趣味の文具箱(趣味文)46号が発売。万年筆使いの流儀や軟調ペン先特集をはじめ今回も読み応えあり!

軟調ペン先の万年筆 万年筆

趣味の文具箱(趣味文)の最新号である46号が発売されました。

趣味文は2ヶ月に1回ずつ発行される文具に特化した雑誌で、さまざまな文具が紹介されますが、その中でも万年筆の特集が多い雑誌。毎号、様々な特集を企画してくれてファンにとっては本当に雑誌です。

その中で今回の特集は「万年筆使いの流儀」というお題。オーソドックスな万年筆の選び方やインク・洗浄・メンテナンスという内容だけでなく、万年筆を取り扱うプロ(調整師)のお話などもあり読み応えのある内容となっています。

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趣味の文具箱46号

46号の特集は万年筆使いの流儀

より快適に楽しくつきあうノウハウを知る万年筆の流儀ということで、万年筆を選ぶ、筆圧測定、使う、インク、洗浄、日頃の扱い、メンテなどといった部分に焦点を当てた特集になっています。

この中でも調整の作法はとても興味深いもの。最近、ワーグナーにて調整師さんとの会話をする機会があったり、実際に自分の万年筆を調整してもらうこともありますが、調整のノウハウを教えてもらっているわけではない(聞けば教えてもらえるかもしれないけど別の会話で弾む)ので、調整にも様々なカテゴリがありそれぞれの対応方法があることを今回の趣味文では教えてもらえます。

プロがメンテナンスで使う「調整・修理・磨く・分解・観察」のための道具の紹介、ペン先調整の考え方や手法などが掲載されおり、メンテナンスしてもらう際にこういった知識を持っていると違う見方ができるかもしれません。

自分もいつかは簡単な調整をしてみたいな〜なんて考えていましたが、早くやりたくなりました。

万年筆解剖講座第20回は軟調ペン先の研究


今回の万年筆解剖講座では、軟調ペン先について特集されています。
私も軟調ペン先の万年筆はいくつか保有していますが、通常のペン先と比較してペン先がしなるため、独特の味のある字がかけます。もちろん独特の書き味ゆえ慣れは必要ではあるのですが、個人的には軟調ペン先を使いこなして味のある文字を自由に書きたいといった目標も。

ペン先の柔らかさを決める要因は、ペン先の形状・薄さ・切り割りの長さなど複数の要因がありますが、各社が販売されている軟調系万年筆によって作りが様々です。それによって筆記感も異なってくるので面白く自分に合う軟調ペン先・合わない軟調ペン先も当然分かれます。

縦にしなるタイプのペン先があったり左右に開くタイプであったり、さらにはハイブリッド(縦にもしなるし左右にも開く)もあります。


保有している軟調ペン先。左からプラチナ #3776 SF、パイロット912 SF、パイロット743FA。それぞれ形状が異なる。

こちらが3つの万年筆で筆記した文字。
成果物だけ見るとさほど違いは分からないかもしれませんが、それぞれペン先の形が異なるため書き味が大きく違います。この書き味の違いが書き手にとっての快楽につながるわけでさらに自分に合ったもの(気持ちよく筆記できるもの)をと沼に陥っていくわけです。※自分のこと

さて、今回の特集の少し前に、お付き合いのある方が下記のブログ記事を書きました。

しゅん : 万年筆とヌルリフィルの部屋|Pen_Saloon
万年筆と紙が好きで万年筆専用の紙ヌルリフィルを開発したペンサルーンのブログです。当ブログでは万年筆や紙に特化した情報を配信しています。

ヌルリフィルの開発者である聿竹さんのブログにしゅんさんが寄稿された記事ですが、万年筆のペン先の硬軟についてエンジニアとしての視線で書かれています。趣味文の特集と非常にリンクしている部分があり、趣味文で概要を知って、こちらのブログで詳細を学ぶといった読み方ができて非常に勉強になります。単にこの万年筆は柔らかいではなく、なぜ柔ないのかを力学的に知ることができます。

ぜひあわせてご覧いただければと思います。

プラチナ富士旬景シリーズの最新作


最後に、今回の趣味の文具箱の表紙を飾った、プラチナ富士旬景シリーズの最新作である「薫風」。
2017年に発売された春暁に続く2作目のモデルとなりますが、めっちゃ美しいですね。
このボディの曲線的なデザインは風のうねりを表現したもので、見る角度や光源によって様々な表情を見せるようです。
発売は2018年7月からで、ペン先のサイズはUEF、F、Mの3種類とのこと。
う〜ん、欲しい・・・。

こんな感じで今回の趣味文は、初心者の方にも通の方にも魅力的な内容が盛りだくさんの一冊に仕上がっています。

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