年賀状やら書類の宛名書きなど、書き物が増える時期真っ只中ですね。
普段はボールペンオンリーという方でも、この季節は筆ペンを持ち出す方も多いのでは。
でも、筆ペンで書くのにはある程度の練習とコツが必要で、即席で綺麗な字を書こうとしても無理があるのも事実。コレ私のこと。
筆ペンのような、トメ・ハネ・ハライのしっかりした味のある文字を書きたいけど、筆ペンでは書けない。そんな方にオススメしたいのが、ぺんてるから発売されているトラディオ・プラマン。
プラマンは筆ペンではなくジャンルとしては水性ペンとなりますが、安定した書き心地とアジのある文字が書けることで好きな人にとっては手放せない1本です。
トラディオプラマンレビュー
開発コンセプトは万年筆
当初のモデルであるプラマンは1979年発売開始という30年以上も歴史のあるペン。
開発コンセプトは「万年筆のペン先をプラスチックで実現させる」というもの。
万年筆は、インクの補充や書かずに長期間放置しておくとインクの出が悪くなってしまうなど、使い勝手の上で不便な点があります。それらを解消し、万年筆の使いやすさをプラスチックのペン先で実現させようというのがプラマンを開発する上でのスタート地点。開発当時の1970年代にもプラスチックのペン先を持つ、いやゆる「プラペン」というものが存在しましたが、ペン先が細い棒状になっておりサインペンより細い字は書けるものの万年筆の書き味とはほど遠いものでした。
ここから様々な改良・開発を重ねて完成したのが元祖プラマンで1979年に発売されました。
それから14年後の1993年に、インクカードリッジに対応したトラディオ・プラマンが発売されて現在に至ります。
書き心地
万年筆をコンセプトに作られているものの大きく異なるのは、万年筆はペン先を常に正しい向きにしないと書くことができませんが、「プラマン」は向きを自由に変えても書くことが可能です。
また、自由に向きを変える中で、書き味を変化させる独特の技術が組み込まれているものプラマンならでは。
こちらの写真はトラディオ・プラマンのペン先ですが、「プラマン」のペン先はホルダーと呼ばれる板状のものでサンドイッチのように挟み込んで固定されています。
ホルダーを横からみると上下でその長さが違うのですが、この仕組みが書く時のペン先のしなりの変化を味わえるようにしているようです。
書く時にホルダーの長い方を上にするとしなり具合が硬めになり、逆に短い方を上にすると、しなりが大きくなります。
私の書いた文字から違いは判りづらいですが、書いていると違いははっきり判ります。
このしなりの変化により、ペンの向きを変えることで書き出される文字にも変化をつけることが出来るのです。
文字の太さも自分好みで変化をつけられます。
ペンのデザインになりますが、Tradio PulaMan のロゴがカッコいいです。
種類は黒・赤・青の3色。海外バージョンも
私が保有しているプラマンは黒のみですが、黒・赤・青の3色が発売されています。
筆ペンではないものの、トメ・ハネ・ハライがしっかり付けられる、日本語の筆記に適したトラディオ・プラマン。
年賀状などの季節だけでなく、常用のペンとして1本いかがでしょうか。
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