトガです。
実際に1ノックでどこまで書けるかを試して見ましたが、相当な文字数を書き続けることができました。
左側がクルトガスタンダード、右側がクルトガパイプスライドモデル。
パイプスライドモデルは、芯の減りと一緒にパイプがスライドしていきます。
ラバーグリップ付
ラバーグリップを付けて握りやすさにこだわった、長時間の筆記にも適した新モデルです。
値段は650円。
ラバーグリップの感触としては、購入直後はサラサラ気味でグリップ感が足りないなと感じましたが、使っているうちにグリップ力が高まってきているように感じます。
ローレットモデル
グリップの握りやすさにこだわったローレットモデルで、高級感も備えたモデルです。
シルバーとブラックの2色が販売されており、私はブラックを購入しましたが、このクルトガローレットモデルのデザインは非常にカッコ良いです。
小さいながらもローレット加工されたグリップ部分に透明の丸い部分があり、ここで芯が回っているのが見えるのも良いです。
定価は1000円で 0.5mm オンリーです。
ハイグレードモデル
低重心構造で安定した書き心地を得られ、高級感あるアルミグリップタイプです。
私はクルトガハイグレードモデルの0.3mmを購入しましたが、思いの外芯が折れてしまい、保有しているクルトガの中で一番ハズレでした。
基本的なデザインはローレットモデルと同じですが、グリップがローレットになっていない為、少し滑りやすい感覚もあります。
定価は1000円、芯経は、0.3mm と 0.5mm の2種類が販売されています。
ローレット加工が嫌いじゃなければ、ハイグレードモデルより、ローレットモデルを購入した方が同じ1000円でもお買い得感を感じます。
ユニアルファゲル搭載タイプ
「クルトガ × アルファゲル」のコラボ。
グリップ部分にやわらかいゲル状の衝撃吸収素材α-gel(アルファゲル)を採用したクルトガです。
三層構造が生み出すモチッとしたやわらかさとピタッとしたにぎり心地で、長時間の使用でも疲れづらく快適に筆記が可能です。
アルファゲルは好き嫌い分かれると思いますが、アルファゲルが好きな人には最高のシャーペンだと思います。
個人的には、好きでもないけど嫌いではない。レベルかな。
でも私の周囲にはアルファゲル愛用者も多いのも事実。
定価は850円、芯のサイズは 0.5mm オンリー。
限定モデル(コラボとか)
私は保有していませんが、クルトガは様々なブランドやキャラクターとのコラボで限定クルトガを発売しています。
最近だとディズニーとかアディダスとのコラボとか。
このクルトガの限定モデルが、中学生や高校生の間では大人気のようですね。
ちなみに写真のクルトガは、私のクルトガではなく娘のクルトガです。
替芯
従来の替芯よりもクルトガ専用にトガりやすくなめらかな芯として発売されています。
芯の外側がやわらかく、内側が硬くなっているようで、芯がトガりやすくなめらかに書くことができます。
ラインナップは、芯径は 0.5mm オンリーとなっており、HB、B、2Bの3種類となっています。