ゼブラから新しい水性ペン、クリッカートが発売されました。
クリッカートのコンセプトは、
という事で、水性カラーペンのこれまでの弱点を改善した使い勝手の良いペンに仕上がっています。
発売された36色セットを購入しましたのでレビューします。
目次
ゼブラ クリッカート購入レビュー
クリッカートをレビューするにあたり、カラーチャート、書き味についてお話ししていきます。
クリッカート全36色の手書き色見本
機能面や新しいインクなど、様々なところで注目されているクリッカートですが、使い手がまず気になるのはどんな色で書けるのかです。
いくら乾かなくても、被せ書きが出来ても、安くても、色が好みでなければ意味がありません。
36色というたくさんのカラーが発売されましたので、まずどんな色味で筆記できるのか全36色のカラーチャートを作ってみました。(スキャンしていますので、実際の色にかなり近いはずです。)
クリッカートは12色ずつの構成で3つのシリーズに分かれており、カラーチャートの左から、
- ST:スタンダードな色合い
- LT:明るくライトな色合い
- DK:大人ダークな色合い
となります。
個人的には右側の落ち着いた大人ダークの色合いが気に入りました。
クリッカートの書き味
続いて重要なのは書き味です。クリッカートのペン先はそれなりの硬さがあって書きやすく感じました。使っていくうちに柔らかくなってしまうかどうかはこれからですが、使い始めは良い感触を得ました。
日々の習字で使用したのが下の写真。
止め跳ね払いなどもしっかり表現できるので、文字は書きやすいですよ。
クリッカートの特徴
乾かず書けるモイストキープインク
クリッカートで使われているインクはモイストキープインクと呼ばれる新しいインクですが、2018年8月に発売されたゼブラの蛍光ペン「ジャストフィット モジニライン」のインクを開発していた際にアイデアが生まれたというエピソードがあるよう。
「ジャストフィット モジニライン」はボールペンの上から線を引いてもにじまない蛍光ペンですが、それを開発するために様々な成分を試していたところ、空気中の水分を吸収する吸湿性のある成分を多く入れたら、ペン先が乾かない商品ができるのではと気が付き、「クリッカート」の開発が始まったそうです。
そして完成した「モイストキープインク」により、その場の湿度の変化に応じて水分の吸収と蒸発を繰り返し適度な状態を保つため、ペン先が乾燥せず書き続けることが可能になったとの事。
なお、36色にインクを展開していくのは大変な作業で、研究チームが総出で行い研究開始から発売までは約2年半を要したようですね。
ノック式の水性カラーペン
水性カラーペンはペン先が乾きやすいためキャップ式のものが多いですが、キャップ式の水性カラーペンだとキャップの開閉時に手にインクがついて汚れてしまう、キャップを閉め忘れてインクが乾いて使用できなくなってしまうという不満あります。他にもキャップを無くしてまうなどといったアクシデントもありますよね。
使うときに片手でノックするだけと言うのは、使いやすくてありがたいです。
クリッカートの製品情報と購入方法
製品名:クリッカート
種別 :水性サインペン
インク:モイストキープインク
価格 :1本¥100+税
線の太さ:0.6mm
サイズ:最大径10.4mm×全長149.7g
重量 :8.1g
クリッカート私は36色セットを購入しましたが、それぞれのシリーズ単位(下の写真単位)で購入することも可能です(もちろん1本ずつでも購入できます)
値段1本100円とリーズナブルな価格設定ですから、12本なら1200円、全色購入しても税込で3600円と言うのはありがたいです。
まとめ・複数色の水性カラーペンを揃えるならクリックカートは推し!
クリッカートはノック式にも関わらず乾かない水性インクが採用されているという事で話題になっていますが、そういった性能以上に個人的に素晴らしいと感じたのは二つ。
一つ目は100円という価格帯の水性ボールペンでありつつも、しっかりコシのある書き味で、筆記性能が優れている事。二つ目は使い勝手の良いカラーが揃っているという事です。
学生さんはもちろん、水性カラーペンを多く使う方は揃えておいて外さないセットですね。