ファイロのシステム手帳「ウィンチェスター」がリファインされ「チェスター」として発売

趣味の文具箱vol.43に掲載されていたファイロファクスのチェスターが店頭に並び始めたので文具屋で見てきました。(写真はウィンチェスター)

チェスターは1984年に日本で初めて発売されたファイロファックスのシステム手帳であるウィンチェスター(Winchester)をリファインしたモデル。
ウィンチェスターは発売当時から絶大な人気を誇り、当時販売金額が36,000円という高価な金額でもあるに関わらず飛ぶように売れたと言われています。

30年前に発売されたウィンチェスターを現在でも愛用している方は多く、2つ目、3つ目と使い続けている方も多いよう。

なお、私はファイロ95周年で発売されたWinchester2016を愛用しておりますが、質感といい、リング径23mmというサイズ感といい、普段使いとしても母艦的な機能としても私にとっては外せない手帳バインダーとなっています。

さて今回発売されたチェスター(chester)が、これまでのウィンチェスターと比較してどう変わったかなどを纏めます。

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チェスター(chester)

ウィンチェスターからチェスターへの変更ポイント

革の質感

チェスターに使用されている革はフルグレインイタリアンカーフレザー。

このフルグレインイタリアンカーフレザーについて説明すると、

まずフルグレインとは、英語で記述すると「Full Grain」、Grainとは皮革の表面を指します。一般的な革はオイルや染料を染み込ませて加工しやすいように革表面を擦り、表面をある程度均一にしてから加工を行います。
一方フルグレインレザーは、革の外側の体毛を取り除いた状態で革表面を擦らずに使用します。生きていた時にできた傷や皺がそのままの皮革になるため、中でも傷が少なく質の良いフルグレインレザーは希少価値が非常に高いのです。

通常の加工方法と比較すると、フルグレインの方が強度の高いレザー製品に仕上げることができ、革本来の美しさがより強調されるようになります。

また、カーフというのは生後6ヶ月以内の子牛の皮をなめしたもので牛革の中でも最も高級な革となります。成牛の革と比較して非常にキメが滑らかで美しく傷も少ないのか特徴。人間の赤ちゃんの肌がスベスベで柔らかいのと同じですね。

チェスターはフルグレイン+カーフという革の中でも希少価値の高い素材だけで作られたものになります。
ウィンチェスターで使われている革もイタリアンカーフレザーですが、最高級イタリアンカーフとのみ仕様では書かれておりフルグレインなのかどうかは定かではありません。
革表面の表情は両方ともシボ加工されていますが、ウィンチェスターが無骨な表情だったのに対して、チェスターは縦に流れているような表情を醸し出しています。

サイズ・リング径

今回、A5コンパクト(リング径15mm)、バイブル(リング径23mm)、スリム(バイブルの薄型、リング径11mm)の3サイズが発売されました。
カラーは、ブラック・ブラウン・ワインレッドの3カラー。
価格は、A5コンパクト:42,120円、バイブル:31,320円、スリム:29,160円、全て税込となります。

リング周りの作り

バインダーのリング周りの革の折れ目にも若干の違いがあります。
ウィンチェスターはリングに近いところに折れ目がるためリフィルを多く挿んでいくと丸みのある表情になりますが、チェスターはリングから少し離れたところに折れ目があります。

近いところでいうとアシュフォードのプレスコットの角張ったイメージが分かりやすいかもしれません。

収納

今回大きく変わったポイントがバインダーの収納。

チェスターのポケット仕様は、

左側: カードポケット×8, ペンホルダー×1, スリップポケット×1
右側: ペンホルダー×1, スリップポケット×1, ジップポケット×1

ウィンチェスターは、

左側: カードポケット 大×1 小×1、スリップポケット×1
右側: ペンホルダー×1、スリップポケット×1

となっており、ウィンチェスターの仕様とは大きく変わりました。収納力が増えたのは純粋に安心につながるのとチャック付きのポケットはうらやましです。

もう1点、ペンホルダーが2つ付いたのはありがたいですね。
細めの為、太めのペンを収納することが難しいですが、2本挿せるのであれば色々と選択肢が増えます。※私はカランダッシュのエクリドールなどを挿しています。

ウィンチェスターを使ってみて

私は今年の春にウィンチェスターを購入しまして半年間使用していますが、今では主力ポジションのバインダーになっています。

良いと感じているポイントはいくつかありますが、まとめると以下のポイントです。

  • リング径23mmは多くの収納が可能であるため、リフィルのやりくりに困らない。詰めすぎて膨らみすぎる事もありますが^^
  • 革面がシボ加工されている為、多少雑に使っていても傷が目立つことがありません。かなりタフです。
  • 使い込む時間とともに革のエイジングが進み風合いが出てくるとともに、「ヨレ具合」がより愛着を深めていくように感じます。

以前、ウィンチェスターを手に入れる前に、手帳関連の本でウィンチェスターを長年使っている方の記事を読んだことがあるのですが、その方は30年間ウィンチェスターをずっと使い続けているとのこと。
実際に半年間使用してみて、一見シンプルな表情のウィンチェスターに愛着を持ち続けられる理由が少しだけわかった気がします。

今回、チェスターが発売されたことで、もしウィンチェスターに何かあっても替えが効くことになり個人的には本当にありがたいですね。私も5年・10年・20年と使い続け、使うに値できる相応しいユーザーになっていきたいです。

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