【くれ竹万年毛筆 夢銀河 天然木 千本桜】奈良吉野山の桜の木から作られた毛筆

くれ竹万年毛筆 天然木 千本桜 万年毛筆

奈良吉野の山の桜を使って作られた万年毛筆、「くれ竹万年毛筆 夢銀河 天然木 千本桜」です。
いつか1本良い毛筆を持ちたいと思っていましたが、2020年3月4日より日本橋丸善にて開催されている万年筆展にてこちらの千本桜が展示されており、お迎えに至りました。

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くれ竹万年毛筆 天然木 千本桜

今回お迎えした千本桜という毛筆がどんなものかお話しします。

吉野山の桜について

吉野山の桜は伐採が禁止されており、その起源は約1300年前にも遡ります。修験道の開祖と言われる役行者が山桜の木に御本尊蔵王権現を刻んだことから、御神木として崇められ、桜の枯れ木といえども薪にせず、「桜一本首一つ、枝一本腕一つ」と伝われるように厳しく伐採が戒められたといいます。

この毛筆でなぜその吉野山の桜が使われているかというと、2018年の台風21号で倒木した吉野桜を譲り受けることができ、それを毛筆として蘇らせたのです。特別な万年毛筆となるので限られた本数しか製造ができません。

桜の木について

桜の木が木材としてどんなものかを調べてみると、桜は材質、色調、加工性ともに優れており、高級家具、楽器、彫刻などの材料として幅広く使われているようです。狂いが少ないので精密さを要する器具類やスケール材として定評があるとのこと。

色調としては、心材の色は赤褐色、辺材は淡黄褐色ないし黄白色、境界は分かりやすいです。
こちらの写真は展示されていた千本桜ですが、大きく赤色(奥)と白色(手前)に色が分かれます。私がお迎えしたのは少し赤みがかっているものを選びましたので、木の中心部分の芯材を使って作られたものになります。

木軸は自然のぬくもりを感じられるとともに、使うほどに手に馴染んでいくもの。また、桜の木は磨いたり使い込んでいくうちに美しい艶を醸し出していきますので使えば使うほど愛着が深まります。

こういった素晴らしい毛筆と出会えたのは予想外。良い縁に恵まれたと思います。

くれ竹万年毛筆について

くれ竹は墨や書道用具を中心に製造販売されているブランドです。
パイロットやプラチナ、ゼブラといった各筆記具メーカーより筆ペンは発売されていますが、個人的には筆ペンはくれ竹みたいなイメージがあり、以前より愛用しています。


こちら私が保有しているくれ竹の万年毛筆ですが、同社の万年毛筆には大きく2種類の穂先あり、いたちの毛で作られた穂先と、ポリエステル毛材を使用した穂先の2種類が発売されています。

上の写真で白い穂先がポリエステルの穂先で、上の写真の下のタイプのものや今回購入した夢銀河シリーズの万年毛筆はいたち毛で作られた穂先が付いています。

廉価版のポリエステル毛材で作られた穂先も本格的なイタチ毛の穂先も、正直なところ私レベルだとどちらを使っても分かりません。並べて書き比べると、あ〜ちょっと違うかな〜くらいの感じ。(残念)

お互い非常に柔らかく繊細な穂先ですので、筆圧によって様々な雰囲気の筆跡が表現できますが、それは毛筆を使いこなせば出来ることであって、私レベルだと同じ太さで真っ直ぐな線をまともに書けないし、とめ、はね、はらいなどは本当に苦戦します。

普段使っている万年筆のような硬筆だと、どんな筆圧で書いても近しい筆跡になりますので筆圧の強弱をさほど気にする必要がありませんが、毛筆はちょっとした筆圧がそのまま形となってしまうので簡単にはいきません。

ですので、残念ながらこの毛筆は書きやすい・書きづらいの判断は出来ないし書きづらく感じてしまうのですが、これは毛筆に対しての作法を身に付けられていないだけなので、柔らかい毛筆できれいに書けるようになるよう努力するしかありませんね。

夢銀河シリーズには3本の穂先が付属


なお、今回購入した夢銀河 天然木 千本桜には最初についていた穂先以外に2本の予備の穂先が付属されてました。
それぞれ種類が異なるようで、元々本体に装着されている穂先は中字タイプ、替えとして細字タイプの替穂と硬筆タイプの替穂が付いてましたので、最悪柔らかい穂先が辛くなったら硬筆タイプの方に逃げることができそうです^^;

とは言いつつ柔らかい毛筆で美しい字が書けるよう練習スタート。

Tiwtterで書写に参加をさせてもらったり、

ポイントで練習したり、

硬筆と比べるととにかく姿勢を一定にさせることと、集中力を途切らせないことが大切に感じます。まだまだ一定の線を書くことすら難しいですが、うまく書けたときの筆跡は毛筆ならではですよね。

常に安定した文字が毛筆で書けるよう練習したいと思います。

なお、今回お迎えした夢銀河天然木は桜で限定扱いとなりますが、他にも「梨」・「玉樹槐」などがシリーズとして販売されています。また、木軸はそれなりの値段がしますが、もう少し安価なタイプでも穂先は同じ物が取り付けて筆記することができますので、本格的に毛筆を使ってみたい方はぜひ検討してみてください。

コメント

  1. […] 【くれ竹万年毛筆 夢銀河 天然木 千本桜】奈良吉野山の桜の木から作られた毛筆奈良吉野の山の桜を使って作られた万年毛筆、「くれ竹万年毛筆 夢銀河 天然木 千本桜」です。 いつか1 […]