ASUSのプロジェクター「ZenBeam S2」。最大500lmの明るさと解像度720dpiに対応、6,000mAhバッテリー内蔵で無線接続での投写も可能なモバイルプロジェクターです。
プロジェクターというとそれなりに大きなものをイメージしていましたが、今どきのプロジェクターは違うようで、モバイルだけあって本当に小さいです。
そしてHDMI接続・USB Type-C 接続以外にも無線での接続が可能であるとともに、6,000mAhのバッテリー内蔵など、モバイルで使用するための機能がしっかりと整っております。
合わせて高性能さにも驚かされます。
仕事で使ったり、映画を見たり、簡単なゲームで楽しむ分には十分なスペックで、一台あれば仕事にも遊びにも様々なシーンで活躍できます。
今回はそんなモバイルプロジェクター「ASUS ZenBeam S2 」をレビューします。
ASUS公式ストア;ZenBeam S2目次
ASUS ZenBeam S2 レビュー
それでは早速、外観やスペック、映像の映りなどをレビューしていきます。
デザイン・仕様
ヘッドホン、HDMIポート、USB Type-A、USB Type-Cが用意されており、一般的なHDMIで接続するほか、Type-CのUSBでPCと接続することも可能。
Android、Windows10のみですが、無線での接続も可能です。Macが無線接続できないのは残念ですが、Type-Cで接続できるのでOKとしましょう。
また、ZenBeam S2は6,000mAhのバッテリー内蔵している事で、電源コンセントにつながなくとも数時間(最大3.5時間)稼働させることが出来るとともに、モバイルバッテリーとして使用することも可能です。
実際にAndroidスマホとiPhoneを接続してみたところ、充電することが出来ました。
自分だけでなく、仲間のスマホのバッテリーが切れてしまい困っているときにも、「良かったらこれ使って」とZenBeam S2を差し出してあげれば話題になりますね。
なお、2wのスピーカーが付いているので、ZenBeam S2 のみでも音を出すことが可能ですが、ヘッドホン端子がついているので、映画鑑賞やゲームを楽しむときは好みの外部スピーカーやヘッドホンを使うことをお勧めします。
映し出す映像
ZenBeam S2は、500ルーメンの明るさ、720p(1280 x 720)の解像度、NTSC比100%の色域カバー率を備えたモバイルプロジェクターで、小さいながらも明るくてクリアな映像が映し出せます。
上の写真は、壁から40cm程度の距離ですが、MacBook Proの画面よりも大きく映し出されている事伝わりますね。
スペック的には、1mの距離で40インチ、3mの距離では120インチの大画面投影が可能とのこと。最小のスペースで最大限の大画面を映し出すことができるプロジェクターです。
ちなみに120インチクラスの画面表示でゲームをやってみたところ、酔って気持ち悪くなりました。笑
120インチクラスになると、映し出す壁と自分の距離もしっかり離れないと厳しいようです。
同じサイズで映画鑑賞をする際は、酔わずに楽しめます。
外部スピーカーに接続すると、映画館で楽しんでいるかのような錯覚に陥れます。
ちなみに真昼間の明るい部屋の中で、明るく映し出すことは難しいです。一定の暗さの中でこそ力を発揮しますね。
オートフォーカスと水平垂直調整が秀逸
さて、 ZenBeam S2はオートフォーカスと水平垂直を合わせる機能がとても秀逸です。
壁に投影した際、自動的にピントを合わせてくれる訳ですが、ピント合わせと同時に投影が斜めになっていたとしても自動で水平垂直に修復してくれます。
投影の前に立つ際など、映像を妨げることなくプレゼンが出来ますし、これまでのプロジェクターの定説であった「プロジェクターの配置場所はまっすぐ正面」という概念が無くなりました。
昔のプロジェクターってピント合わせに苦労した記憶がありますが、今の時代のプロジェクターって凄いなと思った次第です。
コワーキングや貸会議室でのプレゼンに便利
さて、 ZenBeam S2 は家庭にてゲームや映画鑑賞にも楽しめますが、やはりモバイル性能を活かして外でがっつりと使っていきたいプロジェクターだと考えています。
コロナの影響で、ほとんどの会議がリモート会議になりました。あわせて、オフィスにクライアントやパートナーをお招きすることが難しく、対面でのミーティングは、コワーキングスペースや貸会議室を借りて行うことが多くなっていますよね。
貸会議室ではモニターが用意されてて、PCとの接続が可能な場所もありますが、モニターやプロジェクターが整備されていなかったり、用意されているものの規格や相性が合わず接続に苦戦するなんてことありますよね。
そんなシーンではZenBeam S2の出番です。
さっとカバンからZenBeam S2を取り出して壁に資料を映し出せば、参加者みんなが驚き、ネタになること間違いありません。
使ってみての感想・まとめ
ZenBeam S2 を使用して感じたのは、片手で軽々と持てるほど小型なのに、プロジェクターの性能は高く鮮明な映像を映し出せることに驚きました。
基本的にはデバイスと接続して電源をonにすれば自動的に映し出せ、難しい設定はありません。
またプロジェクターと言えば10万円を超える高価なイメージがありますが、ZenBeam S2は6万円前後であるため、ちょっと良いモニターと同じ程度の金額で120インチクラスの映像が楽しめます。
仕事・プライベートともに使えるプロジェクターを検討されている方は、ぜひ候補に入れることおすすめします。