パイロットペン習字ユーザーにとっての大きなイベントが毎月10日までに提出する課題。
課題には添削課題と級位認定課題の二つがありますが、その中でも「級位認定課題」は自分の実力を級位という形で判定されるものです。
この級位を上げていくことがペン習字ユーザーにとっての大きなモチベーションであり、級位を上げるために日々の練習に励んでいます。
透明水彩で描かれた、美しい紅葉の絵が有名です。
2018年12月の課題
久しぶりに、母校の同窓会に参加して楽しんだ。
2019年1月の課題
着物で参拝した神社には、雪が残っていました。
2019年2月の課題
高級なチョコレート菓子は、宝石のように美しい。
課題はその季節柄をイメージさせる内容で、毎月飽きがきません。
定期的にこのブログでも書きっぷりを上げていますので、見覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、この級位認定課題にはお手本というものがありません。
先に話したもう一つの課題である添削課題はお手本があり、そのお手本通りに書いて提出しますが、級位認定課題は写真の活字の文章から自分自身で最善と思われる書きっぷりを考え、練習して清書していく流れになります。
書きっぷりとしては楷書で書いても構わないし行書で書いても構いません(草書はだめ)。またひらがなについても連綿を入れる入れない・どこに連綿を入れるかなども自由です。
課題が発表される「わかくさ通信」の課題文の横には、下記のような補足説明があります。
今ではこれが普通に感じられるようになりましたが、ペン習字を習い初めの頃は混乱しました。
特に「十分に納得がいくまで練習しましょう」という部分。お手本がないので何をゴールに練習すれば良いのか分からず、とにかく苦戦した思い出があります。
その後Twitterにて「ペン習字三体」というパイロットペン習字ユーザーが愛用している漢字のお手本の存在を知り、ペン習字三体をお手本にして練習を積んでいくという流れが出来たわけですが。
Twitterをやっていなければ、ペン習字三体の存在も知らなかったはずで、多分知らないユーザーも多いのではと感じます。
また、級位認定課題においてもう一つ大変に感じるのが、提出した課題がどうだったかという添削はありません。次のわかくさ通信にて、「級位が上がったのか」・「現状の級位のままだったのか」だけが知らされるわけで、級位が上がらなかったとしてもなぜ上がらないのかは教えてもらうことが出来ません。
私程度のレベルだと、級位が上がったとしてもなぜ上がったのか、現状級位のままだったとしてもなぜ上がらなかったかは理解できていません。
なお、現在数ヶ月間級位が上がらない状況が続いております。
なぜ級位が上がらないのかを自分で分析して、弱いと思った部分を克服するために練習を繰り返していますが、自分が見つけ出した弱い部分が正しいのかどうかも分からないというのが正直なところです。
こういった部分に関してパイロットペン習字からのフォローはなく、この辺りがドSと言われる所以なのでしょう。笑
そんなことを思いつつも、私の場合は習字自体に楽しみを見出しているのでそれで嫌になることはありませんが、こういった状況が続けばだんだん辛くなりペン習字をやめてしまう方も少なくないと思います。
級位認定課題の添削サービス
前置きが長くなりましたが、くりぼんさん(パイロットペン習字の大先輩)が級位認定課題の添削サービスを開始してくださいました。
以下、案内ページより
くりぼんさんは硬筆書写技能検定1級、パイロットペン習字通信講座七段という圧倒的な実力者。
(くりぼんさんがたまにアップする級位認定課題の練習ツイートをこっそりお手本にして清書した過去があるのはここだけの話・・・)
今回のサービス開始の案内を見て、どうしても添削をしてもらいたくお願いしました。せっかくなので2月分の課題(3月10日までに提出する課題)で。
この提出した書きっぷりに対して添削していただいた内容がこちら。
もう感謝の言葉しかありません。
ここまで丁寧に添削してもらえるものだとは思っていませんでしたが、一文字一文字、とても丁寧に添削していただきました。
この添削いただいた内容は自分が意識できていな部分ばかりで、「あ、ここを意識すれば良いんだ!!」という気づきをたくさん頂けた気持ちです。練習では常に何かを意識しているものの、その意識している方向性が正しいのかどうか分からない状態でしたが、これで意識する正しい方向性が見つかりました。
今回無料で添削をしていただきましたが、どんな形でも恩を返したいです。まずは頂いた添削内容を元に上達して級位が上がったという報告ができるよう努力したいと思います。
私のようにパイロットペン習字の級位が上がらず行き詰まっている方は他にもいらっしゃるはず。
そういった方は、ぜひ添削をしていただくことをお勧めします。
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