ジェットストリーム 4&1の新シリーズ、Metal Edition(メタルエディション)が発売されました。
メタルカラーのボディーは、ディテールとしても目に引くデザインでカッコ良いですね。他とは違うちょっとお洒落な4色ボールペンを持ちたい方には良いかもしれません。
ジェットストリームの書き味についてはいまさら語ることもありませんので、今回はボディをメインにレビューします。
目次
ジェットストリーム 4&1 Metal Editionの特徴
メタルエディションは従来品と比べて、グリップと消しゴムキャップにアルミ素材を採用したことで、従来品より耐久性が高まり、汗や汚れにも強くなったとのこと。
こちらがグリップ部分。
ローレット仕上げです。グリップ上のくぼみも良い雰囲気を出しています。
消しゴムのキャップ部分。
従来品と比べてみましたが、プラスチック素材からアルミ素材になるだけで一気に引き締まりますね。
カラーリングは、ガンメタリック、ダークグリーン、ピンクゴールド、アイスシルバーの4色展開になりますが、どれも落ち着いた色合い。個人的には好みです。
独自のローレットグリップ感に違和感
重心はこの辺り。アルミグリップになっていることから少し前重心でしょうか。
さて、このメタルエディションの特徴として、独自のローレット加工であることが挙げられています。
■独特のローレット加工
アルミを削り出して作られた消しゴムキャップと先軸は、耐久性と洗練されたデザインを両立。縦溝を基本としつつ、指当たり部分に横溝を施した独特のローレット加工は手になじみ、ホールド性を向上させます。
しかし実際にグリップをしてみると、残念なくらいに滑りやすい。
素材がサラサラしていることと合わせて、ローレットの削りが縦線であるため、ローレットの役割を果たせていません。
指当たり部分に横溝を施したとの事ですが、写真でも分かる通り、グリップする分に横溝がほとんど当たりません。もう少し上まで横溝を施してくれないと意味が薄いと思います。
独自のローレット加工は手になじみホールド性を向上させますとのことですが、私の手にはまったくそのように感じられませんでした。
※私の肌が乾燥肌なのかもしれませんね。夏場汗ばんでいる時やウェットな肌感の人には違う感想になるかもしれません。
肌質もあると思いますので、人によっては持ちやすいのかもしれませんが、滑る感覚を持ってしまうユーザーは私だけではないはず。
全体をザラつかせるかとか、もう少しこだわって欲しかったですね。
独自ローレットとは言いつつ、使用感よりもデザインを優先してしまった感が否めないグリップでした。
まとめ
従来品のジェットストリーム4&1と比較して、デザイン性・耐久性は間違いなく高いでしょう。
カラーリングも落ち着いた色合いですので、様々なシーンで使うことが出来そうです。
ボディ全体のディテールやデザインは申し分ありませんし、耐久性もあるので愛着を持って長く使えます。
しかし使いやすいかどうかを考えると、従来品のラバーグリップの方がグリップ性能が高く使いやすいと感じた微妙な一本でした。
少なくとも乾燥肌の方、乾燥時期には滑りやすいボールペンであることは間違いありません。