突然ですが、骨伝導イヤホンってご存知ですか?
「鼓膜から聞く従来のイヤホン」と異なり、骨伝導イヤホンは「人の骨を振動させることで聴覚神経にダイレクトに作用することで音を聴くことが出来るイヤホン」です。
何が凄いかというと、耳を塞がずに音楽などイヤホンからの音を聴くことができるため、音楽を聴きながらも周囲の音も聴くことができるという特徴があります。
こんな感じでイヤホンを装着します↓
耳の外にイヤホンを装着していることが伝わるかと思います。
耳にイヤホンを入れないで本当に音が聞こえるのかどうか、また聞こえたとしても音が外に漏れてしまうのではないかと心配に思われてしまうかもしれませんが、音はしっかり聞こえますし、音はほとんど漏れません。
実はこの骨伝導イヤホンは元々ランニング用に購入しました。
一般的にイヤホンといえば遮音性の高い(外部の音が入ってこない)方が優秀なイヤホンだと思いますが、ランニングとなると話は別。ランニング中に遮音性の高いイヤホンを装着し音楽を聴きながら走っていると、外部の音が遮断されてしまうため、車が近くにいることに気づかなかったり、また、後ろから自転車近づいて自分を抜こうとしているのに気づかず、ぶつかりそうになったりと危険と隣り合わせです。
また、夏場は耳の中にまで汗をかいてしまい、それがイヤホンと干渉すると気持ち悪いんです。
そんな理由から、ランニング中、音楽を聴いていても車や自転車など外部の音もしっかり拾える骨伝導イヤホンをお迎えした流れです。
さて、普段はランニング時に使っている骨伝導イヤホンですが、テレワークにおいても思いの外威力を発揮し、重宝していますので紹介したいと思います。
骨伝導イヤホンはテレワークに便利
私のテレワーク環境。仕事が終わったらすぐに飲める様にセッティングしている。(そんな話ではなく)
自宅でのテレワークは思ってた以上にイヤホンを使用する事があります。テレビ会議や音楽を聴く時ですね。一人暮らしであれば好き勝手に音を垂れ流しにできますが、家族がいるとそうはいきません。
zoom会議等、仕事の会話は家族といえど漏らして良いものではありませんし、家族は別の生活をしているのですから音楽も好き勝手にかけたら嫌がられます。
また、仕事後には会社仲間でzoom飲み会をする機会も増えていらっしゃると思いますが、飲み会での会話なんて家族に聞かれて良いことなんて殆どありません。(気持ち良く酔えません)
そんな理由からテレワークではイヤホンを付けて仕事をするケースが増えるのですが、一般的なイヤホンだと、今度は外部からの音を全て遮断されてしますため、それはそれで不自由なんです。
家族から話しかけられても聞こえなかったり、郵便・宅急便などチャイムが鳴っても聞こえず、、、などなど
そういったシーンにおいて骨伝導イヤホンは大変便利で、イヤホンから流れてくる音を聞きつつ外部からの音も聞き取れます。イヤホンの音量を下げて外部の音を聞き取るのではなく、感覚的には耳が二つ(四つ?)になった感じで、別物として二系統から音が聞こえる感覚です。
初めて使用したときは、外の音が普通に聴こえるのに、音楽もクリアな音で、耳というか音楽が直接脳に入ってくる感じに驚きました。
骨伝導イヤホンで音楽を聞いている時でも、周囲の音は聞こえますから呼ばれればすぐに反応できますし、違和感なく会話もできます。
音質に関しては専門家では無いので良く分かりませんが、クリアで鮮明な音ですよ。
なお、これまでの骨伝導イヤホンは、「音が悪い」、「音漏れがひどい」、「位置がズレると音が聞こえづらくなる」など悪い評価も多かったのが実情です。新しいAeropexはそういった課題をクリアするとともに、前機種に比べて防水性能が格段にアップしています。(バシャバシャと洗えます)
一般的なイヤホンと比べると少し値は張りますが、普通のイヤホンにはない機能を体験できるのでお勧めですよ。
Web会議を目的にした骨伝導イヤホンも発売
2020年末、同じくAfterShokzから在宅ワークでのWeb会議を目的とした骨伝導イヤホン(OpenComm)が新発売されました。
今までのAeropexに、ノイズキャンセリングマイクが加えられた仕様で、音を聞き取ることだけでなく自分の声を相手にきれいに伝えることができる優れもの。
Web会議メインで骨伝導イヤホンを使用するのであれば、OpenCommが断然推しです。
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