ビジネスで使える4色ボールペン特集も3本目になりました。今回はゼブラから発売されているクリップオンマルチ1000の紹介です。
ゼブラクリップオンマルチ1000
クリップオンマルチシリーズは4色ボールペン+シャーペンの5機能ペンの先駆け的な存在で、最近のボールペン事情(インク事情)からすると、前回の記事で紹介したジェットストリームやアクロインキなどの低粘度のインクが主流になっている中で、クリップオンマルチは従来からある油性インクとなっています。
しかし侮るなかれ。クリップオンマルチはデザイン、機能面、書き心地など全て高いレベルで作られている4色ボールペン。4色ボールペンを選ぶなら是非選択肢に入れていただきたい質の高いペンです。
定価:1000円
カラー:黒、青、オレンジ、銀の4色
芯径:0.7mm(ボールペン)、0.5mm(シャープペン)
インクカラー:黒・赤・青・緑 + シャープペン
インク:油性インク
サイズ:軸径14.0×全長148.7mm
重量:24.2g
※クリップオンマルチ1000S という姉妹モデルもあり、こちらは赤、金、白、ライトブルー、ピンクの5種類が販売されています。
クリップオンマルチ1000のデザイン
クリップオンマルチ1000は、クリップオンマルチシリーズの中でもビジネスユーザー向けを意識した作りになっており、全体的に落ち着いたデザインが特徴。
私は黒を持っていますが、キラキラしすぎない黒の光沢とラバーグリップの黒との統一感、そして銀のアクセントがスマートさを醸し出しています。
ジェットストリーム4&1と全体的なディテールは似ていますが、ジェットストリーム4&1は全体的にマットに仕上げられており、クリップオンマルチ1000は光沢感があります。
※写真の上がジェットストリーム4&1、下がクリップオンマルチ1000。
グリップ部分は一般的なラバーグリップ。
必要程度のグリップ感はしっかりカバーされています。
こちらはクリップ部分です。ジェットストリーム4&1やドクターグリップ4+1と同じようにシャープペンのノック機能になっています。
少し余談ですが、クリップオンマルチ1000のクリップ部分は競合となる他者のマルチペンと比べて、突起が大きくなっています。
個人的な想定では、シャープペンをノックするときにノックがしやすいようにデザインされているのかなと感じてます。
この3本のペンの中では、間違いなく一番ノックがしやすいです。
デザイン的には突起が小さい方がスリムですが、ここは機能面を優先したのでしょうね。
クリップオンマルチ1000の書き心地
こちらクリップオンマルチ1000で書いたもの。
文字の美しさとかではなく、書き出しとか、ダマの出具合とか、とぎれ具合とか参考にしてもらえればと思いますが、私がクリップオンマルチを使って最初に感じたのは、「あれ?普通の油性インクってこんなに書き心地良かったっけ?」というくらい書き心地が良いです。
もちろん所々でダマが出来ていますが、このレベルなら個人的には許容範囲です。
最近、ジェットストリームやアクロインキなど低粘度のインクばかり使っており、従来からの油性インクを使っていませんでした。
各ブランドのイメージ戦略的なものにも洗脳されていたのでしょうかね。
クリップオンマルチを使ってみて、従来の油性インクを見直す良いきっかけにもなりました。
ネットで見ていると、クリップオンマルチのリフィルをジェットストリームに変更して使っているユーザーさんも多いようです。クリップオンマルチで書いた後にジェットストリームで書くと、確かにジェットストリームの方が滑らかに書けますが従来のボールペンらしい書き心地はそれはそれで悪くないですよ^^
シャープペンに関しては、ジェットストリームやドクターグリップと変わらず、多少のぐらつきがありますのでオマケ的な存在と考えて良いでしょう。ノックした時のカチカチというノック音はマルです。
まとめ
今回、クリップオンマルチ1000を紹介しましたが、ビジネス用途で使う1000円前後の4色ボールペンの中では1番お勧めできるのがこのペンです。
インクについては、付随されているインクで問題なければそのまま使えばよし、やっぱり低粘度のインクが良いのであれば、後からジェットストリームなどに入れ替える事も可能だと思いますので(入れ替えは自己責任で!)是非、保有していただきたい1本ですね!
次回ご紹介しますが、クリップマルチの上位モデルであるクリップオンマルチ2000も最高に素晴らしいペンです。
ゼブラさん、私のツボをよく押さえてらっしゃいます。
7 件のコメント