丸善創業150周年記念ということで、2月7日より記念文房具の販売が開始され、限定の万年筆やペンケースをはじめ、インク・ノート・ブックカバー・ブックマークなどの様々な記念文房具が展示されています。
私も発売日初日に東京駅前oazoにある丸善丸の内本店に見学に行ってきました。いえ、当初は見学のみの予定でしたがフロアーを見てたら楽しくなってしまい、記念万年筆をはじめたくさん被弾して参りましたので合わせて報告致します。
丸善創業150周年記念文房具
記念万年筆 檸檬
今回訪問の目当ては、上の写真の150周年記念筆として発売された檸檬という万年筆。こちらを一目見てみようとお伺いしました。
檸檬はレモンと言う名の通り、レモン色をした色合いの万年筆。梶井基次郎の檸檬に登場するカルフォルニア産のレモンをイメージして仕上げられたとのことです。
檸檬色の万年筆というだけで珍しいのですが、驚いたのがパッケージです。
本のようなパッケージになっており、下の写真のように中を取り出します。
取り出したパッケージを開くと、
万年筆だけでなく、本物の本(梶井基次郎の檸檬)が同梱されているというこだわりよう。
また、パッケージを開いた際の左右両端のページ(?)には、檸檬(小説)の抜粋記事や年表があります。
万年筆としてはパイロット社とのコラボ万年筆となっており、ペン先は14k カスタム10号サイズのペン先が付いてます。字幅は細字、中字、太字の3種類です。インクはコンバーター式で、CON70が付属されています。
今回の檸檬の記念筆っぽい部分を見ていきますと、
キャップのリング部分にも150周年記念を祝う印字があります。
MARUZENJAPANLEMON ANNIVERSARY 150th
と書かれています。
字幅に関しては、今回太字をお迎えしました。同じく本日より発売されたアテナインキが檸檬色ということでしたので、せっかくならこのインクを入れて楽しもうと思った際に、細字よりも太字の方が楽しめると感じましたので。
また、檸檬(万年筆)のベースサイズはカスタム912(ペン先も14K 10号サイズ)でして、このサイズの細字は持っているので違う字幅にしておこうと。(この辺りは計画的に。)
手持ちの912モデルの万年筆を並べてみました。手前から檸檬、912、ワーグナー2014年モデルです。
ボディは912と同じでクリップがカスタム74などに使われている雨だれクリップになっています。
続いて一緒に購入したアテナインキ檸檬。
檸檬色のインクです。
早速檸檬(万年筆)に飲ませて筆記してみました。
檸檬通りの色だったら薄くて見えないのではという不安もありましたが、少し黒がかっている檸檬色のようでこれであれば普通に使えそうです。
普通に使えるというのは失礼ですね。綺麗で珍しい色合いなので重宝しそうです。
ペンケース for 檸檬
続いては檸檬の丸みとシボ感にこだわったというペンケース。チャックが葉っぱになってて可愛いです。
写真に1本挿のケースが写ってますが、こちはもセットになっています。
檸檬がペンケースの中でガチャガチャと動いてしまい傷ついてしまうのを防ぐ為の配慮でしょう。
こういった配慮は好きです。
このような感じで、ペン・インク・ケースの三点セットで揃えてました。
なお、記念文房具は檸檬万年筆だけではなく、ノート類も多く発売されています。
上の3つがロルバーンの丸善限定。
下に写っているのが、ダックノートという以前販売されていたノートの復刻商品。万年筆でも滲まず書き味に定評があるフールス紙で作られております。ちなみにフールス紙にもグレードがあるようで、今回のダックノートは少しざらつきのある手触りでした。筆記するのが楽しみです。
他にも便箋やブックマーク・しおりなど諸々。
散財してしまいましたが、今回はお祭りということで。笑