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【4色ボールペンレビュー】 ジェットストリーム ピュアモルト 4&1

ジェットストリーム ピュアモルト 4&1

4色ボールペンの特集も6回目となりましたが、今回はジェットストリーム4&1の高級ラインであるピュアモルト4&1の紹介です。
ピュアモルトは、ウイスキーを寝かせるための樽から生まれたペン。
オークの森で生まれて樹齢100年程度のオークがウイスキー樽となり樽として活躍するのが50〜70年。ウイスキー樽として活躍し終わったオークを再加工したものがこのピュアモルト。なんとも歴史のある1本ですね。※50〜70年の長い期間ウイスキーを寝かせるために使っていた木ですが、ウイスキーの香りはしません。

ジェットストリーム ピュアモルト 4&1

ジェットストリーム ピュアモルト 4&1
定価:2000円
カラー:写真はネイビーとブラック(他にカーマインが有ります)
芯径:0.7mm(ボールペン)+0.5mmm(シャープペン)
インクカラー:黒・赤・青・緑 + シャープペン

ピュアモルト4&1の基本スペックは、他の4&1と性能的・構造的な部分は変わりはありません。
グリップ部分がウイスキーオークで作られている事、それと芯径が0.7mmのみの販売という部分でしょうか。(芯は後から変更することが可能で、0.38mm、0.5mm、0.7mm、1.0mm(黒赤青)に変更が可能です。)
それとデザイン的に異なるのはクリップ部分やペン先、軸のつなぎ部分が他の4&1はシルバーで作られていますが、ピュアモルト4&1はブラックで統一されています。

以下に他のジェットストリーム4&1と並べた写真を貼りますので参考にしてください。

いつの間にかジェットストリーム4&1増えたなぁ。笑

最初にピュアモルト4&1を手にして感じたのは歴史。歴史というとニアンス的に少しおかしいですが、オークの木として生まれてから150〜170年、その長い年月の中でウイスキー樽として数十年の活躍を遂げて、さらにこれからペンとして新たに活躍していくわけですから感じるものがあります。

2000円という価格帯なので全体を見た時の高級感はさほどでもありません。本体部分は樹脂がベースなので。
ただ、黒を基調としたマットなデザインとウイスキーオークのグリップが程よい高級感を醸し出していてちょっとした保有する喜びも与えてくれます。
使うシーンにもよりますが、ビジネスの中でピュアモルトを普段使っていれば、お、いいペン使ってるな〜と周囲からも普通に感じてもらえるのではないでしょうか。

ジェットストリーム4&1と手帳
手帳と一緒でもしっくりきますね。

IMG_1816
ほぼ日手帳が分厚いので、ジャストフィットw

ジェットストリーム ピュアモルト4&1の書き心地

ジェットストリームの書き心地について、書き味についてはこれまでも記載させていただいていた通りの書き味ですのでこの場で言うまでもありません。
あのなめらかな書き心地です。ピュアモルトだけに限定しますと、ベースが0.7mmの芯径になりますので0.5mm芯径のものよりもさらに滑らかにかけます。
※0.5mm にも替え芯で付け替えることができます。

さて、これまでラバーグリップを使っていた方がピュアモルトなど木のグリップを考えた時に、木のグリップだと滑ってしまうのではという心配があると思います。
個人差はあると思いますが、この辺りの心配は一切不要で私が使っている限り滑るという感じは一切ありません。
逆にピュアモルトを中心に使っていると、ラバーグリップに持ち替えた際に妙なペタペタ感を感じてしまうくらいです。

また、ラバーグリップだと長年使っていると経年劣化してきますが、ピュアモルトだと経年変化を楽しめるという醍醐味もありますね。
革製品と同じく、木の製品は使い込んでいく過程の中で少しずつ風合いが変わっていくんですよ。なので長く愛着を持って使い込めるペンでもあります。
使っている方々の中には、ペンの調子が悪くなってしまった時に本体だけ新品に買い替えて、グリップは今までのものを使う方もいらっしゃいます。

ピュアモルト4&1とハンズ グリーン ブランチ プロジェクトの違い


余談ですが、グリップ部分が木でできたジェットストリームは2種類あります。
今回ご紹介したピュアモルト4&1(写真の下と真ん中)と、東急ハンズと三菱鉛筆のコラボで作られたハンズ グリーン ブランチ プロジェクト(写真上)ですね。
ハンズ グリーン ブランチ プロジェクトで使われている木が何の木かまでは調べられませんでしたが、見た感じの印象だけお伝えしますと、色合いからピュアモルト4&1の方がしっかりとした風格と重厚感があり、ハンズ グリーン ブランチ プロジェクトは明るく楽しい雰囲気があります。

まとめ

ビジネス用途で4色ボールペンを考えた際、1000円〜2000円の価格帯であればピュアモルト4&1は本命として考えてもらってもよいペンだと思います。
全体的なデザインの良さ、ジェットストリームの書き心地、自然なグリップ感はもちろんのことながら、経年変化を楽しめ愛着心を持って長く使っていけるという事が素晴らしいです。

最後に、個人的に一言、三菱鉛筆さんにお願いしたい事があります。
ピュアモルト4&1のさらに高級ラインを作っていただけませんか〜!
グリップ部分だけが木というのはちょっと寂しく、高くなっても構いませんので本体部分のデザインも強化していただきたいです。

当ブログで紹介した4色ボールペンリスト

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よしぞー

よしぞー

万年筆、ボールペン等の筆記具沼・ゲーム沼・美容沼、そして革沼など複数の沼のほとりにて、物欲のままに暮らしてます。このブログは使用した物のレビューを中心に好きなことを気ままに書いてます。ご覧になられた方が一人でも多く沼に堕ちてくれたら嬉しいです。

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9 件のコメント

  1. きれいな写真、詳しい説明でとても参考になりました。
    私としては持ち手がもう少し細いほうが好みなので、購入しようか悩んでおります。
    同じ質感で2&1があれば迷わず購入してしまうのですが。

    グリーンブランチプロジェクトの木は杉の間伐材だそうです。

    • きむさん、コメントありがとうございます。
      ピュアモルトシリーズの高級ラインで3機能ペン(2色ボールペン+シャープペン)があります。
      ボディ全体がウッドになるので3,000円と少しお値段上がってしまいますが、細めになりますし高級感もその分上がりますのでご検討の土台に乗るかもしれませんね^^

      URL貼っておきます。

      https://www.mpuni.co.jp/products/ballpoint_pens/ballpoint/puremalt/oil_based/mse_3005.html

      > グリーンブランチプロジェクトの木は杉の間伐材だそうです。

      ありがとうございます!
      ツルツルとした表情が独特でこれもまた良い表情出していますよね。

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