【本当のおすすめボールペンを探す!】世界中の油性ボールペン48種類の書き味と性能を徹底比較

油性ボールペン比較

社会人が一番使っている筆記具といえば油性ボールペン。とても便利ですよね。

最近では以前の油性ボールペンでの課題であった、書き出しでインクが出ない・ダマが出来てしまう・かすれてしまう・筆記感がネトネトしてしまい書いてて疲れが溜まってしまうなどといった事が少なくなり、気持ちよく滑らかに筆記し続けられるボールペンが各社から販売されています。

さて、そんな油性ボールペンですが、多くのブランドから様々なボールペンが発売されているので、どれがが本当におすすめなのかは簡単に言うことは出来ません。

「ジェットストリームが良い」、「アクロインキが良い」、「カランダッシュゴリアットが良い」といった話は出ますが、書きやすいボールペンを考える上では「書き手とボールペンボディ(軸)との相性」とともに、「書き手とインクとの相性」が重要になってきます。

インターネットでボールペンのおすすめを調べると、ランキング化されている比較サイトは数多くありますが、軸もインクもごちゃ混ぜだったり、国内のボールペンだけに絞られていたり、客観的な内容ではなかったり。

またまた酷いものだと、使いもしないでアマゾン等で「おすすめ ボールペン」と検索し上位にヒットしたものを並べるだけのまとめサイトなどもありますよね。(消えてください。心から)

そんな状況ですから、ネットでベストを探し出すことは難しいですし、自分で探そうとなると、信じられないくらいの時間とお金を要してしまいますから不可能です。

さて、油性ボールペンのあるあるのお話です。

「ボールペンの軸はA社のこの軸がデザイン的に好きだし、持った感触もバランス良てしっくりと来けど、インクの書き味が悪いんだよな〜」

またそれとは逆に、

「このボールペンの書き味は良いんだけど、デザイン好きじゃないし持ちづらいし毎日持ちたいボールペンじゃないんだよな・・・。」

そして最後には、

A社のボールペン軸でB社のインクだったら最高なのに!

よくある話ですよね。

実はボールペンの業界では、インクリフィルの規格がいくつかに統一されており、リフィル規格が同じであれば、ボールペン軸のインクのメーカーが異なっていても使用できるケースもあるのです。

有名な規格ですと、「クロスタイプ」、「パーカータイプ(正式にはヨーロッパタイプ[G2])」、「4c(4c芯)」といった呼び方をされるものがあります。もちろん独自規格のリフィルもありますので注意が必要ですが、仮にパーカータイプの軸を購入しておけばインクが好みに合わなくとも、別のブランドのインクに変えることによって自分の好みの書き味に巡り会う事ができるという事なんですね。


左から、クロスタイプ、4c、パーカータイプ、独自規格のリフィルです。

さて、今回は一般的に流通しているボールペンリフィルに焦点を定め、複数の観点から筆記テストを行いましたのでレポートします。

本来であればボールペン一つ一つに対して10本くらいのリフィルを使用して検証しなければ個体差を考慮した検証結果が出せませんが、そこまでの予算と検証時間を確保することは出来ませんでした。明らかに違和感を感じたボールペンに関しては2本・3本購入して再検証を行いましたが、あくまでも個人レベルでの検証であることご了承いただければと思います。

ボールペンを買う際の検討として活用してください。

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油性ボールペン比較の検証内容

さて、今回実施した油性ボールペン比較の検証内容について説明します。

種類とカラーチャート


今回検証したボールペン(インク)の種類は38ブランド、48種類のインク、芯径の違いを含めて59種類の油性ボールペンで比較を行いました。
※黒のボールペンリフィルでも詳しく見ると色が若干ずつ異なります。赤が強かったり青に寄っていたりなど。油性黒インクのカラーチャートを作ってみようと思いましたが、ちょっと分かりづらいですね。

筆記用紙はPlotterのシステム手帳リフィルを採用しました。Plotterのノートリフィルは私が頻繁に使っている用紙であるためと、今回の検証では用紙を差し替えたり取り外したりすることも多いためリングで綴じれるシステム手帳が検証しやすかった為です。

書き出し


筆記時の書き出しのテスト。

油性ボールペンでは書き出しでインクが出づらいという課題がありますので、書き出しのどのタイミングでインクがで始めるかの検証を行いました。
こちらの検証は続けてテストすることは出来ず(続けたら書き出しテストになりませんので)、1度テストを行った後に最低でも数時間〜1日は開けてテストを実施し合計10回のテストを行いました。

筆記圧

筆記圧のテストでは、「筆圧をかけないで書いた線」「普通の筆圧で書いた線」「強めの筆圧で書いた線」の3本の線を引いています。一般的な油性ボールペンでは筆圧をかけないで書くとインクがあまり乗らず薄い線になり、筆圧をかければ濃い線で筆記ができます。

