現在、手帳用の筆記具は4色ボールペンを使っていて用途ごとに色分けをしています。
青はビジネス。
緑はプライベート。
赤は重要な事項や健康に関すること。
黒はその他もろもろ。
4色ボールペンで色を使い分ける事で、後から手帳を見直す際に分かりやすかったり、複合ペンだと1本のペンで完結出来るのでかさばらないといった恩恵を得られるわけですが、4色ボールペン主体で使うようになると横で寂しがっている子達がいます。
万年筆たちです。
私は1年ほど前までは、基本全ての書き物に対して万年筆を使っていました。
万年筆の中でも特に金ペンと言われる、ノブ(先っぽのインクが出てくるところ)が金で作られている万年筆は、使えば使うほど書き手に馴染んで本当に書きやすい相棒になります。
また、万年筆ならではの特有の書き味がボールペンにはない満足感を与えてくれます。
そんな万年筆達が使う頻度が少なくなって寂しがっているんです。
ネットを見ているとボールペン派の方も多くいるし万年筆派の方も多くいるようで、みんな上手く使っているなーと感心しています。
私自身も悩んでいる過程でこれが正解という答えは無いものですが、自分なりに手帳にはボールペンが良いのか万年筆が良いのかをまとめてみましたので、同じように悩んでいる方はご参考にしていただければと思います。
ビジネス用途の手帳用の筆記具は万年筆・ボールペンどちらが良いか
手帳の利用シーンは人それぞれですが、今回はビジネス用途での手帳活用を前提に書いています。
部署にもよりますがどんな仕事でも共通して言えるのが仕事をしている方たちは暇ではないという事。
納期・期限に追われていたり、たくさんのタスクを抱えていたりと、ゆっくりと手帳と向かい合える時間を取れるのは、朝と帰りのひと段落ついたタイミングだけという方々がほとんどではないでしょうか。
普段外出が多い営業マンなどは、机の無い場所で手帳に書き込むケースも多いです。ひどい場合だと電話しながら書くシーンもありますよね。
こういった目まぐるしく仕事に追われている状態だと、サッと手帳と筆記具を取り出して書き込む事ができるのが理想。
そう考えると準備にワンクッション必要な万年筆は不向きでノック式のボールペンが使いやすいという結論になります。
複合ペンならノックで色分けもできますしね。
最近だとノック式の万年筆もありますが、さすがに1本で色分けできる万年筆はありません。
次に、文字の太さもありますね。
万年筆の太さは、B、M、F、EF(EFが1番細い)というように何段階か分かれており、Mが1番オーソドックスな太さになります。
ただしMもかなり太めでして、私はFとEFの万年筆を保有して使っていますが、ボールペンと比べるとFでも相当太めになります。
したがってスケジュールなど細かな書き込みをするにはEFが適してくるのですが、EFだとカリカリしすぎて万年筆の良さが半減してしまいます。
次に、乾きのスピード。
万年筆のインクは書いてから少し時間を置かないとインクが乾きません。
書いてインクが乾く前に手帳をパラパラめくると重なり合うページに確実にインクが付いてしまいます。
万年筆で書いたノートを見返すと結構汚いですよ。
こうやって纏めると実用面では確実にボールペンに軍配が上がります。
では、なぜ万年筆を使うか。
これはもう万年筆愛でしかないような気がします。笑
不便なところも沢山あるけど、万年筆で書く事が好きなんだという万年筆愛。
だって、準備に時間がかかり、文字が大きくなって、インクの乾きも遅い、しまいにはメンテナンスにも時間かかるし場合によってはインク漏れする時もある。逆にボールペンはそんな問題をほぼクリアしている。
この状況で万年筆を選択するのは、万年筆が好きだからの一言に尽きますね^^
まとめ
なんだか感情的な結論になってしまいましたが、手帳に使う筆記具は実用面を考えたら多機能ボールペンがベスト。
実用面が劣っても万年筆で書く事が好きな方は万年筆。そんな感じだと思います。
私も万年筆愛の高い人間ですので、数ヶ月後にはボールペンやめて万年筆を使っている可能性もあり、その時はきっと、色を揃えたいとか太さを合わせたいとか様々な口実を作って新しい万年筆を購入しているのでしょうね(^^;)