【ASUS VG27AQL1A レビュー】次世代デバイスを配慮に入れたハイスペックモニター・高色域かつ永く使うWQHDを狙うなら推し!

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ASUSから、27インチWQHDという解像度でありつつ170Hzに対応したモニター TUF Gaming VG27AQL1A icon が発売されました。

現在WQHDモニターの主流は144Hzであり、144Hzのリフレッシュレートが出せれば十分なスペックです。

その中でASUSは、WQHD170Hzというワンランク上のスペックを持ち合わせるモニターを登場させたわけで、数年後のデバイス側の性能を見越した長く使えるモニターである事が伝わってきます。

さらには、27インチWQHD 144Hzのゲーミングモニターの一般的な相場観である、税込み5万円前後で販売していることにも驚かされます。

実際に発売して以来、爆発的に売れているようで、現在入手しづらくなっているほどの人気ぶりです。

今回VG27AQL1Aをお借りいたしましたので感想をレビューします。

AUSU公式ネットショップ: TUF Gaming VG27AQL1A icon icon

VG27AQL1A レビュー

TUF Gaming VG27AQL1Aの主な特徴は以下の通りです。

  • 27型 WQHD (2560×1440) モニター
  • 170Hz超高速リフレッシュレート(DisplayPort経由時)
  • 1msの応答時間(MPRT)
  • IPSパネル・ノングレアタイプで視野角が広く、映り込みの少ない液晶パネル
  • 画像のブレやチラツキを除去
  • 高フレームレートかつシャープなゲームビジュアルを実現
  • 広色域対応:130% sRGB / DCI-P3 95%の高い色域
  • DisplayHDR 400準拠のコントラストを実現

ゲーミング以外の用途でも活躍する高い色域のモニター

さて、このモニターを使って最初に感じた感想は、何よりも色味の良さ。ゲーミング用途に作られたモニターの場合、色味よりも滑らかに映像を動かす性能に特化しているイメージがありました。

また、ASUSの中でTUFブランドはどちらかと言えば安価でコスパの良いモデルというイメージがあったので、予想外の発色の良さにまず驚かされました。

実はVG27AQL1Aは色域が非常に高いです。

カタログ公表値が sRGB:130% / DCI-P3 95%となっており、ゲーミングモニターでこれだけ高いモニターがあるのかと感じてしまうほどの高色域。

実際に私の環境で測定したところ下記の結果となりました。

  • sRGBカバー率:100.0%、sRGB比:135.2%
  • AdobeRGBカバー率:89.4%、AdobeRGB比:100.2%
  • DCI-P3カバー率:95.2%、DCI-P3比:99.7%

カタログ値と測定上の誤差はありますが、これだけの高い色域があるのであればゲーミング用途だけでなく、写真編集や動画編集などを本格的に行いたい方にも申し分ありません。

特に動画編集に関しては、このモニターの持つ高いリフレッシュレートとの相乗効果が抜群で、2K120Hzで撮影した動画をそのままのクオリティで映し出すことができるわけです。

そもそも2Kというサイズの動画を撮影するのか?と疑問は生じる方もいるとは思いますが、個人的には2K動画好きですよ。

フルHD動画(1920×1080px)で十分だけど、これからのことを考えるとフルHDではちょっと物足りない。かといって4K動画(3840×2160px)はファイルサイズの大きさから取り扱いに苦労する。

そんな時に2K動画(2560×1440px)であれば、フルHDよりも美しい映像でありつつ、4Kよりもファイルの取り扱いが楽なので非常に使い勝手が良いのです。

  • 2160p:3840×2160(4K)
  • 1440p:2560×1440(2K)
  • 1080p:1920×1080(フルHD)

改めて、 VG27AQL1Aはゲーミング用途だけでなく、画像編集や動画編集などのカテゴリでも十分に活躍できるモニターと言えます。

もちろんピボット機能にも対応していますので、縦写真を大きく見たいときは画面を縦向きにして閲覧することも可能です。

WQHD170Hzはゲーマーのロマン

さて、本モニターはHDMI接続時に144Hz、DP接続時に170Hzのリフレッシュレートまで対応したハイスペックモニターです。

しかし現実問題として、WQHD解像度で170Hzを出せるケースは、高性能なGPUを搭載したPCでなければなかなか実現できません。映像がライトなゲームで遊ぶ時くらいです。