筆圧をかけないで書いた線と筆圧をかけて書いた線の差があればあるほど、色の強弱が生まれ風合いのある文字になりますし、逆にいうと筆圧をかけないと濃い文字が書けないものは筆記疲れの原因になります。筆圧をかけなくとも筆圧をかけた状態と同じように書けるインクは力を入れなくても筆記できるインクということになります。

この検証は各インク3回実施しています。

速乾性

次にインクの乾き具合をテストしています。「あ〜ほ」までのひらがな30文字を筆記した後に、筆記した文字をティッシュで拭き取ります。この30文字を書いてティッシュで拭き取るまで45秒前後の時間を要しますので、その45秒のうちにどこまで乾くかをテストしたものになります。
この検証は各インク2回実施しています。

ダマの出来やすさ


続いて油性ボールペンの大きな課題の一つ、ダマの出来やすさです。

このダマの出来やすさに関してはどのような検証方法が一番効率的なのかを考えた上で、横線を5本書いた後に「8」という文字を10回書くという検証を行いました。10回「8」を書くというのはボールペンの紙面に当たる向きを少しずつずらしながら筆記するためです。

ダマの原因はボールペンのペン先のボールに何らかの原因でインクが溜まってしまう事から生じますが、横線を書き続けるとインクだまりが出来やすい傾向にありますのでこの検証としました。

この検証はそれぞれ5回ずつ実施しています。

文章の筆記


実際の文章を書いて書き心地を見る筆記テストです。
これまでのテストでは、客観的に見て判断をしやすいのですが、実際にボールペンを使っていると書き出しやダマの出来やすさなどとは別に書きやすい・書きづらいという感覚があります。

書き出しはインクが出なくて不満だけど、インクが出始めると程よい滑らかさで気持ちよく筆記ができると言うパターンですね。

インクによっても滑らかな書き味のもの・ネットリとした書き味のもの・カリカリとした書き味のものなど様々で、この検証に関しては客観的なものではなく私の感想を交えて報告いたします。

※文章は江戸川乱歩「火星の運河」より一部抜粋しています。

もう一つ同じく文章筆記テストで、こちらは縦書きにして大きな文字で筆記しております。縦書きにする事で、筆記途中のインク汚れなども検証しています。

また、文章の筆記テストに関しては用紙にトモエリバーを採用しました。近年トモエリバーと低粘度油性インクでの相性について裏抜け(経年劣化?)の問題が挙げられます。半年・1年と時間は要しますが、その相性も見極めたいと思いトモエリバーを採用しました。

蛍光ペンとの相性


最後に油性ボールペンで筆記した後、蛍光ペンでなぞった際に油性ボールペンインクが滲んでしまわないかどうかのテストを実施しました。

使用した蛍光ペンは国内メーカーの蛍光ペンで、【Pentel FITLINE】・【PILOT spotliter2】・【Tombow 蛍coat】・【uni PROPUS】・【ZEBRA OPTEX 2 EZ】の5種類、色はそれぞれ、ピンク・オレンジ・イエロー・グリーン・ブルーの5色で検証を行いました。

油性ボールペンと蛍光ペンの相性は基本的に悪くなく、途中この検証ってやる必要あったのかな?と思いつつも、中には滲んでしまうボールペンインクも存在しましたので参考にしていただければと思います。

まとめ

この検証を行ってみたところ、自分が良いと思っていたボールペンよりも素晴らしい書き味のボールペンが登場したり、逆にダークホース的に素晴らしいボールペンが現れたりと、非常に地道な検証ではありましたが面白い作業でした。


この検証データだけで23mm径のシステム手帳がいっぱいに。笑

また、この企画に関しては今後何度かリライトしていく予定です。今回行った検証が100%でないことを理解しており、こんな検証も行った方が良いとか、こっちの検証の方が良かったのではという事も今後発生する可能性が高いためです。

それぞれのボールペンの良い部分だけでなく悪い部分も結果として出てしまう検証になり、そういった悪い部分についても結果として乗せていきますが、あくまでも個人ベースの検証結果だとして見ていただければと思います。

検証結果は下記からご覧ください。

油性ボールペン比較
「油性ボールペン比較」の記事一覧です。

なお、ここまで検証しておいてアレですが、個人的に一番おすすめなのは、やはりカランダッシュのボールペンでした。ゴリアット芯に勝るものは今のところ見つけられていません。

コメント

  1. SteiN より:

    紙を何枚か重ねた時と一枚だけの時で書き味がだいぶ変わるボールペンもたくさんあるので、それも比較してあればもっといいなと感じました

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