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ジェットストリーム0.28mmと各種ノートや用紙との相性(特にカスレ問題)を検証

ジェットストリーム0.28と各種紙

世界でもっとも極細な油性ボールペンであるジェットストリーム0.28mm。これまでに体験したことのなかった細い筆記線に心を踊らせましたが、書き心地については正直いまいちであること否めません。

「ジェットストリームエッジ(ジェットストリーム0.28mm)、めちゃ書きやすい!!」と書かれているレビュー記事やそう言っている動画を見かけますが、ぶっちゃけそんなことないですよ。極細過ぎるボール径ですから滑らかさが失われてますし、それは仕方ない事だとしても筆記中にインクが出ない(ついてこない)、途切れるといったカスレが個人的には正直気になりました。

こちら。
ジェットストリーム0.28mmブラックのカスレ

ジェットストリーム0.28mmのカスレ
ジェットストリーム0.28mmと一緒に使いたかったジブン手帳Lite miniに筆記してみたところ、妙にカスれてしまった事から気になりだしたのです。

最初は筆記角度の問題なのかな〜と思ってましたが、別の用紙に書いたときは違和感なく筆記できたので、ジェットストリーム0.28mmと用紙との相性を疑い、改めて13種類のノート(用紙)にて筆記テストを行ってみました。

各種用紙とジェットストリーム0.28mmとの相性を報告します。

ジェットストリーム0.28mmの筆記検証


今回用意したのは、13種類の紙(ノート)
ロイヒトトゥルム、モレスキン、極東Edinburgh、C.D.Notebook(A.Silky 865)、ツバメノート(フールス紙)、コクヨリングノート(厚口で裏写りしにくい紙)、コクヨノート(中性紙)、ニーモシネ、MDペーパー、ロディア、トモエリバー、ジブン手帳(THINペーパー)、プロッターリフィルなど一般的に使っている方も多いと思われる13種類のノートや紙です。

検証内容としては、全ての用紙に普段筆記する速度にて横書きで同じ文章を書いて、カスレがどの程度生じるかを検証。カスれた部分は赤色の丸をつけています。

大きな画像を差し込んでますので、詳細が見たい方は画像をクリックして拡大して見てください。

プロッターリフィル


プロッターとの相性は悪く、多くの文字でカスレました。

トモエリバーとC.D.Notebook


トモエリバーとの相性は非常に良くカスレを感じた部分はほとんどありませんでした。C.D.Notebookも同じでカスレは非常に少ないです。またトモエリバーやC.D.Notebookのなめらかな書き心地と0.28mmジェットストリームのなめらかじゃない感がマッチしてちょうど良い書き心地に感じました。

あ、でもトモエリバーだと経年劣化の問題が生じるのか。

コクヨリングノート(厚口で裏写りしにくい紙)とニーモシネ


両方ともそこそこカスれました。

MDペーパーとツバメフールス紙


同じくカスれます。紙によってはカスれるのかな?と思ってましたが、カスれない紙の方が少ないかもしれません。

極東Edinburghとロディア


この二つはあまり掠れませんでした。Edinburghは特に優秀です。

ロイヒトトゥルムとモレスキン


普通にカスれます。

コクヨ中性紙とジブン手帳THINペーパー


両方とも掠れていますが、ジブン手帳のTHINペーパーとの相性は最悪のようで、多くの文字で掠れてしまいました。ジブン手帳THINペーパーに関して、個人的にはジェットストリームとの相性(経年劣化・裏写りの問題)を考慮してトモエリバーからTHINペーパーに変えたのかな?と期待していましたが、こういった落とし穴もあるようですね。

THINペーパーに問題があるのかもと疑って、別のボール径(0.5mm)のジェットストリームと、カランダッシュのゴリアットでも同じテストをしてみましたが、気になるようなカスレはありませんでした。

やはり0.28mmという細さが厳しいようです。

次に気になるのが、リフィルの個体差。ということで別のリフィルでも試してみましたが同じでした。


右が別の0.28mmリフィル。赤丸はつけていませんが、カスレが多く生じている事伝わるかと思います。

もう一つの方法としては筆圧をとにかく抑えるという方法。可能なかぎり圧力をかけずにボールペン先のボールを優しく転がしてあげる感覚で筆記します。

筆圧をかけない書き方だと、かすれはさほど気にならず筆記する事ができました。
とは言いつつ、「払い」や「にょう」には弱いようで、力を入れなくともかすれてしまう傾向にありました。

まとめ

結果として、ジェットストリーム0.28mmはカスレやすいという結果になりました。今回試した13種類の紙の中ではジブン手帳THINペーパーが特にカスレやすいです。

とは言いつつ改めて凄いなと感じた事も二つありまして、一つ目はこれだけ筆記して一切ダマができなかったこと。この辺りは流石ジェットストリームだと感じました。二つ目もジェットストリームの特徴ですが、速乾性に非常に優れており、通常の速度で筆記しているにも関わらずほとんど汚れが見られません。

残念ながら個人的に期待していたジブン手帳THINペーパーとの相性はよくありませんでしたが、やはりこの極細の筆記線は他では味わえません。ストレスなく筆記できる用紙もありましたので、相性を考えながら使用していきたいです。

とは言いつつ、小さな文字を書きたいとき・極細の筆記線で書きたいシーンって私の場合は手帳用途以外ありませんので、相性の良い手帳に巡り合わないかぎりは使う機会はあまり無いかもしれませんね。
力を入れなければかすれ難い事は確認できましたが、普段の筆記に適した力の入れ方もあります。私はさほど筆圧の強い方ではありませんが、それであっても意識して筆圧を落とさないとかすれるレベルですから、ストレスなく使いこなすにはコツが必要だと感じます。

以上、ジェットストリーム0.28mmと各種ノートや用紙との相性(特にカスレ問題)の検証でした。

あわせてご覧ください

ジェットストリームエッジ 驚くほどの超極細文字が書ける!細ラーが待ち望んでいた油性ボールペン

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よしぞー

よしぞー

万年筆、ボールペン等の筆記具沼・ゲーム沼・美容沼、そして革沼など複数の沼のほとりにて、物欲のままに暮らしてます。このブログは使用した物のレビューを中心に好きなことを気ままに書いてます。ご覧になられた方が一人でも多く沼に堕ちてくれたら嬉しいです。

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