本日ご紹介するのは昔ながらの消し心地を愉しめる、ちょっと贅沢な消しゴムについて。写真から見ても贅沢さが醸し出ていますね。
この消しゴムは、SEEDという消しゴムや修正テープなどを製造販売しているメーカーから発売されている、SEED SUPER GOLD HIGH CLASSという名の消しゴムです。
機能的には鉛筆やシャープペンで書いた文字を消すことに使うごく普通の消しゴムですが、このシードスーパーゴールドは普通の消しゴムとはちょっと違うんです。
SEED SUPER GOLD HIGH CLASS(シードスーパーゴールドハイクラス)という名前からしても只者ではない何かを感じさせますね。
製品概要
最近の消しゴムはプラスチックで作られているものが多いですが、この消しゴムは原点でもある天然ゴムの配合生地を使用して作られています。天然ゴムの配合生地を使用しているので、強度があり折れにくいという利点も。
ちなみに1970年代から1980年代にかけて学生だった方々には、天然ゴムで作られた消しゴムを懐かしく感じる方も多いのでは。
また、この消しゴムは最近では珍しい角に丸みをつける「角落とし」など、あえて多くの手間をかけて丁寧に作られているのが特徴です。
さて、消しゴムにも関わらず化粧箱に入った状態で販売されているというこだわり。
さらには化粧箱を開封すると、金属スリーブで覆われた消しゴムが登場。
風格と威厳が感じられます。
この金属スリーブも当然コストに直結しますので、良しとするかどうかは人それぞれですが、一般的な紙のケースだと使っていくうちにボロボロになってしまいます。金属スリーブであればそんな問題とも無縁で最後まで綺麗な状態で使い続けることができますね。
開封し手にした際にもう一つ感じたのが、この消しゴムの香り。
※厳密には消しゴムを鼻に近づけて嗅いでおります。
ああ、消しゴムってこんな香りだったなと、昔ながらの消しゴムの香りがなんとも懐かしく感じます。
消し心地
さて、消し心地についてですが、現在主流となっているプラスチック製の消しゴムと比べると、プラスチック製の消しゴムの方が消し心地が良いものは多くあります。
ただ、消えない・消しづらいというような消し心地が悪いと感じるものではなく、あくまでも最近のプラスチック製消しゴムと比較するとという観点で。
充分過ぎるほどしっかり消えますし、消し心地は悪くないですよ。
念のため、私が普段使っている消しゴムで消し心地を比較してみましたので、写真を載せますね。
今回比較で使った消しゴムは、以下の3つ。
Faber-Castell ART ERASER DUST FREE
ファーバーカステルから販売されている消しゴムで、個人的には消し心地、消しカスの残り方など、最強と感じている消しゴムです。
Pentel Ain SALA
Pentelから発売されている薄型の消しゴム。
薄型の消しゴムなので、細かな文字を消す時に重宝しています。
SEED SUPER GOLD HIGH CLASS
今回紹介している消しゴムですね。
それぞれの消しゴムで消し心地を確かめていきます。
まず、Faber-Castell ART ERASER DUST FREE。
しっかりと消えた上に、消しカスは写真の1つだけ。
この辺りが本当に凄いなと常々感じます。
最強たる由縁です^^
次に、Pentel Ain SALA。
しっかりと消えましたが、消しカスは写真の通り。
最後に、SEED SUPER GOLD HIGH CLASS。
消し心地は上の2つとさほど違いはなく、消しカスもAin SALAと同じくらいでした。
どの消しゴムもしっかりと消えますので、SEED SUPER GOLD HIGH CLASSの消し心地は悪くないですよという話をしたかったのですが、今回の比較だとFaber-Castell ART ERASER DUST FREEの凄さが際立ってしまいましたね^^;
でもこの消しゴムの良さはそういうところにある訳ではありません。
他では味わえない高級感、昔ながらの感触やゴムの香りなど所有することによる満足度は非常に高い消しゴムです。
普段使いで使うのもよし、観賞用にするのもよし、また、文房具好きな方へのプレゼントにもきっと喜ばれる消しゴムですね。
ちなみにお値段はさすがの高級感だけあって定価500円。
消しゴムにしては値段が張りますが、満足度も最強クラスです。