1930年、ドイツの古都ハイデルベルグに設立されたラミー。自社専属デザイナーにこだわることなく、世界中の様々な分野のデザイナーとのコラボによって開発されており、素晴らしい機能美の筆記具を生み出しています。
それでは性能検証の結果です。
LAMYの性能検証
書き出し
油性ボールペンの特徴である、書き出しでのインクの出辛さを測る検証です。
LAMYの書き出しはあまり安定はせず1〜4cm程度でインクが出始めるという結果となりました。書き出しは良いとは言えません。
筆記圧
写真の上から、弱い筆記圧、普通の筆記圧、強めの筆記圧で筆記した線となります。
速乾性
「あ〜ほ」までのひらがな30文字を筆記した後に、筆記した文字をティッシュで拭き取ります。この30文字を書いてティッシュで拭き取るまで45秒前後の時間を要しますので、その45秒のうちにどこまで乾くかをテストしています。
検証結果は写真の通りとなり、乾きは比較的早いと言える結果になりました。
ダマの出来やすさ
横線を5本書いた後に「8」という文字を10回書くという検証を行っています。10回「8」を書いておりますが、ボールペンの紙面に当たる向きを少しずつずらしながら筆記するためです。
確認できたダマは、
1回目:1箇所
2回目:1箇所
3回目:0箇所
4回目:1箇所
5回目:1箇所
となりました。
2回目・4回目の検証で大きめのダマが出来ましたが、それ以外は目だった箇所はなくダマは出来づらいと言って良いでしょう。
文章筆記
LAMYの筆記感は粘度の高さから重ためでねっとりとした筆記感です。粘度の低いボールペンを使用した後にLAMYで筆記すると粘度の違いをはっきりと感じ取れます。
粘度が高いもののインクフローは良いので、慣れれば安定した書き心地にも繋がると感じますが、長時間筆記には向かないかもしれません。
なお、インクの乾きは比較的早い為、筆記後に紙面の汚れはありませんでした。
蛍光ペンとの相性
筆記した後に蛍光ペンで上から塗る検証です。
どの蛍光ペンにおいても滲みはない事が確認できました。
まとめ
上記の検証結果から評価は下記となります。
書き出し
- 5点:ほとんどの場合に書き出しからスムーズにインクが出る
- 3点:書き出しはインクが出辛く、平均して1〜5cmでインクが出る
- 1点:書き出しはインクが出ず、平均して書き出し5cm以降からインクから出る
速乾性
- 5点:乾きやすい
- 3点:普通
- 1点:乾きづらい
ダマの出やすさ
- 5点:0〜3箇所以下のダマが確認できた
- 3点:4〜7箇所以下のダマが確認できた
- 1点:8箇所以上のダマが確認できた
蛍光ペンとの相性
- 5点:蛍光ペンで塗っても滲まない
- 3点:注意して確認すると分かる滲みが確認できた
- 1点:明らかに分かる滲みが確認できた
筆記感
- 高い(ねっとりとした書き心地)
- 低い(サラサラとした書き心地)
- 柔らかめ(ヌルヌルとした書き心地)
- 硬め(カリカリとした書き心地)
代表的なボールペン軸
油性ボールペン比較について
本検証のコンセプトついては下記をご覧ください。
2 件のコメント
こんにちは、いつも楽しく拝読しています。
最後の検証画像2枚ほどが、Kawecoのものになっているようです。
通りすがりさん、ご指摘ありがとうございます!
修正させていただきました^^
いつも見ていただいているとのこと感謝です。
今後ともよろしくお願いいたします!