ステッドラーの定番芯ホルダー、マルス テクニコ芯ホルダーのブラックバージョンが発売されていますね。
今回は、単なる色違いのバージョンではなく、ちょっとした機能改善も加えて。
ステッドラーのウェブサイトには特別掲載されておりませんが、他のサイトなどで確認すると10,000本の限定品のようです。
ここ1ヶ月、スマッシュやグラフ1000、ステッドラー製図シャープペンなど様々な限定カラーが発売されてきましたが、芯ホルダー好きな私にとってはこのブラックのマルステクニコは一番飛びついた筆記具かもしれません。
※まだブログにアップはできておりませんが、上記限定カラーは全て飛びついてしまいました。正直財布が厳しいです。苦
概要
こちらこれまで発売されていた通常のマルス テクニコ芯ホルダー 780 C とブラックモデルの 780 C-9 です。
このマルステクニコは20世紀中頃から発売されているロングセラーの芯ホルダーで、キツすぎないローレットの程よいグリップ感、八角形からキャップに向かう途中で円形になるボディ、絶妙な重量バランスなどで評価されている芯ホルダー。
私の周りには建築の設計をやっている知人が多くいますが、そういうプロユーザーの中でもマルステクニコ芯ホルダーの保有率は非常に高いです。
ブラックモデル、純粋にカッコ良いです。
さて、今回のブラックモデルは通常モデルの単なる色違いではなく、仕様的な改善もされています。
具体的には芯の硬度表示機能がついて芯ホルダーに入れている芯硬度を見れるようになったこと。
通常モデルでは芯硬度の表示機能はありませんでしたので嬉しい改善ですね。
これまでのモデルと同様、簡易的な芯研ぎも付いており、ノック部分の穴に芯を挿して回転させることで芯が研げます。
簡易的ではありますがシャープナーを別で持っているとかさ張りますので、簡易的でありつつもシャープナーが付属しているのは大変ありがたいです。※マルステクニコ以外でも他社の芯ホルダーには比較的シャープナーが付いています。
芯ホルダーは、2.0mmという鉛筆と変わらない太さの芯をホルダーに差し込んで使うタイプの筆記具です。
このマルステクニコが超ロングセラー商品になっている大きな理由として、絶妙な重心バランスにあると考えています。
鉛筆と同等の芯を使うため書き心地は似ていますが、鉛筆とは大きく異なるのがこの重心位置。
グリップ部分のローレットのおかげもあり低い位置に重心がありますので、グリップした時の安定感がとても良いんですよね。
参考までにステッドラーの鉛筆(マルス ルモグラフ)と同じくステッドラーの芯ホルダー(788 C)の重心位置です。
マルス ルモグラフ鉛筆
芯ホルダー 788 C
同ステッドラーの芯ホルダーですが、グリップ部分もプラスチック製のため重心は中心に近いところにあります。
ちなみに芯ホルダーというと製図用シャープペンよりも、設計士などの専門家が使うイメージが強いですが、普段使いにも気軽に使える筆記具です。
値段も1000円程度でちょっと良いシャープペンを購入するのと変わらない価格で購入できますので、ぜひペンケースに一本忍ばせておいてはいかがでしょうか。
製品仕様
●型番:780 C-9
●本体価格:¥1,000/本 +税
●材質:[軸部]PS
●サイズ:10×150×8mm(本体)/ 18×165×8mm(PP袋入り)
●重量:13g(本体)/ 13.4g(PP袋入り)
●PP袋入り