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ラミー2000 4色ボールペンレビュー・50年経っても売れ続けるLAMYの原点にして象徴的プロダクト

LAMY2000

4色ボールペンを語る上では外せないのが、ドイツラミー社より発売されているLAMY2000。

50年以上も前にデザインされたにもかかわらず、極限まで無駄を削ぎ落としたデザインと機能美は、現在も多くのユーザーの心を引きつけて止みません。

今回はLAMY2000(4色ボールペン)をレビューします。

LAMY2000について

LAMY2000

LAMY2000(ラミー2000)は、1966年に登場したラミーのデザインプロダクト最初の製品。

1963年、後にラミー社2代目社長となるマンフレッド・ラミー氏と、独立したばかりのデザイナー、ゲルト・アルフレッド・ミュラー氏が出会ったことで1966年にLAMY2000は誕生しました。ラミーのデザインプロダクト最初の製品として、50年以上の時を経た現在でも決して色褪せることなく、ラミーデザインの原点を伝える永遠のロングセラーとなっています。

LAMYの製品プロダクトは、社外デザイナーと共同で開発する手法を取り入れてることで有名ですが、この手法はLAMY2000からスタートし今日まで継承されていると聞きます。

ボディは樹脂とステンレスのコンビネーション。

磨き上げられた樹脂の表面には繊細なヘアライン処理が施されています。世界で初めてステンレス無垢材を用いて作られたスプリング入りクリップは、今なお人々の目を引きつけるものです。

私が感じるラミー2000は、シンプルなものでもあり、レトロを感じさせるものであり、機械的でもあり、アナログ的でもありと、いくつものアンバランスな要素が絶妙なバランスで融合され、魅力あるペンになっているように感じます。

中央に進むにつれて太くなるボディは自然とグリップ感も高めます。

クリップ部分にはLAMYの刻印。

LAMY2000のつなぎ目
LAMY2000はステンレスと樹脂の二つの素材を繋ぎ合わせた部分も稼働部もシームレスに繋がっており、ボディの繋ぎ目にほとんど気付きません。
これは製造の最終工程にて行われている入念な磨きからで、長い経験を積んだ熟練工が1本1本を丁寧に仕上げています。

ラミー2000の構造と書き心地

LAMY2000分解
LAMY2000を分解したところ。4Cリフィルが使えます。

4Cリフィルはマルチペンやショートペンに多く対応するもので、この規格を元に多くのブランドからインクリフィルが発売されています。ボールペン本体とは別のブランドであっても、4c規格サイズであればリフィルを差し替えて自分好みの書き味に変えていく事が可能です。

購入時に装着されているLAMY純正リフィルは、昔ながらの粘度の高いインクであるため、最近の低粘度のインクに慣れてしまっていると違和感を感じさせられます。

書き始めにインクが出ない、擦れる、書いてて滑らかさがない(ねっとりします)など、昔ながらの油性インクにある書き味です。

私自身もLAMY2000を購入した際は、「昔のボールペンってこんな感じだったな」と懐かしみながら純正リフィルを使っていましたが、数日後に別メーカーのリフィルに交換してしまいました。

ラミーのインクとジェットストリームインク
LAMY2000純正インクと、ジェットストリームとの比較。書き始めのフローの悪さが伝わるかと思います。

先ほど記載した通り、LAMY2000は4C規格になりますので、ジェットストリームやアクロインキなどの4Cのリフィルに交換できます。LAMY2000本体購入と一緒に好みの使い慣れた低粘度油性インクリフィルも購入し交換して使い始めることをお勧めします。

特にボールペンに詳しくない方へプレゼントする際は、プレゼント前にフローの良いリフィルに交換し、替え芯についての案内を差し込んだ上でプレゼントするのがよろしいかと。せっかくのLAMY2000が書きづらくてお蔵入りとなってしまうのは残念ですから。

尚、私はパイロットのアクロインキに差し替えて使用しています。アクロインキにした理由はジェットストリームと比較すると「滑らかだけど滑らかすぎない」こと、そして4cリフィルで緑も用意されていること、最後に1本あたりのリフィルの値段が100円と安いからです。※ジェットストリームの4cは200円します。

色の切り替え方

LAMY2000の色の切り替えは、「振り子式」と呼ばれるシステムで行います。この振り子式という手法が独特で初めて使う方は迷われますので説明します。

振り子式での色の切り替えは、色の付いている面を上にしてノックするとその色の芯が出る仕組みです。


青色のリフィルを出したい時は、青色を上にしてノックすると、


青が出てきます。

その他の色も同じです。補足として、クリップを上に向けると黒が出ます。
LAMY2000の芯の出し方

リフィルの変え方は特徴的ですので、それだけでも会話のネタになるかもしれませんね。

ラミー2000のノック感覚が特徴的

ラミー2000にてリフィルを出す際にノックしたときの感覚も特徴的です。

一般的に複合ペンで色を切り替えるときのノック音はカチッという音が聞こえますが、ラミー2000はジュリっという独特のノック音。

LAMY2000を店頭で初めて触らせてもらった時はこのジュリっというノック音に驚きました。

慣れるとレトロ感があって心地よく感じるようになりますし、また、カチッというノック音が会議中などでは目立ってしまう中、LAMY2000はノック音が小さくて良いというユーザーも多いようです。

ボディの経年変化

LAMY2000の経年変化
新しく下ろしたLAMY2000(万年筆)と長年使い続けているLAMY2000(4色ボールペン)。

写真でも伝わるかと思いますが、LAMY2000は長年使っていくとボディ全体に艶が出てきます。このような経年変化(エイジング)を楽しめるのもLAMY2000ならではの魅力です。

まとめ

市販されている4色ボールペンの中でも高級ラインのLAMY2000。私自身も購入して数年が経ちましたが、ビジネス用途で使う多機能ペンの中では最も持ち出す頻度が高いボールペンとなっています。

洗練されたデザイン、遊び心のある機能、美しく艶の出る経年変化、そして好みのインクで筆記できる喜びなど、使い続けていても飽きることがない素晴らしい4色ボールペンです。

12,000円と高価な筆記具ですが、LAMY2000はネットショップで購入すると安価に手に入れられます。是非お勧めしたい一本です。

当ブログで紹介した4色ボールペン

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よしぞー

よしぞー

万年筆、ボールペン等の筆記具沼・ゲーム沼・美容沼、そして革沼など複数の沼のほとりにて、物欲のままに暮らしてます。このブログは使用した物のレビューを中心に好きなことを気ままに書いてます。ご覧になられた方が一人でも多く沼に堕ちてくれたら嬉しいです。

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