WQHD170Hzというモニターの性能を十分に発揮するためには、デバイス側のスペックも強く要求されるため、2021年現在では、性能を出し切れないユーザーも多いです。

実際に私の環境で(ラップトップ版のRTX3070)にてフォートナイトを試してみたところ(HDMI接続)、解像度2560×1440、映像設定 (クオリティプリセット) を高にして美しさを優先した場合、せいぜい80~100前後のフレームレートしか出ませんでした。

映像設定(クオリティプリセット)を低にして、常時130~140fps程度のフレームレートを出すのがやっとというレベルです。

RTX3070でこの数値ですし、また誰もがRTX3080やRTX3090といった高グラフィック環境を持つことが難しいわけですから、性能を出し切れないユーザーがほとんどな訳です。

でもWQHD170Hzには夢があります。

今は170Hzを出せなくても、数年後に次のPCデバイスに買い替えるときは、このWQHD170Hzという性能が当たり前に引き出せる世界が間違いなく待っているわけです。

PCは数年サイクルで買い換えたとしても、モニターはなかなか買い替えることはありません。

VG27AQL1Aを購入するということは、必ず到来するであろう数年後のゲーミング世界を見越した買い物になるのです。

ネガティブポイントは?

今のPCやゲーミングデバイスの映像処理では有り余る性能と、高い色域を持つモニターでありつつも、5万円程度とコスパの非常に高いモニターとなっていますが、コスパを優先するために削っている部分や気になる箇所もあります。

内蔵スピーカーの音質はおまけ程度

内蔵スピーカーは、おまけ程度の音質だと考えた方が良いです。これはほとんどのモニターに言えることですが、良い音でゲームしたいのであれば、外付けのスピーカーを用意した方が間違いなく良いです。

とは言いつつ、これだけのスペックを盛り込んだ上に、スピーカーまで内蔵いただけたことは感謝。音質を気にする必要のないゲームや用途であれば、このモニター一つで十分に使えます。

薄型だけど奥行で場所を取る

モニターアームが取り付けられない環境や、配置できるスペースが狭い方には大切なポイントになりますが、 VG27AQL1Aは奥行で20cm程度のスペースを取られます。スペースの狭い方は気を付けてください。

WQHD170Hz出すにはDisplayPortでの接続と設定が必須

続いて、WQHD170Hzの性能をフルに引き出すにはDisplayPortでの接続が必要です。HDMI接続の場合は、144Hzが最高になりますので、どんな環境でもWQHD170Hzを出せるわけではないこと注意しましょう。

HDIM接続時・最大で144Hzのリフレッシュレートまでしか設定できない
DisplayPort で接続し、モニター側の設定にてオーバークロックをかけると170Hzが選択できる

画像や動画編集にも活躍しつつ、将来のゲーミングまでを見越せるハイスペックモニター

ASUSのゲーミングモニター VG27AQL1Aを使ってみた感想を紹介してきました。

VG27AQL1A は、27インチのWQHD解像度、IPS・ノングレアパネルを搭載したゲーミングモニター。

ゲーミングモニターとして高いスペックを持ち合わせるとともに、色域がとても高いことから画像や動画編集にも適したモニターです。

また、WQHD170Hzという高いスペックは、現在発売されているPCのGPU性能ではフルに発揮させるのが難しいですが、この先GPU性能が進化するにつれて、 VG27AQL1A の性能が発揮できる世界が待っています。

VG27AQL1A の価格帯は税込みで5万円程度と、27インチWQHDのハイスペックゲーミングモニターとしてはけして高くない価格帯です。

もちろんネガティブポイントはゼロではありませんが、数年先のゲーミング環境を見越すとともに、実用でもしっかりと活躍できるモニターだと感じました。

なお本モニターは、人気で品薄状態が続いており在庫が安定していません。Amazonでも販売されていますが、ASUS公式ショップの方が若干安く買えるようですので、定期的に公式ショップとAmazonの在庫状況を確認することお勧めします。

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よしぞー

よしぞー

万年筆、ボールペン等の筆記具沼・ゲーム沼・美容沼、そして革沼など複数の沼のほとりにて、物欲のままに暮らしてます。このブログは使用した物のレビューを中心に好きなことを気ままに書いてます。ご覧になられた方が一人でも多く沼に堕ちてくれたら嬉しいです。

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