日本文具大賞機能部門でグランプリを受賞したオルファ株式会社から発売された「キッター」です。まずはグランプリおめでとうございました。
こどもの創造性を豊かにする工作の大切さは感じつつ、カッターなどの切る道具は怪我の可能性もある為、小さな子供に使わせるのは不安なもの。
そんな不安を極力解消したのがこのキッターで、「こどもが自由に工作を楽しめる”あんしん設計”」が施されており、刃を覆うことで起こりうる怪我を最小限に抑える工夫がなされています。
昨日のISOTでキッターについての説明を受けてきましたので早速紹介いたします。
カッターの前に、キッター
キッターは小さな子供でも思いのままに切ることを楽しめる安全性の高いカッターナイフ。
カッター本体+マウスのような形をした置き台もセットとなり、カッターを使うところから「お片ずけをする」までを考えられています。個人的にはこの専用スタンドにも釣れました。
キッターのあんしん設計
あんしん設計1
まずカッターの刃のほとんどの露出をプラスチックのカバーでかぶせて最小限に抑えることで、起こりうる怪我を最小限にしています。
カッターですから切る部分の刃は出てしまいますが、万が一怪我をしてしまっても致命傷にはなりません。
あんしん設計2
出っ張っている部分の刃だけでなく、刃の全体をプラスチックで覆っている為、刃の交換時なども刃を触ることなく交換することが可能です。
刃を出しすぎてしまった時も写真のような形で覆われていますので怪我に繋がりづらいです。
あんしん設計3
丸みがあって軽いのでこどもの手でも握りやすいのもポイントです。刃を出す出っ張りの部分の素材はプラスチックではなくゴム状の素材になっており刃の出し入れがしやすくなっています。細部にまでこだわりを感じました。
スタンドは刃折り器としての機能も!
さて、可愛らしいスタンドですが、刃折器としての機能も兼ねています。写真のような刃を差し込む穴が空いておりますので、刃を差し込んで山折り谷折りに刃を上下させてあげれば刃がスムーズに折れてくれます。カッターによっては刃を折る作業は大変なものがありますからありがたい価値です。
個人的には今でも刃を折るときに恐怖を感じながら折っていますが、キッターでは恐怖を感じずに折ることができました。
ISOT審査委員のコメント
第27回日本文具大賞でキッターが機能部門グランプリを受賞しましたが、審査員からは下記のコメントが発表されています。
(和田)
(前田)
http://www.isot.jp/Award/
前田氏のコメント、「今後、ヒトの初めての刃物は「キッター」になるだろう。」、まさしくその通りだと感じます。これで100%の怪我が防げる訳ではありませんが、従来型のカッターと比べて圧倒的に安全性が高まっており、はじめての子供にも安心して使わせてあげられますね。
キッターの発売について
さて、キッターはこれから発売される商品の為まだ店頭には並んでおりません。
2018年8月8日より先行販売される予定となってますので、子供用にカッターを検討されている方がいらっしゃればそれまで待ってみては如何でしょうか。
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