トラディオ・プラマンのクラフトデザインテクノロジーモデルです。※手前のグリーンの方
プラマン本体のベースカラーはブラックですが、実は多くの限定カラーやコラボカラーが存在しており、今回はコラボカラーであるクラフトデザインテクノロジーモデルを紹介します。
その前にプラマンについて簡単しますと、プラマンは筆記時の力加減で太字・細字など筆跡の強弱も自在に表現できる事で人気のプラスチック万年筆です。
元々は万年筆のペン先をプラスチックで実現させることが開発コンセプトだったようですが、現在では万年筆というより「プラマン」という1つのカテゴリが出来上がっていると言っても過言ではないほど、独自の素晴らしい書き味が評価されて多くのユーザーに使われています。
以前、当ブログでもプラマンについて記載していますので、こちらをご覧ください。
クラフトデザインテクノロジーとは
さて、クラフトデザインテクノロジー(CDT)は2005年1月に、モノづくりを通じて快適な空間の創造を提案する企業・ブランドとしてスタートしました。
CDTのウェブサイトを見ていて共感したのが、
ブランドとしての最初のステージを「働く空間」に定め、鉛筆一本からのモノづくりを通じて、近い将来”美しく働く空間”を想像することが、このステージにおける目標です。
なぜステーショナリーから始めるのか?すべての事柄は小さなことから始めなければなりません。働く空間とは机の集合であり、机とはペーパークリップや鉛筆1本まで考慮されるべき1つの空間だと考えています。ステーショナリーが変わる
デスクトップが美しくなるこれが1人、2人と増えたとき、きっとオフィス空間が変わると信じています。
http://www.craftdesigntechnology.co.jp/company/development/
この考え方、すごく共感します^^
そういったコンセプトから、クラフトデザインテクノロジーが販売する商品は、筆記具・ノート・ハサミ・ホッチキスなどワーク環境で身近において使われるものが中心です。
また、一つ一つの商品が単体でのデザインではなくクラフトデザインテクノロジーが定めるカラー・角度・フラフィックパターンに基づいてデザインがなされている為、商品単体でのデザインはもちろん全ての商品に統一感があるデザインとなっています。
使用されているカラーコードは、灰白(かいはくしょく)、桜色(さくらいろ)、白緑(びゃくろく)、鈍色(にびいろ)、栗色(くりいろ)、黒緑(くろみどり)、紅緋(べにひ)など日本の伝統色で統一されているというこだわりよう。
今回、神保町の三省堂書店で購入しましたが、CDTのブースは他の商品ブースとは異なる存在感を感じます。家電量販店のApple社製品ブースみたいな感じといえば伝わるかな。
Apple社製品ブースだけ他とは違う洗練された存在感がありますもんね。
もう一つこのブランドの珍しいのが、他ではなかなか実現が難しい、同業他社同士が同じブランドのもとに思想を共有し、モノづくりに臨むという取り組みをされています。
ぺんてる、ゼブラ、パイロット、呉竹など普通に考えたら競合となるメーカー同士が参加されているってイメージがつきづらいですが、製品は各メーカーだけど、カラーなどのデザインコンセプトはCDTカラーに統一されているといった感じです。
製品自体はぺんてるのプラマンだけどカラーはCDT。同じカラーデザインでパイロットのフリクションや呉竹の筆ペンなどが開発され販売されています。
国産の定評のあるステーショナリーをベースに作られておりますので商品単体でも素晴らしいものばかりですし、そんなCDTの商品で机の上の文具を統一させたら、美しい空間になる事間違いありませんね。