モンブランというブランドの筆記具の中で、最もラフに使えるボールペンが今回紹介するPIXというシリーズです。
天冠部分の角張ったデザインからは少しノスタルジックな雰囲気を醸し出しつつ、細身でシンプルなボディはラフな使い回しにちょうどサイズ。
実用的な道具として気軽に使い続けていくのにちょうど良く、どのようなシーンでも使えるとともに、モンブランのボールペンの中ではリーズナブルなこともありエントリーモデルとして人気の高いボールペンです。
目次
モンブランPIXレビュー
それでは簡単にPIXをレビューしていきます。
PIXは全長131.6mm、胴軸径が11.7 mm、重さは16.5 gと小回りの効くサイズ感。女性や小さな手の方にもバランスよく持てる一本です。
PIXに最初に出会って印象的だったのが、天冠のホワイトスター。
近年のモンブランでは珍しく、平たいホワイトスターがPIXの特徴です。
ホワイトスターを並べてみました。
左手前の二つがPIXと、22Pという1971-76年頃製造のモンブランですがディテールが近い感じがします。
二つを取り出してみます。
このように並べてみると22Pのレトロ感とは異なりますが、昔ながらのモンブランのデザインが踏襲されている感覚が良いですね。
ボディには上位モデルと変わらないプレシャスレジンが採用されており、独特の艶と触り心地を実現しています。
ペン先はツイスト式
ペン先はツイスト式になっており、ボディを持ってクリップ部分を回転させることによりリフィルを出します。
書き味はモンブランならでは
個人的にモンブランのボールペンが素晴らしいと感じている部分が、リフィルを出した時の安定度の高さです。
多くのボールペンがペン先とリフィルとの間に多少の隙間があり、筆記時のグラつきに繋がってしまうのですが、モンブランのボールペンはグラつきが非常に少ないです。
グラつきの少なさはそのまま筆記性能に繋がっていく訳ですが、この安定感の高さこそがモンブランのボールペンが書きやすいと言われる由縁であるとも感じています。
リフィルはモンブランのジャイアントリフィルが搭載されています。
ジェットストリームなどにリフィルを差し替えてモンブランのボールペンを使っている方を見かけますが、ジャイアントリフィルの書き味めっちゃ良いですよ。
ぜひぜひモンブランならではの書き味を是非味わってもらいたいです。
まとめ
PIXは、無駄な装飾を削ぎ落とし、機能性のみを重視したシンプルなデザインが特徴的。派手な装飾はありませんが、どんなシーンでも馴染みやすく重宝されています。
また細身のボディは女性の手にも合うでしょう。
ラフにモンブランを持ち歩きたい方、女性の日常の筆記シーンなど気軽な一本としてお勧めです。