サメのデザインの万年筆をゲットしました。
このサメの万年筆、少し前からTwitterなどで話題になっていましたね。
自分は使う事ないからいらないと決め込んでいたわけですが、縁あってお友達から一つ頂いちゃいました。
せっかくなので、使用感をレビューしたいと思います。
鮫(サメ)のデザイン万年筆
概要
このサメ万年筆はJINHAOという中国ブランドから登場した万年筆です。ボディ素材はプラスチック製でペン先はもちろんスチール製。
キャップは回転式になっており、キャップを取り外すと小ぶりなペン先が登場します。
パーカー51のペン先に似てますね。ニブの先っぽだけぴょこっと飛び出ていて可愛らしいですね。
私が入手したのはパーカー51に代表されるようなフーデッドニブを採用したサメ万年筆ですが、ネットで調べていると普通の「オープンニブ」のサメ万年筆も存在するようです。
↓こちらは普通のオープンニブのサメ万年筆。
グリップ部分は三角形状となっており、グリップする際に自然と正しい持ち方が出来るような形状。この辺りはLAMYサファリなどと似ています。
サメ万年筆のインク注入はコンバーターが使える
サメ万年筆の嬉しいポイントが、コンバーターで好きなインクを入れることが可能なこと。
こういった安価な万年筆の場合はカードリッジインクが主になることが多いです。
カクノなどのように別途コンバーターを購入すればコンバーターを活用して様々なインクを試せるものもありますが、コンバーター代でも数百円かかってしまいバカになりません。
サメ万年筆の嬉しい特徴は、一本数2〜300円という安価な価格帯の万年筆なのに最初からコンバーターが同梱されていること。
比較対象にカクノを使ってしまいますが、カクノでボトルインクが使用できるコンバーター仕様にすると、専用のコンバーターである「CON40」を購入する必要があります。CON40の定価が400円、カクノ本体と合計したら1,400円かかってしまいます。
この辺りの値段と比較するとホントお値打ちです。
書き味
せっかくなので、インクを注入して筆記してみます。
入れてみたのはパイロット色彩雫シリーズの山葡萄。鮮明な赤紫色が美しくツボにはまっているインクの一つです。
グリップ部分がスケルトンになっていてインクの残量が確認できる仕様も○ですね。
問題なくインク注入が出来、筆記してみると・・・
普通に書けます。
普通に書けるのは当たり前かもしれませんが予想以上の書き心地。
ペン先のしなり撓みはなく固めの筆記感ですが、紙面との当たりで引っかかりやザラつきを感じることなくスムーズにペン先を動かせるとともにインクフローもちょうど良い。
シンプルに書きやすいです。
少なくともこの価格帯でこの書き味であれば何の不満もなくむしろ素晴らしいの一言。もちろん多少の個体差はあると思いますし、その中でアタリを引いた可能性も強いのですが。
楽しい。
課題は耐久性?
実際に試してみてデザイン・機能性があり書き味も良い、これは悪く無いと感じているサメ万年筆ですが、ある情報によるとサメ万年筆は寿命が短いようです。このペン先の作りは耐久性に問題があり壊れやすく長期の使用には向いていないとのこと。寿命が短いというのは寂しいですが、数百円の万年筆なので使い捨てという考え方を持った方が良いのかもしれません。
サメ万年筆の用途
とにかく安価で可愛らしく機能的で、さらには書き味も○なサメ万年筆。
これから万年筆を考えているけど高額なものには抵抗があるという方にはぜひ気軽に試していただきたいですね。
また主となる万年筆は持ってらっしゃる方は、複数のボディカラーがありますので、それぞれに別々のインクを入れて複数のカラーペンとして使うのもありでしょう。ペンケースの中でガサガサして傷ついてしまっても精神的ダメージは少ない価格帯ですので、気軽に使えます。
私はインクや万年筆の布教用に使用しても面白いかなって考えています。
友達にお試しインクをプレゼントしたり、万年筆を試してもらいたい時にサメ万年筆にインクを入れてプレゼントしちゃうみたいな。
絶対に喜ばれますし、安価ですから相手に気を使わせずにも済みますし最高です。
ということで私も追加オーダーしたいと思います。