脱毛では照射時の痛みだけでなく、照射直後や翌日に肌トラブルのリスクが起きやすいのをご存知ですか?
一般的に女性よりも男性の肌の方が厚くてトラブルにはなりにくいと言われているものの、毛の太さが太かったり肌の色が濃い目だったりして脱毛によるトラブルが意外と起きやすいんです。
そこでこの記事では
- メンズ脱毛でヒリヒリする原因
- 肌トラブルが起きた時の応急処置
- 肌トラブルにならないための注意点
についてまとめました。肌の状態が良いと脱毛効果アップも期待できるので、ぜひ読み進めてみてくださいね。
目次
メンズ脱毛でヒリヒリ痛みを感じるのはなぜ?考えられる原因
まずは、メンズ脱毛で「ヒリヒリする」「赤みがある」「かゆい」といった症状がある時にどんな原因が考えられるかを見ていきましょう。
毛穴が炎症を起こしている
ほとんどの脱毛機は「レーザーや光の熱エネルギーをメラニン色素に反応させる」仕組みで脱毛します。瞬間的に熱エネルギーが毛に集まり、結果毛穴にもダメージが与えられやすくなります。
毛穴周辺が赤くなったり毛穴がポツポツ腫れていたりするなら毛穴のトラブルの可能性があります。掻きむしったり清潔にしていなかったりすると毛穴に膿が溜まって「毛嚢炎(もうのうえん)」になる事も。
自己処理で角質が削れている【カミソリ負け】
照射前の自己処理でカミソリ負けになっている部分があれば、弱い照射でもヒリヒリ感の原因となります。
しっかり保湿して摩擦から保護するように気を付けないと、色素沈着する原因となります。
照射で軽いやけどになっている
日焼けや色素沈着、ホクロなど肌のメラニン色素が多い場合は、照射で熱エネルギーが毛穴以外にも集まりヤケドすることがあります。また、効果が出ないからと出力を必要以上に高めた場合もヤケドのリスクが上がります。
酷いと火傷が跡に残ってしまうので、ヒリヒリ感が強い場合は早めにクリニックを受診しましょう。
メンズ脱毛で痛い時の応急処置3選!保冷剤やローションで治る?
まずは、メンズ脱毛で「ヒリヒリする」「赤みがある」「かゆい」といった症状がある時にどんな原因が考えられるかを見ていきましょう。
①ヒリヒリする部分は保冷剤や冷やしたタオルで鎮静
赤みやヒリヒリ感がある場合、まずは皮膚の炎症を鎮めるために冷やすのが有効です。ケーキを買ったときなどに貰える保冷剤や、濡らしたタオルを冷蔵庫に入れて冷やしたものを皮膚に優しく当てましょう。
保冷剤は直接肌に当てると凍傷になる恐れがあるので、必ずハンカチやタオルに包んでから当てます。
②痛みが落ち着いてきたらローションや乳液で保湿
ヒリヒリ感や赤みが落ち着いてきたら、保湿で角質層のバリア機能を高めてあげましょう。メンズ用の保湿剤は、逆に肌の潤いを奪う「メントール」が配合されているものも多いので、クールタイプやさっぱりタイプを使っている人は成分表示を確認してくださいね。
ドラッグストアですぐ手に入る保湿剤で刺激の少ない商品は「ハトムギシリーズ」です。
大容量のハトムギ化粧水や
ハトムギオールインワンジェルならボディにも使えます。
保湿力に物足りなさを感じるなら、乳液やクリームをプラスしても良いですね。
③布やマスクで擦れて痛い時はワセリンが有効
冷やしている時や保湿直後は問題なくても、服やマスクで擦れるとまたヒリヒリする事があります。そんな時は「ワセリン」でお肌を保護してあげるのが有効です。
ワセリンもドラッグストアでワンコインで買えるので、今何とかしたい!というヒリヒリ感にも対処できますよ。ちなみに、ワセリンは精製度によって価格がピンキリなのですが、精製度が高く肌に優しいのが「白色ワセリン」「プロペト」です。
プロペトでもシャンプーくらいの価格で買えることが多いので、1本持っておいて損はありません。
メンズ脱毛でヒリヒリを招くNGな行動
赤みやヒリヒリ感を出さないためには、脱毛前後の行動も大切です。続いては、脱毛後に肌トラブルを起こさないために注意したい事を紹介します。
照射当日の運動や入浴
血行が促進すると、肌ダメージによる炎症が酷くなりやすくなります。汗をかくほど激しい運動や、入浴でしっかり汗をかくのは控えましょう。
肌トラブルが全くない時は5分程度の入浴も大丈夫なのですが、ヒリヒリ感や赤みが残っている場合は当日のお風呂はシャワーで済ませるのがおすすめです。
照射前後の日焼け
肌トラブルが無い時でも、日焼けしすぎると赤くなったりヒリヒリしたりしますよね。照射後はより紫外線ダメージを受けやすくなるので日焼けは厳禁です。
照射後1週間くらい、もっと言えばターンオーバーの周期である28日くらいまでは照射部位に紫外線を当てないようにしたいところです。
また、日焼けして黒くなった肌は脱毛の光やレーザーに反応しやすくなります。サロンやクリニックでは照射を断られる事もあるくらいなので、脱毛前の日焼けももちろん気を付けておきましょう。
自己処理直後の照射
カミソリで自己処理した直後は角質が剥がれたりささくれだったりしてダメージを受けやすい状態。ボディであれば照射2日前、顔であれば最低半日はあけて、お肌を落ち着けておきましょう。
肌トラブルがある部位への照射
もともと肌に赤みがある部分はもちろん照射NGですが、意外と多いのが「乾燥している」「かゆみだけある」という部分に照射して肌トラブルになるケースです。
かゆみや乾燥はお肌のバリア機能が低下しているサイン。日頃から保湿して肌の状態を高めておくと肌トラブルのリスクを減らせます。
照射後にかゆいからと掻く
赤みやかゆみが出ている部分を引っ掻いてしまうとさらに角質が剥がれて状態が悪化してしまいます。冷やしたあと化粧水やジェルで保湿して鎮静させるのが正しい対処法です。
寝ている時に無意識に掻いてしまいそうなら、さきほど紹介したワセリンでお肌を保護してみてください。
こんな症状はすぐ病院へ!家庭用脱毛機も油断禁物
肌トラブルの応急処置や肌トラブルを避けるための行動を紹介してきましたが、症状が酷い時や心配な時はすぐ病院に行きましょう。
特に
- 3日以上ヒリヒリがおさまらない
- 水膨れや皮膚が白っぽくなっている
- 湿疹やブツブツ・膿が出ている【毛嚢炎】
といった症状がある時は、処方薬でないと治らない可能性があります。症状が軽くても、医師の診察を受けてきちんとお薬を処方してもらう方が早く治りますよ。
使用方法を守って安全に脱毛しよう
肌トラブルは照射したら必ず起こるものではなく、きちんと脱毛機の使用方法を守れば大丈夫な人が多いです。
ただし上記の「NG行動」を取ったり、アトピー体質やアレルギー体質などお肌が弱めだったりすると肌トラブルのリスクも上がってしまうので注意しましょう。
肌トラブルがないお肌(角質層がしっかり潤っている)お肌は、毛根に熱エネルギーが集まりやすくなり脱毛効果もアップします。普段からトラブルを防いで、どんどん脱毛を進めていきましょう。