【S.T.Dupont ラインD】優雅でエレガントな佇まいとともに潜在能力の高いペン先に感動した万年筆

万年筆レビュー

S.T. Dupont(エス・テー・デュポン‎)のLINE Dという万年筆です。
知る人ぞ知るという訳ではありませんが、デュポン社の金ペンの書き味ってずば抜けて素晴らしいです。

今回は、S.T.Dupont LINE Dについてレビューします。

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万年筆レビュー【S.T.Dupont LINE D】

私自身、購入した際はその辺りのことをあまり理解せずに購入しました。購入後にペン先を調整師に観てもらったところ、「デュポンの書き味はこんなもんじゃないよ。ずば抜けた書き味になるからその書き味引き出してあげるよ」と言っていただきペン先を調整してもらったのですが、調整師がおっしゃる通り、これまでに体感したことのない素晴らしい書き味です。

ちなみに私は購入した万年筆は基本調整師に観てもらうようにしています。

万年筆を購入したらまず調整師に見てもらいましょうという話
今回は万年筆を調整師に見てもらえる環境に住まわれているのであれば、万年筆を購入した後は、まず調整師に見てもらいましょうというお話。買ったばかりで調整師?というと不思議に思われそうですが、調整師に見てもらうという工程を一つ入れることで万年筆の...

書き味が良いと思っていてもさらにその万年筆の性能を引き出してくれる可能性があるからです。

デュポンのラインDもそう言った万年筆の中の一つであって、購入当時から書き味に全く不満はありませんでしたが、調整師に観てもらったことでラインDの隠れた潜在能力を引き出されたような感じでした。

言葉を選ばずにデュポンの万年筆の書き味をお伝えすると、

改めて、

そう、エロいのです。

ペン先もエロいし書き味もエロい。エロい書き味ってイメージつかないかも知れませんが、とにかくエロいです。(そろそろ言葉を慎もうか)

他の万年筆では味わえない、デュポン独自の書き味があります。ペン先はしっかり硬め。決してしなる軟調ペン先ではありません。まずこの硬さが良い。高速筆記にも耐えらて気を使わずにガシガシかける。実用的な硬さです。それでいて紙面に対しての当たりは非常にソフトで紙面を滑っていくような書き味に、気持ち良さを感じられる万年筆です。

この書き味を伝えたくて、お会いする万年筆仲間に試筆してもらうのですが、みんな口を揃えて「柔らかい!」と言います。(みんな→3人くらい)

そして口を揃えてエロいと言います。(これで最後)

万年筆の書き味を表現する言葉に「柔らかい」と言った表現をすることは多いですが、柔らかいという定義はいくつかあります。軟調ペン先のようにペン先が弾力のようにしなるから柔らかいと感じる万年筆。また紙面への当たりが非常にソフトであることから「柔らかい」と表現する万年筆。

ラインDは間違いなく後者です。

さて、書き味から入ってしまいましたが、全体的なディテールについて。

S.T.Dupont社はフランスのハイブランド。もともとは1872年に高級皮革製品のメーカーとして設立されたブランドです。後にライターブランドとして地位を築きました。ライターブランドとしてのデュポンは聞き覚えがある方多いのではないでしょうか。筆記具には1973年に参入し発売を開始しています。

フランスのハイブランドだけあってボディ全体のディテールがエレガントです。

首軸とキャップをつなぐ部分には、「S.T.Dupont PARIS」の刻印があります。

キャップを取ってみましょう。

写真では伝わりづらいですが、首軸の金属部分からペン先までは一貫してゴールド。ボディの濃紺とゴールドのバランスが美しくこの子をチョイス地ました。

さて、S.T.Dupontの万年筆の特徴ですが、

  • 金属加工技術が高い
  • 金属製で重く安定性がある
  • 金属の上から塗る独特の漆加工技術
  • ハイブランドでありつつペン先まで自社生産ということにこだわりを感じる
  • とにかくお値段が可愛くない

と言ったことが挙げられます。
私のラインDは予算の都合上から漆加工されたタイプではなくデザインもシンプルなものですが、各所にデュポンならではのこだわりを感じられること、それがコテコテなアピールになっていない洗練された美しさであることにも好感が持てます。

首軸とペン先のつなぎ部分のくびれがまたエロくないですか?

パリのハイブランドが自信を持って提供し続けるラインDというシリーズ。
紛れもない品格、優雅さ、洗練さ、使い手としてこの万年筆に相応しい人間になりたい。持つに相応しいステージに登っていかなければと感じさせる万年筆です。

残念ですが、「エロい」なんて言葉を使っているうちはそういったステージに登れていない気がします。

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