トラベラーズノートを使い始めて3週間経ちました。
日常的にトラベラーズノートを使っていると、丁寧に使っていても革カバーに傷がついてしまいお世辞にも美しい革状態とは言えない状態になります。
文房具屋に並んでいるトラベラーズノートが傷だらけで美しくないという、あの状態ですね。
陳列するトラベラーズノートは、新しいトラベラーズノートと綺麗に経年変化したものも一緒に並べたら良いのではと思うのですが^^
革製品は経年変化を楽しめるものですが、しっかり皮に向き合って定期的に手入れをしてあげることでより良い経年変化を楽しめます。
ということで本日はトラベラーズノートへ栄養補給です。
トラベラーズノートの手入れ
今回の手入れで用意したのは、コロニル1909。カラーはバーガンディです。
私のトラベラーズノートが茶色(ブラウン)でコロニル1909バーガンディとの色の相性が良さそうだったので試してみました。
個人的に皮の手入れはコロニルが最高だと勝手に感じております。
私の周囲の革好きの仲間にもコロニルファンは多いので、コロニルは革製品磨きのデファクトスタンダードなのかもしれません。
ちなみに公式サイトでは、ラナパー(無色透明)をお勧めしていますね。
ラパナーは蜜ロウとホホバ油を主成分とした100%天然素材のため、無色無臭でべたつきにくくさらっとしています。
塗ると色が深まり艶が出ることで傷などが目立ちにくくなります。
いよいよ手入れに入ります。
こちら手入れ前。
傷や汚れが目立つようになってきてますね。
汚れ落としクリームで汚れを落とした後、コロニル1909を注入していきます。
メンテ道具は、指。
指先でしっかりとクリームが浸透するまで塗っていくやり方が好きです。
満遍なくクリームを浸透させたら、最後にブラッシングをさせて完成です。
ブラウンとバーガンディとの相性は思いの外良く、良い感じで仕上がりました。
ついてしまった傷もほとんど目立たなくなりました。
まだ使い始めて1か月弱なので数年経過した時のようなツヤは出ていません。
良い状態を保たせ続けて数年後を迎えたいですね。
トラベラーズノートの革カバーについて
ちなみにトラベラーズノートの革カバーはタイ北部の都市チェンマイで作られており、植物性タンニンでなめした牛革をカットしゴムを錫製のパーツで留めただけのシンプルな作り。
タンニンなめしの革は表面の傷などが目立ちやいデメリットがありますが、使うほどに美しく経年変化していくという革本来の魅力を持っています。