ぺんてるエナージェルの高級軸シリーズ、エナージェルフィログラフィです。
近年はジェットストリームプライムからはじまり、ゼブラのサラサグランド、サクラのボールサインプレミアムなど5,000円アンダーで購入可能な少し良いボールペンというカテゴリに各メーカーは力を入れているように感じます。
エナージェルフィログラフィをレビューしていきます。
目次
ゲルインキボールペン「エナージェル」のハイクラスシリーズ
エナージェルフィログラフィは、エナージェルの新シリーズとして、シンプルさと上質さを兼ね備えて2016年10月26日に発売されたゲルインキボールペン。
今回発売されたフィログラフィは、エナージェルインクを搭載するとともに、持ちやすさや金属ボディで纏められた質感などの外装デザインにこだわったデザイン。そして少し重めに設定した回転繰り出し式が、書き始める所作をスマートに演出しています。
フィログラフィという言葉は、Philo(愛する)とGraphy(書く)の意味を併せ持ち『書くことをもっと好きになって欲しい』という想いが込められているようですね。
発売されたカラーは、ブラック、ダークブルー、ターコイズブルー、ホワイト、シルバーの全5色で販売価格は定価で2,000円。
私はターコイズブルーとダークブルーの2択で悩みましたが、結局ダークブルーの方を購入しました。
デザイン
まず外観的な特徴を挙げると細めに仕上げらてスタイリッシュな印象を受けます。
丸みを帯びたクリップ部分と斜めに切り取られた天冠部分が、フィログラフィ独特の雰囲気を醸しています。
字幅のバリエーションが豊富
購入時デフォルトでは0.5mm芯が挿さっていますが、フィログラフィは一般的なエナージェルの替芯が使用可能です。付け替える事が簡単にできます。また、替芯は定価80円と安価に設定されているのも有難いです。
日常のメモなどで使用頻度が多い太字(1.0mm)に変更しました。
ツイスト部分を反対側に回すと本体を分解でき、芯の交換が可能です。
エナージェルの芯は非常に太いです。ジェルインクはフローが良いので、多めにインクが入っていないと、すぐ無くなってしまうためでしょう。
書き心地
さてフィログラフィの書き味について。
ボディの質感やデザインは良いと感じてますが、正直エナージェルというインクが個人的には嫌いです。
ゲルインキ特有の滑らかな書き心地と、濃くはっきりとした筆跡、そして速乾性が高く評価され、2000年の発売から累計販売本数5億本を超える人気の商品となっているとのことですが、個人的には良さが見出せません。
エナージェル全体に感じるところですが、水性ボールペンの悪いところが全て出てしまうインクだと思っています。筆記線に太さの波が出て、ダマもできやすい。また、インク途切れも生じし、紙質によっては裏抜けも生じます。
最初は、なぜこのインクが売れているのか分からないレベルでしたが、いろいろ試してみると、強めの筆圧をかけてあげると筆跡も安定し、筆圧が弱いと安定しないように感じます。
私の場合、筆圧は弱い方なので、合わないのかもしれません。
アマゾンでは高評価でたくさんのレビューが寄せられていますので、個人的に相性が合わないだけなのかもしれませんが、私の感想をレビューとしてお話しさせていただきました。
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