パイロットから新しいペン習字ペンが発売されました。
2018年1月にパイロットペン字ペン(DPP-100)や(P-FP-50R)が廃番との発表がありましたので、今回発売された習字用万年筆はその後継モデルになるのでしょうか。デザインだとP-FP-50Rの後継モデルというのが正しいかもしれません。
私も1本入手してきましたので、簡単にレビューしたいと思います。
パイロットペン習字ペン
早速ですが、こちらが新しく発売されたペン習字ペン、型番はP-FP60Rになります。今回のペン習字ペンはスケルトンになりました。私はノンカラーと言われる純粋な透明軸をお迎えしましたが、この色以外に透明ブラック・透明ライトブルー・透明ピンクの4種類が発売されました。ライトブルーとピンクは数量限定とのことを後から知って、数量限定であれば先にそちらをお迎えしておけばよかったと若干後悔しています。
なお同梱されているのはブラックのカードリッジインクですが、コンバーター(CON-40)を使用してボトルインクを楽しむことも可能です。
ペン習字ペンのデザイン
エルゴノミクスグリップで正しい持ち方が可能
今回のペン習字ペンの特徴は、正しい持ち方ができるエルゴノミクスグリップを採用した万年筆。
写真をよく見ていただくと分かると思いますが、握る部分が三角形状のエルゴノミクスグリップになっています。これによって筆記時に親指、人差し指、中指が自然と収まり、正しい持ち方へと導くとのこと。
ペン先はペン習字に最適なEF(極細)で、筆圧の強い方でも使いやすいステンレス製のペン先が採用されています。※EFオンリーです。
突起のついたキャップ
キャップが妙に小さく可愛らしくなりました。このキャップに突起をつけることで転がりを防止するとともに開閉もスムーズに行えます。ペンケースにも収まりやすいクリップレスの万年筆です。
ペン先はオリジナルな刻印
PILOT SUPER QUALITY JAPAN
と、刻印されています。気合い入ってますね〜。笑
ペン先はカクノと同じ
さて、このペン習字ペンのペン先を見て感じたのはカクノのペン先とよく似ているということ。
並べてみました。
どうやらカクノと同じペン先のようですね。パイロットのスチールペン先では、カクノ・コクーン・プレラそして、このペン習字ペンが同じペン先になるようです。ペン芯も同じ設計でしょう。
その為書き味についてもほぼ変わりはありません。
個体差のレベルですね。
このように並べてみるとグリップ部分の太さはあまり変わりがないように感じられますが、新しいペン習字ペンの方が三角部分のくぼみが深いため、細い軸を握っているように感じられます。
ペン習字ペンのお値段
さて今回発売されたペン習字ペンのお値段は600円。カクノが1000円ですが、同じペン先が付いていてコンバーターも使えるのであればペン習字用としてだけでなく、気軽に使える万年筆としての楽しみ方も良いかもしれませんね。
コンバーター足して1000円というのはパイロットの中でも最安値になるでしょうし、ペン先のクオリティは1000円のカクノや3000円のプレラ・コクーンと変わらない訳ですからお買い得です。
子どもから大人まで万年筆の初心者でも手軽に使用することのできる低価格の万年筆だと感じます。