文具沼のバイブルと言うべき雑誌、趣味の文具箱vol.44(趣味文)が発売されましたね。
趣味文は、年4回(3月、6月、9月、12月)発売されますが、とにかく一つ一つの情報が魅惑的で深く、毎号文具好きにとってはたまらない内容です。
そんな趣味文の発売と重なり、先週12/8は趣味文の清水編集長が銀座伊東屋にて1日店員を務めるイベントを開催しておりました。私もお邪魔させていただき、編集長と様々なお話をさせていただくとともに購入した趣味文に清水編集長のサインを入れていただきました^^
vol.44は私にとって記念の一冊になりました。
趣味の文具箱vol.44
今回発売されたvol.44は「インク沼へ、ようこそ!」というキャッチコピーからはじまり、万年筆用のインクに特化した特集が組まれています。
ページを開くと各メーカーのインクがずらっと並んだ万年筆のインクカタログから始まり、最近発売された注目のインク・古典インク32色の色変化のチェック表・色素チェック・色分布などなどとにかく沼深い情報が盛り込まれています^^;
私自身もインクは20種類以上は持っておりインク沼に少しだけ足を突っ込んでおりますが、この特集を見ると自分はまだつま先だけと感じてしまうほど、今回の特集は危険ですね。笑
もちろんインクに関する情報のみでなく筆記具を始め多くの情報量が盛り込まれていますので、インク好きな方でなくとも今回の趣味文も買いです。
掲載写真のクオリティ
さて、初めて趣味文を見た時から感じていたことですが、趣味文の素晴らしさは記事の内容だけでなく掲載されている写真のクオリティの高さにもあると感じています。
筆記具を始め高級文具は美しいデザインのもの綺麗な色合いのものが多く、そのものを見ているだけでも心を満たせてくれます。
もちろんその後で所有したい!という欲求が生まれるわけですがw
私自身写真は好きなので写真に関して一通りの知識は持っていますが、実は筆記具の撮影は本当に難しく、相当の技術を要するのですよ。
撮影する筆記具をその筆記具と同じ形で撮影する技術、同じ色で撮影、編集する技術、無駄なものを映らせない技術、それらの技術があった上で最後により美しく引き立たせる技術など様々な要素が関わってきます。
そんな筆記具を、趣味文ではより正確により美しく掲載してますので、眺めているだけでも幸せな時間を過ごせてしまうのですよね。
ちなみに趣味文の撮影を任されているプロカメラマンは北郷 仁さん。
先日伊東屋で開催された趣味文のイベントで私もお世話になり、手帳を撮影していただきました。
北郷カメラマンに私の手帳を撮影してもらっている風景。この手帳の撮影だけでも20分・30分とかけて撮影をいただいてます。
自分が筆記具を真面目に撮影するときも30分・1時間と時間を費やします。それだけ費やしても納得のいく写真は撮れないのですが^^;
プロの北郷カメラマンに撮影をいただいた事で、改めて趣味文が掲載されている写真に対して相当な時間と労力をかけている事がわかった気もします。
毎号、掲載する情報量・その情報の深さ・そしてこういった写真のクオリティまで含め、本当に素晴らしい雑誌だと感じます。