パイロットの消せるボールペン「フリクションシリーズ」に、ラメカラーが登場しました。
その名はケセラメ(KeseLame)。数量限定での発売です。
ラメカラーで消せるとのがこのボールペンの特徴ですが、私はラメボールペンとしての発色の良さに驚かされました。
使用感と合わせてレビューします。
目次
ケセラメ(KeseLame)レビュー
ケセラメはパイロットの「消せる技術」とメタリック・パステルなどの「特殊顔料技術」を融合させた筆記した文字を消せるラメボールペンです。
カラーはラメゴールド、ラメシルバー、ラメピンク、ラメバイオレット、ラメブルー、ラメグリーンの6色で、単色では253円(税込)、6色セットで1,518円。
私は6色セットで購入しました。
パッケージが可愛らしいですね^^
ボール径は、0.7mmのみとなっています。
発色の良さに感動
ケセラメを使用して驚かされたのがラメボールペンとしての発色の良さです。
フリクションボールペンの場合、「消せる」がメイン機能となってしまうため、インクの発色や書き味は良くありません。特に薄まったような黒がダメです。
そういったこともあり、今回のラメの発色にもさほど期待していなかったのですが、実際に筆記してみると美しいラメを表現でき驚きました。
写真をクローズアップしてみましょう。
いかがですか?
キラキラが過ぎませんか?
特にピンク、バイオレット、ブルー、グリーンの発色は素晴らしいですね。ゴールドは他のペンでも同じですが光の加減によっては見えづらい気がします。
もう一つ良いと感じた特徴があります。
ケセラメは普通のフリクションペンと比べて書き味が滑らかです。ラメの特殊顔料インクの書き味が違うのでしょうね。まったく別物の書き味だと考えて良いかもしれません。
また、0.7mmという芯径もちょうど良く感じます。
0.5mmなど極細になってしまうと滑らかさよりもカリカリした筆記感になってしまいますし、ラメでコーディする文字であれば極細よりも多少の太さがあった方が良い表現ができるのではと思います。
フリクションとしての消え具合
さて、フリクションを語る以上、書いた文字が消せなければ意味がありません。
消し心地を試していきます。
筆記した文字を一文字ずつ消していきます。
フリクションに付属する消しゴムは細かな部分をピンポイントで消せるのが良いですよね。
あとで説明しますが、少し消しカスが出ます。
最終的にはこのように消すことが出来ました。
一般的なフリクションと変わらないレベルの消し具合。
フリクションペンとして実用でも問題なさそうです。
ケセラメの消しゴムは普通のフリクションとは異なる
さて、ケセラメの消しゴムは、普通のフリクションペンの消しゴムと比べると柔らかい作りになっており、多少の消しカスが出るようです。
消しカスが出ることはパイロットの公式にも記載されていますので、ラメインクを消すという消去性を重要視した結果なのでしょうね。
フリクションファンだけでなくラメラーも買いなボールペン
フリクションペンに対しての私の印象は、消せるという機能は素晴らしいけど、ぶっちゃけ黒の発色と書き味がいまいちで好んで使う気にはなれないペンという印象でした。
しかしケセラメは、輝度が強く、発色がいいラメ顔料インキを搭載していることもあり、普通のフリクションからは想像できない発色と書き味を味わうことができます。
なぜか数量限定での発売のようですが、限定で終わらせてしまうのはもったいない素晴らしいラメボールペンだと感じました。
限定数量がどれくらいかは分かりませんが、ラメなボールペンが好きなラメラーさんは、間違いなく買いなボールペンです。