東京銀座にて開催されている helico in Tokyo 2017 に行ってきました。
helico(ヘリコ)の万年筆は話で聞いたり写真ではよく眺めておりましたが、実は実物を見るのは今回が初めて。予想以上に美しい軸たちが並び、理性がぶっ飛びそうになりつつも、なんとか保ちつつ帰ってきました。
確認したところ写真のupはOKとのことでしたので、今回のイベントの雰囲気をお伝えしたいと思います。
イベントの雰囲気
ヘリコのイベントはこれまで関西では年に2回ほど開催されていますが、実は東京での開催は今回が初めて。Twitterなどで見ると10本・20本ものヘリコを持っているユーザーも多く関東のユーザーにとっては待ちに待ったイベントと言ってよいでしょう。
会場全体の雰囲気は来客者のお顔が写ってしまうため撮りませんでしたが、午前中は歩くスペースを確保するのも困難なほどのお客さんで溢れかえっており、ヘリコの人気を改めて実感しました。
私も実際のヘリコの軸を観て、1本1本の軸が想像以上に美しく「何本でも欲しい!」と欲求を膨らませて帰ってきました^^
それではいくつかお写真を。
こちらがシェルクというヘリコの定番となる軸。
キャップを閉めた状態だと10cmにも満たないほど小さくとにかく可愛らしいです。
※シュクルはフランス語で「砂糖」の意味。ペンを並べると、まるでスイーツの様に甘く可愛い存在である事から名付けられた。
ガラスペンでの写真となりますが、キャップを取り外して同軸後ろのネジ部分に取り付けると、筆記にちょうど良い長さになるので小さすぎるという心配はいりません。
軸の独創的なデザインが特徴ですが、これらの軸は下の写真のようなアクリルからくり抜かれて作られており、一つ一つが異なる仕上がりで完成します。
アクリルだけではありません。
木軸も素晴らしいです。
私の理性が飛んでしまったのが、こちら。
名前は無いようですが、首軸部分のみが木でできております。
ピンクアイボリーという木材を使われており、胴軸との色合いのバランスが本当に美しいです。
次に漆軸・炭粉叩き塗(すみこたたきぬり)という、Twitterにもupされていたもの。すっごい存在感を醸し出していました。
お値段は優しくなく金ペンで120,000円。
もうちょい値段を上げていきましょうか。
こちらが今回のイベントの中でもっとも金額の高いもので、全てが一点ものとして奥の方に飾られていました。ため息しか出ません。
万年筆やガラスペンだけでなく、ボールペンも販売されていました。
オーダーメイドで自分だけの軸を!
さて、ヘリコイベントは展示品の販売だけでなく、自分の好みの軸材を選んでオーダーメイドでペンを作成してもらうことが出来ること。
現在、多数のオーダーが入ってしまっているため完成までに10ヶ月ほど要してしまいますが、300種類ほどの軸材からお好みのものを選んで自分だけのヘリコを作ることができます。
アクリル軸だけでなく、写真の下の方を見ると木軸もありますね。
オーダーの流れとしては、
- 300種類ほどのペンブランクから軸を選択
- 好みの万年筆の形状を決定
- オーダー表への記入
- 詳細の打ち合わせと価格の決定
- 内金もしくは全額の支払い
- オーダー表確認書を受け取る
- 完成をまつ
という流れ。
内金を1万円入れる事で申し込めるのが怖いです。笑
お迎えしたもの
さて、ここまで素晴らしい軸たちを見せつけられて私はどうなったかというと、、
展示品もオーダー品も万年筆は購入しませんでした。
先月ブログで当分買わないと公言しましたので。
ただし、、、
こちらの3点をお持ち帰りしました。
真ん中に写っているのはシュクル。シュクルのガラスペンです。
インクの評価用としてガラスペンがどうしても1本必要でしたので、この機会にお迎えをしてしまいました。必要なものなのでノーカンで数えさせてください。苦
でもやっぱり万年筆をオーダーしたかった。
物欲だけ高まって、悶々としながら帰ってきたよしぞーでした。
次回のイベントまでに確実に字を上達させて、次は必ずオーダーしたいです。
イベントは9/10まで
いかがでしたでしょうか。
さて、helico in Tokyo 2017は9/10(日)まで開催されています。
楽しく素晴らしい出会いがいっぱいありますので、お時間が都合つく方はぜひ訪問してみては!
なお、私は午前と午後の2回顔を出しましたが、午前中はとにかく混雑しています。逆に午後からは空くようです。
展示品の購入を検討されている方は、午前中早い時間帯に。オーダーメイドを検討している方は午後になってからの方が軸材をゆっくり選べますし、詳細の打ち合わせに並ぶ時間が少なくて済むかと思います。
展示品とオーダーメイド品の両方を考えている方は長期戦を覚悟で行った方が良いですね^^